9月13日（土）、三重県の鈴鹿サーキットで2025 Intercontinental GT Challenge第4戦・第49回 SUZUKA 1000kmの予選が行われた。SUPER GTからは、GOODSMILE RACING & Team UKYOがシーズンではグッドスマイル 初音ミク AMGとして使用されている車両で参戦し、予選24番手となった。

SUPER GTでは、SUPER GT Sporting Regulations第10条のなかで「GTAが認可した場合を除き、参加車両が本シリーズ以外のレースに参戦することは認められない」と定めており、本来は他のレースシリーズにSUPER GTの車両そのものを使って参加することはできないが、2024年11月、GTアソシエイション（GTA）とSUZUKA 1000kmを運営するSRO Motortsport Groupとの合意のもと、GT300車両をそのまま使って本大会に参加することを認めた。

この合意のもと出場申請が出され、先般GTAがブルテンにより認めSUZUKA 1000kmに出場しているのがGOODSMILE RACING & Team UKYO。谷口信輝／片岡龍也というSUPER GT同様のドライバーふたりに小林可夢偉を加え参加。カラーリングは通常のSUPER GTで使用するものの上から、この大会専用の新たなラッピングを施している。

レースウイークは9月12日（金）からスタートし、ペイド・プラクティス、ナイト・プラクティスが行われたが、雨が降ったり止んだりという難しいコンディションのなか、GOODSMILE RACING はやや苦戦。ペイド・プラクティス1は2分03秒487というベストタイムで総合26番手。ペイド・プラクティス2では2分03秒965で総合16番手、ナイトプラクティスでは2分03秒919で総合27番手という初日となった。

12日（金）の夜間には鈴鹿でも大雨警報が発令されるなど不安定な天候は続き、9月13日（土）は午前10時45分からプレクオリファイが行われた。途中で雨が降り出すなか、GOODSMILE RACING はこのセッションで2分03秒185というベストタイムを記録するも総合28番手という順位となった。

ただ、午後5時05分から3人のドライバーの平均ベストタイムで争われた予選は、途中赤旗中断やトラフィックでライバルたちが満足にアタックできない状況となったが、GOODSMILE RACING はまず谷口信輝がクオリファイ1で2分02秒897を記録。クオリファイ2では片岡龍也が2分02秒118を、最後のクオリファイ3では小林可夢偉が2分01秒361を記録し、3人が揃って高い平均ベストタイムをマークし14番手につけた。しかし正式結果では赤旗中断時の減速違反によるタイム抹消もあり、24番手という結果となった。

9月14日（日）は午後0時50分から1000km（6時間30分）の決勝レースが行われる。

谷口信輝：
初日はかなり苦戦していましたが、予選はタイヤの良いところを使い頑張った結果、14番手につけることができました（暫定結果時点）。ただまわりのチームが赤旗の影響を受けたりしているので、実際の順位はもう少し下なのかもしれません。
本来、僕たちが望むクルマの状態になっていれば、明日の決勝レースに向けても自信をもって臨めるのですが、金曜の走行から少し後手に回っている感じがあります。明日に向けてどうするのか決めなければいけませんし、今あるものの中から最善を尽くしたいと思っています。

片岡龍也：
現時点では少し厳しいレースペースが予想されています。ただ、ここからもう一段階クルマを改善していく予定なので、その点には期待したいです。とはいえウォームアップ走行があるわけではありませんからね。ただもし苦しい戦いになったとしても、来週にはSUPER GT第6戦がスポーツランドSUGOであるわけで、クルマを壊さず完走するというのも大切なミッションのひとつです。
もちろんその中でも、たくさんの方々が応援してくださっていますし、最後までしっかりと戦いきり、粘り強くレースを戦って行きたいと思います。

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