SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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松田次生 in SUPER GT

 

 

 2025 AUTOBACS SUPER GTの最終戦となった「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」で、SUPER GTでの活動に終止符を打った松田次生選手(No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z)。松田は2000年の第5戦でGT500クラスにデビューし、この年は3戦に出場した。そして翌年からはNo.64 Mobil 1 NSX(Nakajima Racing)でレギュラー参戦を開始し、この年の第5戦で初優勝。その後はNISMOやTEAM IMPUL、KONDO RACINGなどNISSAN系チームに所属して勝ち星を重ねて、2014、15年と連続でGT500クラスのチャンピオンを獲得。さらには今季の第6戦スポーツランドSUGOでの優勝で、自身が持つGT500クラスの最多勝利記録を25勝に更新して、あとに続くライバルを大きく引き離す(※)実績を挙げた。

※歴代の2位は立川祐路の19勝、2025年現役で続くのは野尻智紀の10勝

 

 

松田次生 in SUPER GT

 松田次生は、2000年の第5戦TIサーキット英田(現在の岡山国際サーキット)でGT500クラスにデビュー。2025年の最終戦もてぎまでで、通算203戦(シリーズのみ)に出場し、タイトル獲得は2度(2014、2015年)、25勝(歴代1位)、ポールポジション3回(※)という記録を残した。

※2024年第7戦オートポリスのポールポジションは名取のみの走行で獲得したが、この年は合算方式の予選のため、松田にも獲得の記録が残っている

 

◎デビューレース

 1979年6月に三重県桑名市で生まれた松田次生は幼少時からクルマが大好きで、近隣の鈴鹿サーキットなどのアトラクションのゴーカートによく通う。1993年にレーシングカート競技を開始し、1996年に国際大会で優勝。翌年から鈴鹿サーキットのレーシングスクール(SRS-F。現Honda Racing School Suzuka)に入校し、1998年から全日本F3選手権に参戦。全日本GT選手権(SUPER GT前身)には2000年第5戦からGT500クラス参戦を開始した。

 


No.30 綜警 McLarenGTR(岡田秀樹/松田次生)
2000.9.10 Rd.5 TIサーキット英田

 

 

◎2001年に初優勝

 翌2001年にはNakajima RacingのNo.64 Mobil 1 NSXでドミニク・シュワガーと組んでGT500クラスにフル参戦。その年の第5戦もてぎで初優勝を達成。翌年はラルフ・ファーマンと組んで、シーズン3勝を挙げたが、ドライバーランキングでは惜しくも2位となった。Nakajima Racingには2005年まで所属(2004年からはNo.32 EPSON NSX)して、5勝を挙げている。

 


No.64 Mobil 1 NSX(ドミニク・シュワガー/松田次生)
2001.9.16 Rd.5もてぎ

 

 

◎NISMOに移籍して8戦目に優勝

 2006年にNISSAN系のチームであるNISMOに移籍し、本山哲とコンビを組む(No.23 XANAVI NISMO Z)。早々の開幕戦鈴鹿では2位表彰台。第8戦オートポリスでは移籍後初の優勝を掴んだ。

 


No.23 XANAVI NISMO Z(本山 哲/松田次生)
2006.10.15 Rd.8オートポリス

 

 

◎TEAM IMPUL星野一義監督の下でも活躍

 NISMOでの2年目は表彰台2回も未勝利となり、翌2008年はTEAM IMPULに移籍し、セバスチャン・フィリップと共にNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rをドライブ。レジェンドドライバーの星野一義監督の下で、第6戦鈴鹿、最終戦(第9戦)富士と2勝を挙げた。IMPULには2013年まで所属して、6勝を挙げている。

 


No.12 カルソニック IMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ)
2008.8.24 Rd.6鈴鹿

 

 

◎NISMOに復帰して2014、15年と連続GT500チャンピオン

 2014年からはNISMOのエースとして復帰を果たして、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rを駆る。IMPUL時代にも組んだロニー・クインタレッリとのコンビで、第3戦オートポリスで優勝。最終戦(第8戦)もてぎでこの年2勝目を挙げ、初のシリーズチャンピオンに輝いた。翌2015年も引き続きクインタレッリとNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rをドライブして、第2戦富士と第7戦オートポリスと2勝して、連覇を達成した。2023年までNISMOでステアリングを握り12勝を重ねた。

 


No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)
2014.11.16 Rd.8もてぎ

 


No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)
優勝シーン:2015.11.1 Rd.7オートポリス
チャンピオン獲得:2015.11.15 Rd.8もてぎ

 

 

◎最後の優勝

 そして、2024年にはKONDO RACINGに移籍してGT500クラスルーキーの名取鉄平と組んでNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Zをドライブ。同チームは長くヨコハマタイヤを使用しており、松田としてはブリヂストン、ミシュランでトップを争ってきたノウハウを、このチーム、若手に残したいと奮起。チーム1年目の第7戦オートポリスでは名取がポールポジションを獲得。そして今年、第6戦スポーツランドSUGOでは予選5位から松田がトップを争う位置に浮上し、ラストラップで名取が逆転して優勝するという“最良の結果”を成し遂げた。これが松田にとって通算25勝目で、自身の最多勝利記録を更新した。

 


No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(松田次生/名取鉄平)
2025.9.21 Rd.6SUGO

 

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