SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

News

2025モータースポーツ開幕イベントにGTA坂東代表が参加し、国内モータースポーツの代表者らと集う

 

 

 3月8日に鈴鹿サーキット(三重県)で全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)が開幕したが、この中のイベントに株式会社GTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表が招待され、他カテゴリーの代表者とともに鈴鹿に来場したファンに向けて今季の日本モータースポーツ開幕へのメッセージを語った。

 SFの開幕戦は2レース制の大会で、8日(土)には第1戦の予選および決勝が行なわれた。晴れに恵まれたこの日、寒風はほとんど吹かなかったものの薄曇りで、肌寒い一日となった。
 正午過ぎからGPスクエア(イベント広場)のステージにおいて「モータースポーツサミット」が開催され、壇上にはGTAの坂東代表、株式会社日本レースプロモーション(JRP)の上野禎久代表取締役社長、スーパー耐久未来機構(STMO)の桑山晴美副理事長が登場。SUPER GTに、SF、スーパー耐久(S耐)と日本の3大モータースポーツを運営する代表者3名が、一堂に会してのトークショーは極めて稀なこととあって、開始前から熱心なファンが集まっていた。

 


モータースポーツサミット(トークショー)に参加した日本の3大モータースポーツの代表者たち。
左からSUPER GTの坂東正明GTA代表、SFの上野禎久JRP社長、S耐の桑山晴美STMO副理事長。

 

 SFの上野社長からは何度か”お誘い”があったが、意外にも「初のスーパーフォーミュラ大会への来場」と語った坂東代表。「この3カテゴリーは、各々で努力しながらみんな一生懸命がんばっている」と切り出すと、S耐が開催する24時間レースに触れて「日本で24時間レースが行なわれるというのはすごいこと。開催まで作り上げたのがすごい。僕らも24時間レースをやれたらやりたい」との発言も飛び出した。一方、SF、S耐では観客増員を意識した取り組みを続けているというが、「僕も(S耐の)桑山さんもすべてGTAさんを手本にしたんです」と上野社長が言えば、「本当にそうなんです。現在もSUPER GTからは学ぶことしかないです」と桑山副理事長も続ける。それに坂東代表は気恥ずかしいのか、苦笑いの面持ちとなった。

 

 

 その後、3人はそれぞれのカテゴリーならではの魅力を語る。坂東代表は2023年以前のフォーマットに戻すことになったSUPER GTの予選方式に言及。タイヤのセット数やさまざまな状況を踏まえた上で、昨年Q1、Q2の2セッションのタイムを合算してポールポジションを決定する予選方式へと変更したが、少々わかりづらかったこともあり、今シーズンは2023年シーズン以前の方式へ戻すと説明。ライブステージならではの笑いも織り交ぜつつも、「レギュレーションを変えなければいけないものは変える」と、より良いレースを行なうための努力は惜しまないという姿勢をアピールした。

 

 

 また、「日本のモータースポーツをより多くの人たちに知ってもらうためにプロモーターも頑張っているので、ぜひ現地で観戦してほしい」と坂東代表の発言に上野社長、桑山副理事長も大きくうなずいて賛同。モータースポーツの発展には「ファンからの応援が必要」という共通の気持ちをファンに届け、ステージを締めくくった。

 

 


 

 

 

 この後、坂東代表はSF開幕戦の決勝レース前に行われた「2025モータースポーツオープニングセレモニー」にも列席。日本自動車連盟(JAF)の野津真生専務理事、JRP近藤真彦会長、STMO豊田章男理事長、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の鈴木哲夫会長とともに姿を見せた。

 

 

 JAFの野津専務理事に続き、マイクを手にした坂東代表は「SUPER GTは今年6月末にマレーシアで2013年以来の開催となる、海外戦を行ないます。レース開催数は昨年と変わらない8戦なので、鈴鹿が1戦少なくなってしまい申し訳ございませんが、マレーシア大会を通じて新しい東南アジアの仲間と一緒にSUPER GTを大きくしていきたいと思っています」と意欲を語った。さらに、近藤会長、豊田理事長、そして鈴木会長とそれぞれカテゴリーが異なるものの、垣根を超えてモータースポーツに託す”想い”を口にし、さらなる盛況を願った。

 


日本自動車連盟 野津真生専務理事


日本モーターサイクルスポーツ協会 鈴木哲夫会長

 

 イベントMCの辻野ヒロシアナウンサーが「さぁ、今日から日本のモータースポーツが”オンシーズン”になります。ファンのみなさんも、ぜひアクセル全開で一緒にシーズンへ突入していきましょう!」とセレモニー後のSF開幕戦に向けて、スタンドのファンへ”スイッチン・オン”を訴える。最後に、SUPER GTとSFでKONDO RACINGも率いる近藤JRP会長が「2025年、私たちプロモーター、フェデレーション、選手は一生懸命頑張って、一丸となってモータースポーツを盛り上げていきたいと思います。ぜひ期待してください」と音頭を取り、全員が「ワクワクするモータースポーツシーズンの開幕を宣言します!」と声を揃えての開会宣言を行なった。

 


スーパー耐久未来機構 豊田章男理事長

 


株式会社日本レースプロモーション 近藤真彦会長

 

AUTOBACS
  • TOYOTA GAZOO Racing
  • Honda RACING
  • NISSAN
  • SUBARU
  • BOSCH
  • J SPORTS
  • ZF
  • PONOS
  • ETS
  • GRAN TURISMO
  • TORAY
To Top