SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

News

【第1戦 岡山:予選日】ポールポジション記者会見

 

第1戦 岡山国際サーキット:ポールポジション記者会見

GT500 Class

No.14 ENEOS X PRIME GR Supra

大嶋和也

「今年のクルマは自信持って(アクセルを)踏める」

 昨年から今年にかけてエンジニアと監督において体制が変わって。正直、最初から結果を出すのは難しいかなと思ってたんですけど、チームみんなでいろいろシーズンオフにがんばって準備してきて、その成果がいきなり出せたっていうのも本当にうれしいなと思ってます。

 朝(の公式練習では)、結構路面温度も高くてテストのときとフィーリングが全然違うし、クルマもいろいろ直した方がいいんじゃないかとか悩んだ部分もあったんですけど、午後のコンディション変化とかを見越してしっかり合わせ込めたのかなと思ってます。

 僕としても、昨年なかなかクルマを乗りこなせなくて苦しいシーズンだったんですけど、ほんとに今年のクルマは自信持って(アクセルを)踏めるし、非常にいい流れでここまで来れてるので、いい予選だったなと思います。

 昨年、ほんとに苦しいシーズンを送ってきたんで、今年の開幕戦ではポール(ポジション)から優勝して、流れを一気にガラっと変えて、今年はチャンピオンを狙っていきたいなと思っています。

 

福住仁嶺

「うまく1周をまとめられたことによって、久しぶりのボールが獲れた」

 公式練習では、ほとんど(GT500クラス)専有(走行)の前にロングランをして専有に行った形で、ほとんど乗ってなかったんですけども、公式練習でのコンディションっていうのがすごい難しいコンディションで……。多分、周り(のクルマ)も苦戦してたと思うし、そのときのクルマのバランスみたいなところはいろいろと課題があるのかなと思ってたんですけども、実際に予選が始まって、Q1の大嶋(和也)さん…今回、予選で使ったタイヤがQ1とQ2で(タイヤの仕様が)近かったんですけども、大嶋さんが使ったことのないタイヤでいきなり3番手(のタイムを)出してくれて。で、その流れでQ2に向けて大嶋さんのフィードバックを聞きながら、エンジニアさんにクルマを少しアジャストしてもらいました。その効果もすごくあったと思うし、うまく1周をまとめられたことによって、自身久しぶりのボール(ポジション)を獲ることができました。

 今年、体制が変わったなかで不安要素はいろいろあったんですけども、とにかく去年に比べてチームの雰囲気もいいですし、本当に”ワンチーム”でいい体制できてるのかなと思うので、このポールポジションっていうのは、開幕戦で獲ることができて非常にうれしいと思いますし、とにかく感謝です。

 明日の天候がどうなるか次第では、ほんとに難しいレースになると思うんですけども、岡山のレースは個人的にあまりいい思い出がなくて。自分には、荒れたレースのなかでの強さみたいなところがまだちょっと欠けてる部分があるかなと思うので、しっかりといろんなシチュエーションを考えながらチームと話をして、走り方も、もっともっと良くしたいなと思っています。明日はいいレースをしたいなと思ってます。

 

 

GT300 Class

No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG

谷口信輝

「ポールポジションは想像もしていなかったので驚きのほうが大きい」

 公式練習では片岡選手が走り始めて、タイヤのチェックやセッティング等クルマのチェックをして、あとは僕が中古タイヤでロングランをしたんですけど、あまり(感触は)良くなくて、むしろ“だいぶ厳しいな”という状態でした。それでも「Q1を谷口が行け」と言われて、(公式練習で)ニュータイヤを履くこともなく、だいぶ使った中古タイヤしか履いていなかったので、Q1を無事に通過できるかどうか自分のなかで心配がありました。実際に予選を走っている時も僕のメーターで26秒0、最後になんとかひねり出して25秒9だったんですけど、朝の公式練習のタイムを見ていただけに”このタイムじゃヤバくない?”と。それがアタックを終えてみたら「2番手」と言われて、“意外と周りは(タイムが)出なかったんだな、コンディションが悪かったのかな”という印象ですね。

 そしてQ2に片岡選手がいったら……僕らはQ1のA組だったんですけど、B組からタイムが上がり始めていって、Q2に入ったらライバル勢もすさまじいタイムを出してきて、“スバル(61号車)もアストンマーティン(777号車)もレオン(65号車)も速いなぁ”と思っていたら、4号車がセクター1~2を赤(ベストタイム)→赤できた時に、「頼む、最後も頼む」って言ったらボーンと(トップに)きたので我がピットは盛り上がりました。正直、僕のなかでは想像もしていなかったので、嬉しい気持ちより驚きのほうが大きいですね。すごく”グッジョブ”だと思っています。  ポール(ポジション)なんて微塵も予想もしていなかったので、自分の仕事を終えてチームウェアに着替えていたんですけど『「ヤッター、ポールだぁ」』ってピットが盛り上がって2秒後に「着替えなきゃ。片岡が帰ってくるまでに着替えなきゃっ」てことで5秒で着替えました(笑)。

 今日は本当に予想外のいい結果で、今夜あまり騒ぎすぎないようにしないといけないですね。明日の天気はまだ分かりませんが、僕はなんとかドライでやりたいと思うので、雨雲にちょっと早回しで通過していただきたいなと願いながら寝ようと思っています。明日のことは明日になってみないと分からないので、とにかくいい流れを願いつつ全力で頑張ります!

 

片岡龍也

「過去で一番イメージに近いクルマで自分が走りたいように走れた」

 公式練習で予選シミュレーションに近いことをやって、その時点でニュータイヤでのバランスについて手応えは感じていましたが、ポール(ポジション)を獲れる獲れないという次元ではなく、“そこそこ上位にはいけそうだな”というものでした。ただ、その後のロングランなどをやって、いろいろな課題が見えてきたなかで、明日は天気も分からないですし、”まずはできるだけ上(のポジション)を狙っていきたいね”というところで谷口さんのQ1を見ていて……谷口さんはQ1にいく前からずっと「俺は中古タイヤしか履いてないし、ニュータイヤ履いてないし」ってすごく不安な状態で探り探りだったと思うんですが、そのなかでもグループ2番手で帰ってきてくれたので、やはりクルマの仕上がりもある程度確認ができたかなと。

 さらにそこから、谷口さんのフィードバックと、もう少し路面が良くなるということも含めてセットアップを変えてQ2に挑みました。セット変更してコンディションの良くなる分なども加味すると”これぐらいグリップしてくれたら、この手応えがあったら嬉しいな”という期待をしていったところがほぼ合って、自分的には思ったとおりに、走りたいように走れて、実際にタイムもすごく良かった。ただ、コンディションもいいし、ここのコースではだいたいBRZ(61号車)がポールポジションを獲るので、”(自分たちは)そこそこ上位だろうな”という感じだったんですが、無線から聞こえるエンジニアの声よりも後ろのにぎやかさで“なんか、これ、良かった感じかな!? ”ということを感じ取れて、その後に『多分ポール獲れそう』だと。自分でも驚く結果でしたし、過去で一番イメージに近いようなクルマに仕上がっていて……その環境で走らせてもらえて楽しかったです。

(校長*)先生的には『諦めずに最後まで走れ』と言いたいところなんですが、ここまでの手応えでいうと“予選の方が自信があるかな”という状況だったので、逆に明日天気によって、いわゆるイレギュラーが起きることによって、そこはベテランの味を出しつつ、いいところからスタートできるので理想は(ポジションを)守り切りたいですね。ただ、開幕戦という1年の流れを作る大事なレースなのでしっかりポイントは獲って帰りたいなと思います。

*片岡はTOYOTA GAZOO Racingの育成プログラム(TGR-DCレーシングスクール)の校長を務めている。

 

AUTOBACS
  • TOYOTA GAZOO Racing
  • Honda RACING
  • NISSAN
  • SUBARU
  • BOSCH
  • J SPORTS
  • PONOS
  • ETS
  • GRAN TURISMO
  • TORAY
  • sevenxseven
To Top