SUPER GT 2026 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第1戦 岡山:決勝日】GT500レビュー:王者au TOM’S GR Supraが予選2位の雪辱を果たして逆転勝ち!38号車のルーキー小林は健闘するが惜しくも2位

 

第1戦 岡山国際サーキット:決勝 GT500レビュー

 2026 AUTOBACS SUPER GTの開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の決勝レースが、4月12日に岡山国際サーキット(1周3,703m×82周)で行われた。好天に恵まれ気温が24度に達する中で、決勝レースがスタート。GT500クラスは予選2位の3連覇チャンピオンのNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が、レースでの強さを発揮し逆転で岡山3連勝を決めた。GT300クラスはNo.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)が、ポールポジションから実質トップを譲らず走り切って優勝を飾った。

□天候:晴れ| コース:ドライ| 気温/路面温度 スタート時(13:20):24℃/39℃、序盤(14:00):23℃/36℃、中盤(14:30):22℃/35℃、終盤(15:00):22℃/34℃、ゴール時(15:23):21℃/32℃。

 

 

 

■レース前半は38号車の大湯が速さを発揮して、36号車の山下を押さえてトップでレースを折り返す

 2026シーズンの開幕戦となる第1戦岡山大会の決勝レースは午後1時20分より、岡山県警察の4台の白バイの先導による1周の交通安全啓発活動のパレードランに続き、フォーメーションラップを経て、82周の熱い戦いの火蓋が切られた。

 ポールポジションからスタートしたNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)の大湯がそのままトップで1コーナーを制し、予選2位のNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)の山下を従えて順調に周回を重ねていく。

 その後方では予選7位スタートのNo.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)のバゲットが6番手で1コーナーに飛び込むと、1周目のヘアピンでNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)を、そして3周目のリボルバー、パイパーと連続する左コーナーでNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)をも捉えて4番手、さらに7周目のリボルバーコーナーでNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)のインに飛び込んで3番手に浮上した。

 この辺りからGT500のトップ集団の前方にはGT300車両が現れ始め、トップの38号車はこれを抜くのに、なかなか2番手以下との差を広げることができないでいた。だが、この集団を切り抜けてからは徐々にリードを広げ始め、15周目までに36号車との差を2秒とすると、25周目には4秒弱に広げた。しかし36号車も負けじとペースを上げ、27周目までに再び2秒差にまで戻した。

 レースが規定周回の3分の1を消化すると、29周目からピット作業に入るチームが現れ始めた。2番手を走る36号車も32周目にピットイン。山下から坪井に交代してコースに復帰する。続いてトップの38号車も33周目にピットイン。大湯から小林に交代してピットを離れた。

 ところがコースに戻った38号車の前にはNo.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が立ちはだかる。この37号車は予選Q1でエンジンからの異音を感じ、決勝に向けてエンジン交換を行なった。これで決勝レースがスタートした後で5秒間のペナルティストップが予め義務付けられており、6周目にこれを消化した結果、順位を大きく落としてここにいたのだ。

 とはいえまだピット作業を終えていない37号車は同一周回の車両。周回ペースも遅いわけではないため、ブルーフラッグ(周回遅れに対し後続に進路を譲る義務を示す青旗)の対象にはならない。GT500ルーキーの小林は37号車を自力でオーバーテイクしなければならなかったが、まだ熱の入りきっていないタイヤと車間を詰めればダウンフォースが抜けてしまうGT500車両の特性もあり、38号車はなかなか37号車を攻略できないでいた。

 36号車の坪井はこれを逃さず一気に38号車との間隔を詰め、35周目には僅か0.541秒差に迫ると、37周目のバックストレートでアウトから並びかけ、38号車を抜き去ると、37号車も難なく攻略し、38号車との差を広げにかかった。

 

 

■決勝で王者の強さを示した36号車の坪井と、大健闘と讃えられるも悔しさを噛みしめる38号車のルーキー小林

 38号車の小林もようやく37号車を抜き去るが、40周を終えた時点で36号車との差は5秒にまで開いていた。その後も36号車は着実に38号車を突き放しにかかり、ピットインを延ばす策を採ったNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)が39周目、No.8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)が43周目にようやくピットに入ったところでトップに立つ。すると36号車の坪井は45周目に6秒、50周目は9秒弱、55周目には13秒弱とその差を開いていく。そして、最後は38号車に約19秒もの大差をつけて82周をトップで走り切った。

 これで王者、No.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)は岡山戦で3連勝を達成。GT500クラスの4連覇に向け幸先の良い勝利を挙げることになった。2位にはNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)が入った。これで、TOYOTA GR Supra GT500にとっても3年連続のワン・ツー達成。
 またGT500デビュー戦となる38号車の小林は早くも表彰台の獲得となったが、レース後の会見では嬉しさよりも1位を守れなかった悔しさを口にし「課題しかない週末だった」とGT500初戦を振り返った。

 そして3位にはNo.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が入り、昨年の第3戦マレーシア大会以来の表彰台を獲得。またこのレースがデビュー戦のHONDA HRC PRELUDE-GT勢では、予選9位からスタートしたNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)が獲得した6位が最上位。No.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が7位となった。

 

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