SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第1戦 岡山 : 決勝】決勝速報: 荒れた展開でも見事な逆転で王者au TOM’S GR Supraが岡山を連勝!GT300もLEON PYRAMID AMGが逆転勝利

 

第1戦 岡山 : 決勝速報

 

 2025 AUTOBACS SUPER GTの開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の決勝レースが、4月13日に岡山国際サーキット(1周3,703m×82周)で行われた。晴れだった前日の予選と打って変わり、午前中からレース途中まで雨、そして後半は雨が上がって路面が乾いくという難しい展開の決勝レースとなる。この中で2024年王者のNo.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が予選2位から見事な逆転優勝を決め、3連覇に向けて好スタートを切った。GT300クラスは予選4位のNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)が、雨の前半も路面が乾いた後半も速さを見せて勝利を手にした。

 2025年の開幕戦は、雨の影響でセーフティカースタートとなった上、レース序盤からアクシデントがあって赤旗でレースが中断。その後、再開すると予選2位のNo.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)の坪井が、ポールシッターのNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)を捉えてトップに立つ。さらにレースは何度かセーフティカーが入り、天候の回復で路面が乾き出すと晴れ用タイヤへの交換を迫られる難しい展開となったが、1号車は築き上げたリードを何度も失いながらも終始安定した走りで周回を重ね、タイヤ交換もノーミス。後半は山下が後続に最後まで付け入る隙を与えずに82周を走り切って逆転の優勝、そして岡山での連勝を飾った。その後ろでは、14号車を抜いたNo.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が2番手でゴールするも、他車をコースアウトさせたため10秒のタイムペナルティで6位に降格。これで、14号車が2位。3位はNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)となる。これでTOYOTA GR Supra GT500が、2025年開幕戦の表彰台を独占する結果となった。

 Honda CIVIC TYPE R-GT勢の最上位はNo.8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)の4位。Nissan Z NISMO GT500勢ではNo.23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)の7位が最上位だった。

 GT300クラスの前半はトップを争う予選2位のNo.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)とポールポジションのNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)が接触し、777号車はコースアウト。4号車もペナルティで後退。これでNo.65 LEON PYRAMID AMGの菅波冬悟がトップに立った。一時はNo.18 UPGARAGE AMG GT3(小林崇志/野村勇斗)にトップを譲るも、終盤に65号車の蒲生が追い付き、サイド・バイ・サイドに持ち込む。この際に2台は接触して18号車はコースアウトし、65号車は5秒のタイムペナルティを背負うが、2番手のNo.26 ANEST IWATA RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/安田裕信)にそれ以上の差を付けて優勝を決めた。3位にはNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/平手晃平)が入った。

■観客動員 4月13日(決勝日/雨・曇り)14,500人/12日(予選日/晴れ・曇り):8,700人。

 

 

優勝選手コメント

 

GT500クラス

No.1 au TOM’S GR Supra
坪井翔
「昨日悔しい思いをしましたが、ウェットには自信があったので、勝って終わると気合いを入れて、どんなコンディションでも絶対抜いてやると強い気持ちでスタートしました。序盤に仕掛けることもできて、リードも拡げられたし、路面が乾いてく中でウェットタイヤのコントロールも上手く行ったので、これで昨日の借りは返せたかなと思います。チームもうまくまとめてくれて、作戦も完璧でした。この点でも今日は言うことないと思います」

山下健太

「去年と同様に坪井選手とチームが後続とのギャップを作って、僕に渡してくれたので余裕を持って残りを走れました。途中でセーフティカーが入ったときは『なんだよ!』と思いましたが、ちゃんとタイヤも温められて、再スタートしてから大分差を開くことができました。自分の考えていたことはできたかなと思いました」

 

GT300クラス

No.65 LEON PYRAMID AMG
蒲生尚弥
「とても難しい展開のレースでした。チームの判断と菅波選手が雨の前半でタイヤをセーブして長く走ってくれたので、良かったと思います。ただ、最後に僕が18号車(UPGARAGE AMG GT3)にぶつかってしまったのは申し訳ないですが、これもレースなんで…思い切って追い越しをし掛けました。ここは僕の地元なので家族や知り合いも応援してくれていましたから、勝てて良かったです」

 

菅波冬悟
「このチームに今年復帰しての初レースでしたが、優勝できて本当にめちゃめちゃ嬉しいです。今日のスタートのコンディションはとても難しくて、その中でもブリヂストンタイヤのパフォーマンスがすごく高くて、チームもクルマを上手く仕上げてくれたので走っていて楽しかったです。でも、蒲生選手のテンションが勝ったのに低いので、このあとに蒲生選手がもっと喜べるようなレースをしたいですね」

 

 

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