SUPER GT 2026 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第2戦プレビュー】富士3時間レースは序盤戦の流れを見定める大事な長距離戦!

 

 

今年もゴールデンウィークの5月3日(祝/日)、4日(祝/月)に静岡県の富士スピードウェイで2026 AUTOBACS SUPER GT 第2戦「FUJI GT 3 Hours RACE GW SPECIAL」が開催される。この第2戦は今季最初の3時間レースとなる。開幕戦など大半は300kmレースだが今回は3時間レースであり、順当に3時間を走れば、富士なら約500km程度で、ピットインの義務付けは2回となる。それだけにドライバーの走行順やピットインのタイミングなどレース戦略がいつも以上に勝敗の鍵となる。指揮を執る監督やエンジニアの手腕にも注目したい。さらに第3ドライバーの起用も認められるため、そちらの活躍も楽しみだ。また前戦で上位入賞したマシンにはサクセスウェイトが搭載される。これで各車の戦闘力差も縮まって更なる混戦となるだろう。いつも以上に見どころ豊富な第2戦富士だ。推しチームをひたすら見守るのも、各チームの戦略を見定めるのも、そしてホットなバトルで盛り上がるのも良しだ。富士スピードウェイで、J SPORTS中継で思う存分SUPER GTを楽しんでほしい。

※トップの写真は2025年の第2戦富士より。以下の写真は開幕戦岡山のもの。

 

■王者36号車vs.38号車も第2ラウンドへ! TOYOTAのホーム富士もGR Supraが主役の予感

 前戦の開幕戦岡山は3連覇王者のNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)と、進境著しい大湯がけん引するNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)の一騎打ちとなった。予選はその速さを遺憾なく発揮した38号車の大湯がポールポジションで、36号車の坪井は2位となった。決勝前半も大湯が山下を抑えてレースをリード。しかし、38号車のGT500ルーキーの小林は、王者36号車の坪井を抑えきれず、36号車が勝利を遂げた。
 昨年の富士2戦は勝利を分けている(第2戦は38号車、第4戦Race1は36号車)ので、今大会も当然勝利を狙ってくるはずだ。この2台のGR Supra GT500が本命視され、特に悔しさを噛みしめた小林の逆襲と、3時間レースとなれば大湯の2スティント起用が考えられ、38号車は要注目だ。
 加えて、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)も気になる存在の1台。特に今季は第1ドライバーを任された福住は、昨年の第4戦富士のRace2でTGR TEAM ENEOS ROOKIE移籍後の初勝利を挙げた。そのレースは単独走行だったので、今度は大嶋と共に表彰台の頂点に上がりたいはずだ。TOYOTAのホームコースである富士なので、GR Supra勢は誰もが勝ちを狙っていくだろう。

 

 

 

■実戦データを得て第2戦に挑むPRELUDE-GT勢。富士が得意のエースが率いる16号車に注目

 デビューレースの第1戦岡山はNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)が予選は4位に入るも、決勝ではNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)の6位が最高位と苦戦したHonda HRC PRELUDE-GT勢。まだセッティングの熟成が十分ではない感があったことは確かだ。だが貴重な実戦データを得たことで、第2戦富士では上位進出を果たしたい。
 そこで富士が得意なチームや選手に注目したい。となれば、現役で富士最多3勝タイの野尻がエースを務める16号車が筆頭か。先代マシンのCIVIC TYPE R-GTの初勝利(2024年第4戦)を、富士で掴んだのも野尻である。マシンこそ変わったが、同じARTAであることは変わらないのでHRC PRELUDE-GTでも初勝利といきたい。また、そのCIVIC TYPE R-GTの2戦目(2024年第2戦)となる富士で3位表彰台に上がったのは17号車Astemo REAL RACINGである。今季はNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)となり、チームリーダーの塚越こそ不動だが、パートナーはGT500ルーキーの野村に変わった。野村は、開幕前のテストでも開幕戦岡山でもHRC PRELUDE-GTで期待感ある走りを見せているので、勢いのある野村が気持ちよく走れれば、表彰台も射程に入るはずだ。

 

 

 

■開幕戦は猛追で3位の12号車は富士も得意コース! 松田新監督率いる23号車も期待大だ

 開幕戦岡山のNissan Z NISMO GT500勢では、No.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が好調だった。予選こそ7位とライバル2車種に先行されたがZ勢では最上位。決勝もバゲットがスタートでポジションアップし、後半は平峰がGR Supra勢を抜いて3位表彰台を得た。そして富士の12号車といえば、2022年に連続表彰台を得てタイトル獲得へ大きなポイントを稼いでいる。再びのタイトルを目指して、岡山に続き連続表彰台に上がりたい。
 そしてZ陣営の中心的存在であるNo.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)も、この富士で勝利を狙う。岡山では当日の気温が想定以上に上がり、持ち込んだタイヤで苦戦したが、12号車の速さは彼らにもプラスになったはず。特に第2戦は3時間レースという長丁場だ。現役時代は富士を得意とした松田次生新監督の経験と決断力が、どう23号車を勝利に導くか注目したい。

 

 

 

■今年もドラマ必至のGT300クラス! フェラーリ勢とアストンの対決、そしてBRZのリベンジはいかに!?

 昨年の第2戦富士、GT300クラスの決勝レースは劇的なドラマが連続する3時間だった。序盤はポールポジションから逃げる777号車アストンマーチンを61号車BRZ、そして7号車と45号車のフェラーリ2台が追う展開になる。この後、FCYやピット戦略の違いから何度となくトップが入れ替わり、後半には速さで勝る777号車が再度トップに立ち、これを61号車が追うことに。さらに予選Q1はマシン不調に見舞われて最後列スタートとなった6号車フェラーリが猛追でトップ争いに迫る。すると、777号車はタイヤトラブルでピットイン。これで61号車がトップに立つも、ゴールまであと半周を過ぎたところで無念のエンジントラブルでストップ。これを横目に6号車が最後列からの劇的な大逆転の初優勝を遂げた。
 これを思い返しても、富士での速さではNo.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)が有力な候補と見られる。しかもその後の第4戦富士もRace1と2を連勝し、今季開幕戦岡山も優勝と、777号車は本命視される存在だ。これにフェラーリ勢の3台、No.6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ニクラス・クルッテン)、No.7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清/伊東黎明)、No.45 PONOS FERRARI 296 EVO(ケイ・コッツォリーノ/篠原拓朗)が迫ってきそうだ。
 さらに昨年の第2戦はトラブルに泣いたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)もリベンジに燃えているはず。特に今季は3リッターの新エンジンを投入しており、これが長い3時間レースで強みになるはずだ。
 また富士のような高速系コースに強さを発揮するNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)やNo.31 apr LC500h GT(小高一斗/小山美姫/チャーリー・ブルツ)も上位を狙う。さらにNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟/黒澤治樹)やNo.88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/ダニール・クビアト/坂口夏月)の昨年&一昨年のチャンピオンたちも今季初勝利を目指してくるはず。そして今大会では給油を伴う2回のピット作業が義務付けられているが、タイヤ交換を行わない、交換本数を減らすなど、マシンの特性を活かした作戦を採ってくるチームもあるだろう。
 このようにGT300クラスはマシンの多様さだけでなく、チームの作戦も多彩であり、スリリングでゴールまで目が離せない3時間レースとなるだろう。

 

 

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