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□公式練習 天候:曇り| コース:ドライ | 開始時22℃/34℃(10:30)、中盤24℃/37℃(11:00)、終盤24℃/38℃(11:30)、専有走行25℃/39℃(11:45)、終了時28℃/38℃(12:08)。
SUPER GTの国内戦では最も多くの観客を動員するゴールデンウィーク中の第2戦富士大会。今年も大会前日の5月2日から多くの車が東ゲート前の広場に溢れんばかりの長蛇の列をなしていた。その観衆の見守る中、公式練習は午前9時30分にコースオープン。今大会は混走が60分間と短くなり、15分間のフルコースイエロー訓練を挟んで専有走行が各クラス10分間で行われた。

各車セッション序盤にベストタイムをマークし、その後は1分30秒から31秒台で周回を重ねる展開となり、自身の6周目に1分28秒637を記録したNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)が混走でのトップとなる。2番手にはNo.8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)が1分28秒810(7周目)で続き、No.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)も同じく自身の7周目に1分28秒936を記録して3番手と、ここまでは3メーカーがトップ3を分け合う展開となった。
開始から35分が経過というところでGT300車両がピットレーン入り口付近でストップするアクシデントがあり、1回の赤旗中断があったものの、その後は大きなトラブルもなく混走は定刻の11時30分に終わり、フルコースイエロー訓練を経て午前11時45分よりGT300クラス、GT500クラスは11時55分より10分間の専有走行が行われた。
まずはNo.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)の高星がアウトラップから2周のウォームアップを経てタイムアタックを開始、1分28秒090でトップに立つ。続いてコントロールラインに戻ってきたNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)の福住は1分28秒116に終わるが、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)のフェネストラズが1分28秒006でトップに立つ。
終了近くになりNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)の野村が1分27秒973を叩き出してトップに躍り出た。これにより17号車がトップタイム。2番手に39号車が続き、23号車が3番手となった。また混走トップの38号車は、こちらもルーキーの小林利徠斗が1分28秒581までタイムを縮めたものの、8番手にダウンした。
この公式練習では、GT500クラスの3メーカーがトップ3を分け合い、トップから14番手までが0.982秒差という接戦となった。


GT300クラスもセッション開始から、各車が積極的に走行する。開始から4分で、No.32 ENEOS X PRIME AMG GT3(石浦宏明/小林可夢偉)の石浦がトップタイムを記録すると、これを1分37秒154まで上げてきた。だが、すぐにNo.30 apr GR86 GT(平良響/織戸学)の平良がトップタイムを1分36秒804と書き換える。石浦はさらに1分36秒976まで挙げるも2番手に。このタイムを記録して32号車はピットイン。ステアリングを第2ドライバーに渡すが、今回は鈴木斗輝哉が事情により欠場。代わって走るのは、スーパーフォーミュラや世界耐久選手権(WEC)で活躍する小林可夢偉だ。小林は2018年以来(当時はGT500クラス39号車LC500)の参戦となるため、規定によりルーキーテストを受け、12周の走行をクリアした。
このトップタイム争いに加わってきたのがNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の山内だ。1分36秒503を出して、トップへと浮上する。これにNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)も1分36秒766で2番まで迫る。
すると61号車の山内は混走時間の終盤、11時22分にトップタイムを1分36秒377まで削ってみせた。このまま混走時間は終了し、この時点で、トップ61号車、以下は52号車GR Supra、30号車GR86、No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)、32号車という順だった。なお32号車は小林の走行後にピットイン。トラブルか整備なのかは不明だが、ボンネットを開けての作業に入って、そのまま専有走行も走らずに公式練習を終えた。
GT300クラスの専有走行はタイヤの温存もあるのか、予選アタックのような走りはほとんど見られなかった。その中、52号車が1分36秒530まで刻むが、61号車に届かず2番手で終了となった。またNo.31 apr LC500h GT(小高一斗/小山美姫/チャーリー・ブルツ)も小山が1分36秒962とタイムアップして5番手に浮上。そして終了目前に、No.666 seven x seven PORSCHE GT3R EVO(スヴェン・ミューラー/藤波清斗)のミューラーが1分36秒695を出して3番手に飛び込んだ。
これで、昨年の第2戦富士で最終ラップまでトップを走るもエンジントラブルで勝利を失ったNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTが今年の公式練習でトップタイムを獲得。今年投入した水平対向3リッター・ツインターボの新エンジンがいよいよ実力を発揮してきたようだ。


野村 勇斗(No.17 Astemo HRC PRELUDE-GT)
「予選に向けてもう少し微調整したい」
クルマのフィーリング自体も良かったですね。ちょっと微調整を加えて最後(のアタックシミュレーションに)行きました。タイムは出て良かったんですが、もう少し改善できそうなところも見つかったので、予選に向けてもう少し微調整したいと思います。
GT500の専有走行で走ることは、最初から決まっていました。もともとは塚越(広大)選手が新品タイヤでアタックして、僕が引き継いでそのタイヤで行くという流れだったんですけど、今回はフィーリング含め、慣れる意味で新品を1セット履かせてもらいました。
富士ではまだ他の選手に比べたらマイレージ(周回数)を稼げていないと思うので、そういう意味も含めて専有で走らせてもらって、今日のコンディションに対するクルマの感覚もわかったので良かったです。アタックに関してはまだ(タイムの)伸びしろがあると感じました。とはいえ、他の選手も予選では違うタイヤを履くかもしれないので、予選でどうなるかは、なんとも言えないですね。でも、このセッションでトップになったので、とりあえずはうれしいです。予選はQ1を担当する予定なので、まずはQ1突破を目指してがんばります。
山内 英輝(No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT)
「エンジンに助けられている部分もあるけど……」
いい流れでスタートが切れたので、このまま予選でポールポジションを獲って、決勝もトップで終われるようにがんばりたいと思います。新しいエンジンになって、エンジンに助けられてる部分もすごくありますね。最高速の数字を見ても速くなっているんですけど、逆にその重さゆえにコーナーで苦労している部分があるので、今までのフィーリングが出せるようになれば、それが一番の理想かなと。
公式練習でトップを獲れたのはすごく良かったんですけど、ロングランをすると少しタイヤの負担が大きいという印象があるので、そこをもっと改善していかないとFIA GT3勢に喰われそうだなっていうイメージがあります。ただ、(ロングランでは)その状況のなかでもしっかりラップを刻めたのかなとは思っています。予選の目標はポールポジションを獲ること。それしか考えていません!