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ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R)の代役として、今大会でSUPER GTデビューを果たした金丸ユウ選手。金丸選手は13歳から海外のカートレースを転戦し、フォーミュラ・ルノー(ユーロカップ)やスペインF3、ワールドシリーズ・フォーミュラV8 3.5などに参戦。帰国後も国内外でキャリアを重ね、今回、“即戦力”としてKONDO RACINGのドライバーに抜擢されました。その金丸選手にSUPER GT参戦に至るまでの経緯と意気込みを聞きました。
No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R
金丸ユウ
このチャンスを今後につなげたい
── 2020年にホンダ系GT500のリザーブドライバーとして登録されていたこともあるようですが、SUPER GTはどのようなレースだと思っていましたか?
「特にGT300はいろいろな車種が出ていて台数もすごく多いですし、タイヤメーカーもたくさんいて、そういう意味では世界的に見てもすごく特殊なレースで、戦略なども含めて奥の深そうなレースだなと思っていました。もちろん出てみたいなと思っていました」
── 最初にオファーがあったのはいつでしたか?
「去年末か今年の初めだったと思います。僕としては同じクルマ(NISSAN GT-R NISMO GT3)でGTワールドチャレンジ・アジア(GTWCA)に出ているので、クルマに対しての心配はまったくありませんでした。ただタイヤが違う(ピレリ→ヨコハマ)ので、そこの感覚が全然分からなかったんですけど、乗りやすくて、不安なく走れています。やっと(SUPER GTに)出られることになって嬉しかったです」
── 初めて56号車に乗ったのは?
「岡山での公式テストの前に富士でテストがあって、その時ですね。GTWCAとはタイヤが違うのでタイムも全然違って、すごく楽しかったです」
── ついにSUPER GTデビューとなり、予選Q2の大役を務めましたが、いかがでしたか?
「シングルで終えたいなと思っていたんですけど、そこは届きませんでした。僕としてはもう少しタイムを伸ばせたかなと思うところはあったんですけど、トラックエボリューションがすごくて、朝から比べたらものすごくタイヤのグリップが上がっていて、そこに対応しきれなかったというのが正直な感想です。慣れが必要というか、予選も初めてだったので……いい経験になりました。自分としては60点くらいかなと。もうちょっとイケたかなという感じで悔しさが残りました」
── 今後の目標は?
「第3戦のセパン大会でも乗せていただく予定なんですが、こうやってチャンスをいただいているので、これを今後につなげられたらいいなと思っています。そのためにもまずはチームの信頼を得られるように頑張りたいと思います」
── 最後に、決勝レースへの意気込みを聞かせてください。
「56号車はもともと富士に強いので、しっかりレースを戦えたら表彰台は狙えると思っています。やるべきことをやったら、ちゃんと成績が出ると思うので、表彰台を目指しつつ、特に気負わずにミスなく、チームのために貢献できたらいいなと思っています」