SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第2戦 富士 : 決勝】決勝速報: KeePer CERUMO GR Supraが完璧なポール・トゥ・ウイン!GT300は諦めない走りでUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIが初優勝

 

第2戦 富士 : 決勝速報

 

 2025 AUTOBACS SUPER GT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE GW SPECIAL』の決勝レースが、5月4日(日・祝)に静岡県の富士スピードウェイ(1周4,563m×3時間)で行われた。富士山がくっきりと見える好天に恵まれたこの日、GT500クラスではポールポジションからスタートしたNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)が、実質トップを譲ることなく3時間を走り切り、チームとしては6年ぶりに優勝をポール・トゥ・ウインで達成。GT300クラスは最終周にトップ走行車にトラブルが発生し、なんと予選27位から2番手まで上がっていたNo.6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)が劇的な初勝利を成し遂げた。

 2025年の第2戦富士の決勝レースは、好天に恵まれる中、49,200人もの大観衆を集めて3時間の長く熱い戦いが展開された。GT500クラスではポールポジションからスタートしたNo.38 KeePer CERUMO GR Supraの大湯都史樹がトップを快走、このまま2スティントの走行を担当した大湯は71周目までに2番手に23秒以上の大量リードを築くと、翌周に石浦宏明にゴールまでのステアリングを託す。石浦も終始安定したペースで周回を重ね、最後まで後続に付け入る隙を与えない盤石の走りを披露し、3時間で計116周を走り切り、今季初勝利を飾った。大湯にとってはGT500クラスで2勝目だが、TOYOTA系の現チームでは嬉しい初勝利だ。石浦とTGR TEAM KeePer CERUMOにとっても、2019年5月の第2戦富士500km以来、実に6年ぶりの勝利だけに、2人の目には涙も光っていた。
 2位に入ったのは前戦優勝のNo.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)。予選7位スタートながら序盤から積極果敢にオーバーテイクを繰り返し、36周目に19号車を抜いて3番手に、さらに終盤には2番手にまで浮上。開幕戦の優勝に続き2戦連続で表彰台を獲得した。
 3位に入ったのは予選13位からスタートしたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)。中盤までは我慢のレースとなるが、以降は脅威の追い上げで順位を上げてゆき、見事に3位表彰台を獲得した。Nissan Z NISMO GT500勢では、予選12位スタートのNo.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が、果敢にポジションを上げて、4位でフィニッシュした。

 GT300クラスは終盤まで予選1、2位のNo.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)とNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がトップを争った。だが終盤に入ると777号車は2度のトラブルに襲われ、これでトップに立った61号車も最終周に車両トラブルが発生。この結果、予選27位から驚異的な追い上げで2番手まで上がってきていたNo.6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(ロベルト・メリ・ムンタン/片山義章)が奇跡的な初優勝となった。2、3位は777号車とNo.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響/卜部和久)が入った。

■観客動員 5月4日(決勝日/晴れ)49,200人/3日(予選日/晴れ):33,300人。

 

 

優勝選手コメント

 

GT500クラス

No.38 KeePer CERUMO GR Supra
石浦宏明
「本当にありがとうございます! 優勝はチームとスタートからぶっちぎってくれた大湯のお陰です。僕は後半の走行で後ろとの差を見ながら走るだけでした。でも、こんなに嬉しい優勝はないですね。僕もクルマを降りて、泣いている大湯の顔を見たら泣いちゃいました。」

大湯都史樹
「この勝利は、本当にチームががんばって(前戦のクラッシュからクルマを直して)くれたからです。トップを走っていたからこそ、ファンの皆さんやキーパー応援団の旗も良く見えて、勇気づけられました。ここ富士で、その中で優勝できて良かったです」

 

GT300クラス

No.6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
片山義章
「僕の走行でも順位を上げられましたが、序盤にロベルトが一気に順位を上げたのが良かったです。僕たちには(勝てる)ポテンシャルがあると思っていましたし、2位や3位ならばいらないと思うくらいこれまで悔しい思いをしてきましたから。悲願の優勝ができて、本当に嬉しいです」

ロベルト・メリ・ムンタン
「予選27位だからトップ10に入れれば良いかな、でももうちょっと行きたいなと思っていました。走ってみるとクルマがすごく良かったんだけれど、SUBARUもアストンマーチンも速くて。自分も(勝利を)諦めたくないとプッシュしていたら、最終周にトラブルがあった61号車を抜くことができました。今日はスペインでは母の日なので、僕と義章のお母さんにこの勝利を捧げます」

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