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今シーズン、GT500クラスにデビューした小出峻選手。今回、No.17 Astemo CIVIC TYPE R-GTでの初セパン戦を迎えることになります。GT500クラスでは、セパンでテストを行なうことも多いのですが、17号車は不参加でした。
このため、当然ながら事前にはシミュレーターを活用して戦いに備えてきたそうですが、これに留まらず、小出選手はとある行動に出たと教えてくれました。聞いてビックリ、驚きの事実とは!?
No.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT
小出峻選手
”弾丸”サーキット遠征をしました
── 17号車でセパンを走るのは、今回が初めと聞きました。
「そうなんです。オフのテストに行ってないので、木曜日の公式練習で初めてGT車両に乗ることになります。でも、厳密に言うと、1ヶ月くらい前に別の車両で走りました。実は(SUPER GTでの)セパンを戦うにあたって、プライベートで走りに来ました。練習走行です」
── セパンで開催されるレース参戦ではなく、練習ですか?
「決められた時間帯で行なわれているスポーツ走行ですね。フィットを借りて走りました。街乗りのフィットではなく、”レーシングカーチック”というか……まぁ、日本のスーパー耐久で走ってるようなフィットみたいな感じかな。そのクルマで走ったんです」
── スポーツ走行で出走するために、わざわざ日本からセパンへ出向くという思い切った判断をしましたね。その訳は?
「実際のコースの状況を知ってるのと知らないとでは大きな差があると思ったんです。路面の傾きやギャップ……コーナーごとの詳細はやっぱり走ってみないとわからないですよね。シミュレーターでも走りましたが、走ったことで自分のなかで実際のコースとシミュレーターの違いを理解したいと思ったんです。今年、セパン戦が開催されると聞いてから、漠然と”セパン、行かないとなぁ”って思っていました」
── 事前にサーキットを走るためにどのような準備をしましたか?
「僕自身、なにもわからなかったので、レース関係者でセパンのことを知ってる方がいたので、その人に伺いました。それで現地のレーシングガレージを紹介してもらい、そこと連絡を取ったんです。『いついつに走行日があるから』と教えてもらい、その走行日を聞いて出向きました。(スーパー耐久の)富士24時間レースが終わって、その翌日にマレーシアに飛びました。夜の10時頃かな!? 成田から乗って朝6時頃に着いて、7時にはサーキットに入ってそのままトラックウォークしました。走行が始まったのは、11時くらい。1セッション45分を3回走りました。終わったのが夕方4時、5時くらいかな? そこからすぐ空港に移動して夜8時の便で日本に帰りました。”弾丸サーキット遠征”ですね(笑)」
── その”やる気”が素晴らしい。
「さすがに初めてのサーキットなんで、やっぱり走りたいですもん。コースがどんな感じなのか、やっぱりシミュレーターだけではわからないことがあるんです。実際走ると、”ここはシミュレーターではこうだったな”とイメージしながら走れるし、1回でも走れば不安な部分がわかるじゃないですか。逆に一度走れば、そういうところを理解した上で練習もできますから。走った上でシミュレーターで練習するとその質も上がるので、やっぱり行ってが良かったです。正解だったと思うので、本番でもがんばります!」