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Adrian D Silva選手/Dorian Boccolacci選手
12年ぶりのマレーシア戦を迎えたSUPER GT。今回は、EBM GIGA RACINGが現地特別参加枠で2台出走しています。また、チームは、自らもドライバーとしてル・マン24時間レースを制し、2017年にFIA 世界耐久選手権のチャンピオンを獲得したアール・バンバー氏が監督を務めています。
今回、SUPER GT”デビュー戦”を迎えるチームドライバー4名に、それぞれお話を伺いました。333号車に続き、No.611 EBM GIGA 911 GT3で参戦するAdrian D Silva選手とDorian Boccolacci選手をご紹介します。
※取材は予選前に行ないました
No.611 EBM GIGA 911 GT3
Adrian D Silva選手/Dorian Boccolacci選手
一緒に走れることが光栄 ── Adrian D Silva
── SUPER GTにようこそ! GT500車両含め、一緒に走った感想をお聞かせください。
Adrian D Silva:もう、GT500クラスに参戦しているラインナップを目にしただけでうれしいというか、一緒に走れることが光栄です。それにしても、車両があまりに速くて驚きました。まるで超特急みたい(笑)。公式練習を2度走るなか、一度もコースを飛び出してバリアに接触するようなアクシデントやクラッシュがなかったので、いかにSUPER GTがレベルの高いすばらしいレースであるか、身を持って経験することができました。とても印象的な出来事でもありました。
Dorian Boccolacci:実際に走ってみて感じたのは、僕が参戦してきたレースの感じと極めて似ているなということでした。ちょうど、先週はドイツ・ニュルブルクリンクでの24時間レースに参戦していたのですが、それとも似たような感じだと思いましたね。ただ、今回、今回装着しているタイヤのコンパウンドがSUPER GT仕様なので、それが僕らにとって一番の違いですかね。あとは、GT500クラス車両の存在をつねに意識しないといけないので、普段のレースよりはバックミラーをしっかりと見るようにしています(笑)。
日本では今後2レース出場する予定がある ── Dorian Boccolacci
── 今シーズンはどのレースに参戦しているのですか?
D Silva:ポルシェカレラカップのアジアシリーズや、IGTC (インターコンチネンタルGTチャレンジ)に出るので、今年は鈴鹿1000kmでも走ります。インディアナポリスでの8時間レースにも出ます。
Boccolacci:今シーズンはGTワールドチャレンジアジアに参戦しているので、日本では今後2レース出場する予定があるんです。あと、他のレースにも参戦予定ですが、まだ正式には決まっていません。
── SUPER GTではさまざまな車両が出走していますが、どのクルマに乗ってみたいですか?
D Silva:やはりポルシェでしょう。なにより好きなクルマですからね。メルセデスやトヨタのクルマにも乗っていますが、ポルシェが一番馴染んでいますね。
Boccolacci:僕はポルシェモータースポーツアジアのプロフェッショナルドライバーだから、もちろんポルシェですよ!(笑)
── セパンのコースをよく知っているだけに、レースでもそのメリットを活かせるのではないですか?
D Silva:今回の参戦にあたり、チームがすごくがんばってくれています。タイヤも走り慣れたミシュランなので、いい戦いができればいいなと思います。ただ、僕自身はそれほどたくさんセパンを走ってはいないんです。それに、この路面は定期的に変わるので都度グリップレベルが違うと思うんです。GT500のテストがあったときに見に来たのですが、今回はそのときのタイムよりも5秒ほど遅かったので、それだけ路面コンディションの変化が大きいということですよね。実際、グリップレベルがずいぶん低いと感じましたね。ここは、走るたびに路面の変化が現われやすいと思うので、アドバンテージがあるとは言い難いですね。
Boccolacci:僕はあまりまだセパンを走っていないんですよ。テストでは走っていますが、もちろんSUPER GTでのレースも初めてですしね(笑)。Q1を担当して、チームとしてのベストを尽くせるようにがんばります!公式練習でしっかりと走れたし、1回目はトップタイムも出せたので、予選もいいアタックができるでしょう。