SUPER GT 2026 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第4戦 富士:決勝日】GT500レビュー:STANLEY HRC PRELUDE-GTが歓喜の優勝!HRC PRELUDE-GTは初勝利に加えてワン・ツーも達成!!

 

第4戦 富士スピードウェイ:決勝 GT500レビュー

 2026 AUTOBACS SUPER GT第4戦『FUJI GT 300km RACE』の決勝レースが、8月2日に富士スピードウェイ(1周4,563m×66周)で行われた。決勝レース直前には強い雨が短時間ながら降った影響か、レース序盤にはアクシデントも発生した。だが、その後は好レースが展開。GT500クラスはNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が予選2位から逆転して、HRC PRELUDE-GTの初優勝を達成した。GT300クラスも予選6位ながらタイヤ戦略を成功させ逆転したNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)が、2023年第7戦以来の勝利を手にした。

□天候:雨/曇り| コース:ウェット/ドライ| 気温/路面温度 スタート前(13:30):32℃/38℃、序盤(14:00):31℃/36℃、中盤(15:05):32℃/35℃、終盤(15:31):30℃/34℃、ゴール時(15:55):30℃/33℃。

 

 

 

■レース開始前の雨が混乱&波乱を巻き起こすも、再スタート後は100号車PRELUDE-GTが先頭に躍り出る!

 第2戦富士から3ヶ月のインターバルをおいて開催された第4戦富士は、スタート前から波乱含みの展開となった。正午から20分間で行われたウォームアップ走行はドライコンディションのもとで大きなアクシデントもなく終了したものの、スタート進行が始まるや次第に雨が降り始め、路面は一気にウェットに。これにより各チームはグリッド上でタイヤ選択に頭を悩ませることとなるが、雨はメカニック退去が命じられるスタート5分前を目前に止んだため、一時はウェットタイヤに履き替えていたチームも再びドライに戻し、GT500クラス全車両はドライタイヤでレースに臨むことになった。

 それでもまだ濡れている路面を考慮し、レースコントロールはセーフティーカー(SC)先導のスタートを宣言。午後1時30分から始まった決勝はSC先導で4周を消化し、5周目に入ったところで追い越しが可能となった。ところがここで予選7位のNo.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)と8位のNo.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)、そして9位のNo.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の3台が絡むアクシデントが発生。64号車が跳ね上げられ、宙を舞って路面に落下し、大きくマシンを壊してしまう。さらに23号車も外観上はフロントの左フェンダーの破損程度に見えたが、サスペンションにまでダメージが生じていたため、64号車と23号車はここでレースを終えることに。64号車のスタートを担当したフラガは意識があったが、大事をとってメディカルセンターへ搬送された。なおこのアクシデントに関し、12号車には他車への接触に対する90秒のペナルティストップと、SC中の追い越しに対するドライビングスルーペナルティが課せられた。

 レースは64号車の回収とコース確認を行ったのち、午後2時15分にSCの先導で再開された。SCは9周を終えてピットに戻り、10周目から追い越しが可能に。ここでGT500クラスは予選2位のNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)がポールポジションのNo.8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)を抜き去ってトップに浮上。8号車が2番手、予選3位のNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)が3番手でコントロールラインに戻ってきた。14周目には再び小雨が路面を叩き始めたが、雨はすぐに収まったため、ウェットタイヤを投入するチームは現れなかった。

 

 

■終盤はトップ100号車が盤石に見えたが、37号車GR Supraと8号車PRELUDE-GTに相次いで迫られる

 100号車をドライブする山本はその後も徐々に後続を引き離し、17周目にはそのリードを2.5秒以上とする。その後方では予選6位からスタートしたNo.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)の笹原が15周目の最終コーナーで予選5位のNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)を捉えて5番手に浮上する。その前方では予選4位のNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)の小林が21周目の1コーナーで17号車のインに飛び込んで3番手に。37号車も22周目の1コーナーで17号車をアウトから抜き去ると、続くコカコーラコーナーで38号車をも捉えて3番手に浮上した。

 規定周回の3分の1となる22周目からは徐々にピット作業を行うチームが出始めた。まずは38号車、16号車、19号車が22周目にピットイン。ここで38号車は16号車の先行を許すことになる。続いて23周目に17号車、24周目に8号車がピットへ。トップの100号車も25周目にピットイン、8号車の前で牧野はコースに復帰する。しかしそれまで3番手を走っていた37号車は、笹原が29周目まで引っ張って漸くアレジに交代。この作戦が功を奏し、8号車の前でコースに復帰した。

 この間に牧野は後続との差を徐々に広げていき、ペナルティで周回遅れとなった12号車を除く全車がピット作業を終えた33周目に再びトップに立つと、35周目までに37号車に対して8.278秒のリードを築き上げる。

 ここまでは順調かと思われたが、次第に下がってきた路面温度に選択したタイヤがマッチしなくなり、残り周回が10周を切ったあたりから苦しい走りを強いられることに。その後方では8号車をドライブする太田が37号車を激しく追い上げ、59周目のダンロップコーナーでこれを捉えて2番手に浮上すると、トップの100号車との差をも周回を重ねるごとに削り取っていく。その差は60周目には6.144秒となり、63周目には4.179秒に。64周目には2.646秒まで一気に詰まると、65周目には1.078秒にまで縮まってファイナルラップを迎えることになる。

 しかし8号車はついに100号車を捉えることはできず、レースはNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GTが僅か0.662秒差で8号車を退け、今季初優勝を達成。同時に今年から新たに投入されたHonda HRC PRELUDE-GTに初めての勝利をもたらした。

 2位はNo.8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTで、HRC PRELUDE-GTの初優勝に加えて、ワン・ツーフィニッシュも達成した。

 3位にはNo.37 Deloitte TOM’S GR Supraが入り、TOYOTAのホームコース・富士で3位表彰台を獲得した。さらにポイントリーダーのNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)も80kgのサクセスウェイトを抱えながら、それをはね除けて山下と坪井が積極果敢な走りで予選11位から着実に順位を上げて4位でフィニッシュ。見事8ポイントを加算してランキングリーダーの座を守ってみせた。その一方でNissan Z NISMO GT500勢はアクシデントやペナルティにより苦戦を強いられる一戦となった。結局、No.24 リアライズコーポレーション Z(名取鉄平/三宅淳詞)の11位が最上位となった。

 

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