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No.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
大津弘樹
「持ち込んだセッティングはかなりドンピシャに決まっていた」
開幕戦から(クルマには)速さはあるけど結果が残らないっていうレースが結構続いていて、今回、ノーウェイト(サクセスウェイトなし)という形でレースを迎えることになったんですけど、まだ(タイトル争いの)チャンスもあるし、得意な鈴鹿というだけに結構プレッシャーみたいなところは多くあって。チームとしても、今回絶対(ポールポジションを)獲らなきゃいけないっていう思いが強くあったので、この数戦は、(レースが)終わってから振り返りを良くしました。
今回、持ち込んだセッティングはかなりドンピシャに決まっていて、走り出しから調子よく走っていたし、Q1も(自身が)2番手で通過できました。優勝が一番大事なんですけど、鈴鹿でポール(ポジション)からスタートできるっていうのはかなりのアドバンテージだと思います。(Q2担当の佐藤)蓮のアタックも素晴らしかったですし、まずはこの結果に繋がって本当に良かったなと思いますね。
ちゃんとしたレースというか、ロングランのペースに結構苦戦をしている回数が多くて。明日(決勝)はトップから(のスタート)なので、前のクルマが誰もいないし、ペースはいいはずなんですけど、余裕で勝てる感じではないっていうことをすごくひしひしと感じています。ノーウェイトだからといって楽ではないと思うので、しっかりとこれからチームと入念に打ち合わせをして、明日に向けて準備をしたいと思います。(ARTAを率いる鈴木)亜久里さんを笑顔にさせたいですね。
佐藤 蓮
「キャリア初ポール(ポジション獲得)を今日は喜びたい」
朝(の公式練習)から(クルマの)調子が良かったですし、Q1(の結果)から少し足りないなという部分を大津(弘樹)選手のフィードバックから少し変えました。あと、ドライビングのことだったり、そういったところのアドバイスもあったので、もう気負わずに行き切って(アタックした)。最終のシケインで少しミスもありましたけど、やっぱりそこまで攻め切った結果でのミスだったので、後悔はないです。だけど、そこをまとめる力もやっぱり必要だと思うので、そこに対しては悔しい部分はあるんですけど、やっぱりキャリア初ポール(ポジション獲得)っていうことで、今日は喜びます。
今日(の公式練習で)、ロングランに関しては比較的いつもよりかなりいいペースでは走れていたので、(決勝は)先頭からスタートして逃げ切りのレースを見せたいなと。Hondaの強さを(ホームコースである)鈴鹿で見せたいなっていう思いがすごくあるので、明日はチームとも大津選手とも協力して、最初から最後までトップでいられるようにがんばりたいと思います。
No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
井口卓人
「思いっきりやってみたことが“バチン”とハマった」
約2年ぶりぐらいにこの場所(ポールポジション記者会見)に戻ってこられて、まずは嬉しく思っています※。去年も含めて苦戦が続くなかで、チームといろいろなトライをしながら、このレースを迎えたんですが、公式練習でもポールポジションを獲れるような状態ではなかったというのが正直なところで、思いっきりやってみたことが“バチン”とハマりました。(この結果に)チーム力も感じましたし、最後の山内(英輝)選手のアタックも素晴らしかったので、本当に嬉しいです。そのひと言に尽きます。ようやく戻ってこられたなという安堵感がすごくある1日になりました。
※前回の61号車のポールポジションは2023年の第5戦鈴鹿。
第2戦の富士で残り半周でトラブルが出て、マレーシア(第3戦)に行った時は日本人のたくさんのファンの方の前で『勝ちたいね』と話していて、結局勝てなくて……富士で1レースずつ走った時に『やっぱりふたりで乗って協力して勝ちたいね』って、やっぱり勝てなかったんですけど、今回鈴鹿でのポールポジションは大きいですし、SUBARUファンシートも800何十席というシートが完売しているそうなので、僕たちが望んでいるとおり、ファンの方の前で速くてカッコイイBRZをチーム一丸となって山内選手と見せられればなと思っています。最後まで精一杯頑張りますので、応援していただければと思います。
山内英輝
「井口選手の言葉がなかったら、多分ここにいない」
井口(卓人)選手が言ったとおり、朝イチ(公式練習早々)の状態だったらQ1も通らないような状態だったんですけど、チームのみんながトライしてくれたおかげで急に最後にポンとタイムが出ました。それがなかったら、ここ(ポールポジション記者会見)にはいないだろうなと思います。
Q2にかけて、Q1で井口選手がすごくいいアタックをしてくれて、そこに対してのアドバイスが素晴らしかったです。「2箇所だけ気をつけて、あとは自分らしく行けば大丈夫!」と言われ、その言葉を信じてイキきった。その2箇所だけ抑えていったらドンピシャだったので、あの言葉がなかったら、多分ここにこられていないのかなと思います。なので、ダンロップさんはじめチームや井口選手、このメンバーで獲れたポールポジションだと思います。本当に感謝しています。
今日の予選での走りと同じように、明日の決勝全周をこの集中力で走りきったら必ず勝てると思ってがんばりたいと思います。(アタックを終えてピットに)戻ってきたら、SUBARUファンのみんなからの声がすごく大きく届いて、あの雰囲気、あの時間というのをみんなと共有できるように、(勝利を)掴みたいと心の底から思います。そのために(明日も)井口選手とチームと、全員一丸となって全周、集中してがんばりたいと思います。