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□公式練習 天候:晴れ| コース:ドライ | 開始時31℃/37℃(9:45)、中盤31℃/37℃(10:15)、終盤33℃/42℃(10:40)、専有走行33℃/47℃(11:20)、終了後33℃/47℃(11:30)。
第5戦鈴鹿は非常に蒸し暑く、全国的な猛暑が予想される中で始まった。予選日の朝、鈴鹿サーキット上空には薄い雲が広がる。続々と詰めかけるファンの前で、公式練習は午前9時45分より始まった。両クラス混走60分間のセッションに続いてFCYテストを15分間挟み、その後GT300クラス、GT500クラスの順に、それぞれ10分間の専有走行が設けられる。

混走の序盤は、No.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)などTOYOTA GR Supra GT500勢が上位に並んだが、そこにNo.8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)、No.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)のHonda HRC PRELUDE-GT勢、そしてNISSAN Z NISMO GT500のNo.24 リアライズコーポレーションZ(名取鉄平/三宅淳詞)も絡み始める。
5周を終えた段階では24号車Zが1分48秒571でトップ、そこにNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)、39号車とNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)が続き、8号車と16号車のHRC PRELUDE-GT勢、そして前戦で、アクシデントに見舞われ、マシンを修復して第5戦に間に合わせたNo.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)が続いた。
走行が本格化しようとした10時すぎ、前回優勝したNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が、突然白煙を上げ、スプーンカーブ手前のコース上で停止。セッションは赤旗で中断された。この時点で37号車GR Supraが1分48秒475でトップ、以下24号車Z、38号車と39号車のGR Supra、64号車PRELUDE-GTと続いていた。
10時17分に走行が再開されたが、今度はデグナーコーナー2つ目で、GT300車両がストップ。コースに漏れた液体の影響で後続車数台がオーバーランし、再びの赤旗で中断された。コースアウトした車両のうち、37号車はクラッシュバリアに接触するも走行を続行。38号車はバリアにヒットして止まり、オフィシャルによってコースに戻され、走行を再開したものの、少し進むとストップして結局レッカーで回収となった。
オイル処理と車両回収の後、10時45分にセッションは再開。荒れた展開となった混走セッションで、残り15分となったところでトップに立ったのはNo.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)。2番手には64号車PRELUDE-GT、以下24号車Z、No.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)、37号車GR Supra、No.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)となっていた。
午前11時02分からFCYテストとGT300専有走行を経て、GT500専有走行(10分間)が始まった。ここでは当初12号車と、24号車のZ勢が上位を争うが、終盤からはHRC PRELUDE-GT勢がペースアップ。まず16号車の佐藤がトップに立つと、終了直前に8号車の太田が16号車をかわしてトップに立つ。そして最終ラップで16号車がさらに1分46秒184を記録して、トップを取り戻して専有走行を終えた。
この結果、公式練習のトップは#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTとなり、2番手はNo.8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT。そして3番手は鈴鹿を得意とするZ勢のNo.24 リアライズコーポレーション Zとなった。4番手はNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT、No.12 TRS IMPUL with SDG Zが5番手と続き、GR Supra勢のトップは6番手のNo.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)という結果となった。


走行が開始からしばらくして、2周目に入ったNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が逆バンクでスピン。しかし、すぐに再スタートを切り、事なきを得た。そして10分を経過したところで、No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMW(冨林勇佑/藤原優汰)が1分59秒021でトップに立ち、これが最初のターゲットタイムとなった。
だが、9号車のトップタイムはすぐに更新される。鈴鹿は得意のフェラーリ勢のNo.45 PONOS FERRARI 296 EVO(篠原拓朗/川端伸太朗)が最初の1分58秒台の58秒850を記録し、最前列に浮上。そして、これもすぐさまNo.18 UPGARAGE AMG GT3(小林崇志/新原光太郎)の小林が1分58秒550で更新してしまった。
この後、GT500クラス車両のトラブルで走行がストップして、赤旗中断。その再開後には、No.88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/ダニール・クビアト)がテグナーコーナーの2つめでアクシデントからストップ。これで2度目の赤旗に。その際に液体の影響で、数台の車両がコースアウトした。幸い、車両同士の接触はなく大きなアクシデントにはならなかったが、88号車は、修復のためその後の走行ができなかった。
10時47分に走行が再開するとNo.6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ニクラス・クルッテン)が5番手に浮上。また第2戦富士で優勝したNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/木村偉織)も9番手とトップ10圏内に入ってくる。
この後にFCYテストが行われ、その終了後のわずかな時間でNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)が1分58秒920を記録して4番手に浮上。
GT300クラスの専有走行10分間が始まると、上位陣が変動する。まずランキング2位につけるNo.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)の卜部が1分58秒727で一気に2番手に割り込む。すると、ランキング1位のNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)の吉田が1分58秒625で2号車の前に出る。そして45号車の川端も3番手タイムを記録。さらに61号車とNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)もタイムアップして4、5番手に割り込んだ。
専有走行を終えても、トップタイムは混走時間序盤にベストを記録したNo.18 UPGARAGE AMG GT3で、2、3番手は専有時間にタイムをアップした前戦富士の勝者であるNo.52 Green Brave GR Supra GTと前戦富士のポールポジションのNo.45 PONOS FERRARI 296 EVOとなった。


佐藤 蓮(No.16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)
「確認したいことはひととおりできた」
(赤旗中断等もあり)短いセッションになりましたが、結果として確認したいことはひと通りできたと思います。前回(第4戦富士で)、(僚友の)8号車の調子が良かったので、今回の鈴鹿に向けて、そのデータを共有させてもらってクルマを用意してきた感じです。
(2周にわたってアタックシミュレーションを行なったが)もう1周いけると思っていきました。タイムは2周目のほうが良かったのですが、タイヤ(コンディション)的には最初のほうがいいフィーリングだったように思います。(公式練習で2番手となった)8号車と予選でフロントロウが獲れたらと思います。予選では、僕がQ2を担当する予定です。
小林 崇志(No.18 UPGARAGE AMG GT3)
「久々のトップタイムなので嬉しいのは嬉しいけど…」
調子は悪くはないと思います。前回の富士も予選は上位にいましたし、今回も予選は上位を獲れるだろうと思って、ここ(鈴鹿)へきました。 実際、公式練習の走り出しでトップタイムを出すことができて、すごく良かったですね。ただ、セクター2はすごくダーティな状態で、みんながタイム更新できないなかでの僅差のトップタイムなので、そういう意味ではまだまだレベルアップしていかないと予選でのポールポジションは難しいかなと思っています。
予選まで時間はあるので、チームと協力して良いクルマを作って、良いアタックをして、明日(の決勝)は、上位でレースできるようにがんばりたいですね。久々のトップタイムなので、そういう意味では嬉しいのは嬉しいんですけど、やることはまだいっぱいあるので、そこをしっかりやって予選ではもっとまとめて、良いタイムを出したい。
ポールポジションって、獲ろうと思って獲れるものでもないですし、周り(の状況)もありますし、全力を尽くして、あとはがんばるだけですね。