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2025 AUTOBACS SUPER GT第5戦『SUZUKA GT 300km RACE』の公式予選が8月23日、三重県の鈴鹿サーキット(1周5,807m)で行われた。気温34度にも達した暑い中での予選となったが、GT500クラスはNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤 蓮)の佐藤が自身初となるポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスはNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の山内がポールポジションを獲得し、自身のクラス最多記録を15回と更新した。この2チームは、明日8月24日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。
□公式予選 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 GT300 Q1開始時:34℃/48℃、GT300 Q2開始時:34℃/47℃、終了時33℃/46℃。
第4戦富士はシリーズ戦で初となる1大会2レース制、しかもサクセスウェイト(SW)なしで開催となった。そこから3週間のインターバルで迎えた第5戦は、舞台を鈴鹿サーキットに移し、SWも搭載される“いつものSUPER GT”のスタイルで行われた。
午前の公式練習も気温34度を超えるなど、酷暑での予選日。午後3時15分から行われた公式予選Q1も気温34度/路面温度48度というコンディションで始まった。GT300クラスは先ず14台が出走し、Q1のA組が行われた。
各車ともタイヤを数周ウォームアップさせてからアタックラップに入っていくが、チェッカーまで残り3分という早めのタイミングで、先陣を切ってアタックに入っていったのがNo.7 CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン)。3周目に1分58秒413を記録し、これがターゲットタイムとなっていく。
7号車のタイムに対し、No.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(河野駿佑)が1分58秒706で、さらにNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝)が100kgものサクセスウェイト(SW)にも負けず1分59秒071で3番手に続いていく。4号車はもう1周アタックを行い1分58秒789まで詰めるが、ポジションを上げることはできず。。チェッカー間際に1分58秒551を記録したNo.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(塩津佑介)が2番手に浮上した。
結果、7号車のタイムを上回る車両は現れず。7号車がトップでQ2に進出。2、3番手は5号車と60号車となった。またランキングトップのNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥)もSW100kgながら8番手でQ1をクリア。一方、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(平手晃平)は9番手のNo.11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎)に0.003秒の僅差で10番手となり、Q1で予選を終えることになった。
続いて行われたB組では、こちらも真っ先にタイムを記録したNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)が1分57秒787という好タイムをマークし、これがターゲットとなった。各車がアタックを続けていく中で、ランキング2位でこちらもSW100kgのNo.777 D’station Vantage GT3(チャーリー・ファグ)が1分58秒151で2番手に食い込む。3番手には1分58秒399を記録したNo.9 PACIFIC アイドルマスター NAC AMG(冨林勇佑)が続き、Q2進出を果たした。
またB組でも僅差で明暗が分かれた。9番手でQ1を通過したNo.96 K-tunes RC F GT3(高木真一)に対して、No.87 METALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮)は0.002秒の差でQ2に届かなかった。
GT500クラスのQ1をはさみ、午後4時08分からスタートしたGT300クラスのQ2。両クラスの上位9台、計18台が出走し、10分間のアタックを展開していく。Q1同様に早めのタイミングでNo.7 CARGUY Ferrari 296 GT3(小林利徠斗)がアタックし1分57秒179のターゲットタイムを示した。
だがQ2では、それを上回ってくるマシンが現れた。Q1のB組トップ通過のNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTだ。山内英輝のアタックで1分56秒869を記録して、Q2トップに躍り出た。これに対して小林はチェッカー周でもアタックを続けたが、自己ベストの更新も果たせずQ2を終えた。
この結果、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得。山内は自身の持つポールポジション最多記録を15回に伸ばし、これまで並んでいた高木真一(No.96 K-tunes RC F GT3)を引き離して、単独での最多記録とした。
予選2位はNo.7 CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)で、これまでの自己最上位3位(第2戦富士、第4戦富士Race1)を上回った。同3位にはNo.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(塩津佑介/木村偉織)で、こちらも今季最高位の4位(第2戦富士)以上の結果を得た。同4位にはNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)が入り、2023年第3戦鈴鹿の予選3位以来の好結果となった。そして、ドライバーランキング上位勢では、ランキング2位のNo.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)が予選5位、ランキング3位のNo.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響)は7位、ランキングトップのNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)が13位となった。