SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第5戦 鈴鹿:予選日】GT500レビュー:ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16が快走!佐藤が初のポールポジションを獲得

 

第5戦 鈴鹿サーキット:公式予選 GT500レビュー

 2025 AUTOBACS SUPER GT第5戦『SUZUKA GT 300km RACE』の公式予選が8月23日、三重県の鈴鹿サーキット(1周5,807m)で行われた。気温34度にも達した暑い中での予選となったが、GT500クラスはNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤 蓮)の佐藤が自身初となるポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスはNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の山内がポールポジションを獲得し、自身のクラス最多記録を15回と更新した。この2チームは、明日8月24日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

□公式予選 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 GT500 Q1開始時:34℃/47℃、GT500 Q2開始時:33℃/46℃、終了時33℃/45℃。

 

■Q1トップは12号車Zだが、16号車CIVIC、19号車GR Supraも3車種が僅差の三つ巴に

 第2戦富士の公式予選、Q1は午後2時30分にGT300クラスのA組から始まった。公式練習同様に天候は晴れ。予選は終始ドライコンディションの走行となった。

  2025シーズンも後半戦となり、その初戦は第5戦鈴鹿となった。先の第4戦富士はスプリントの2レース制で、サクセスウェイトも搭載されない戦いで行われたが、第5戦はSUPER GTの通常スタイルで行われた。

 予選は気温34度を超える猛暑の中、終始ドライの路面で行われた。Q1は午後3時48分にコースオープンし、10分間の走行となる。1台、また1台と走行を開始するなか、今シーズンをもってGT500クラスでの活動を終えるとの発表を今週行った伊沢拓也のドライブするNo.64 Modulo CIVIC TYPE R-GTは残り7分を切ったところでピットを離れ、最後にNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(牧野任祐)が残り5分30秒を切ってようやくピットを離れたことで全車がコース上に出揃った。

 ここからはQ2進出を巡る熾烈なタイムアタック合戦が展開される。まずはNo.23 MOTUL AUTECH Z(高星明誠)がアタックを開始。セクター1、セクター2と全体ベストを更新していったが、西ストレートに入ったところでNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraに追いついてしまい、惜しくもアタックを中断。仕切り直しを余儀なくされる。

 続いて16号車の大津がセクター1から全体ベストを連発、1分45秒798を記録してトップに立つが、これをNo.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴)が1分45秒738と僅か0.060秒上回り、トップでQ1突破を果たす。これにより16号車は2番手。3番手にはNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(阪口晴南)が1分45秒867で続き、トップ3を3メーカーが分けあった。

 このほか、23号車は1周のクールダウンのあと1分45秒993を自身の5周目にマークして4番手、No.3 Niterra MOTUL Z(三宅淳詞)は1分46秒083で5番手、No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(松田次生)も10番手と、Nissan Z NISMO GT500勢は全車がQ2に駒を進めた。

 一方、前回の富士大会でRace1を優勝、Race2も2位と大活躍だったNo.1 au TOM’S GR Supra(山下健太)はサクセスウェイト100kg相当の燃料流量リストリクターの3段階目という最大制限の影響もあってか13番手と、Q1で予選を終えている。

 

 

■Q2では16号車CIVICの佐藤が好走で初ポールを獲得。しかし予選2~5位はZ勢が占める

 続いて午後4時26分よりGT500クラスの予選Q2がスタート。まずは12号車(ベルトラン・バゲット)、23号車(千代勝正)、24号車(名取鉄平)のNissan Z NISMO GT500勢がコースイン。続いて16号車(佐藤蓮)、14号車(大嶋和也)、19号車(国本雄資)と次々に走行を開始し、残り時間4分を切ったあたりで100号車(山本尚貴)がピットを離れて全車がコースに出た。

 その中で16号車の佐藤がアウトラップ、1周のウォームアップに続いて早々とタイムアタックを敢行、いきなり1分45秒377を叩き出してタイミングモニターの最上段へ。佐藤は、そのままピットへ向かい、チェッカーフラッグを待たずして走行を切り上げた。

 この時点で残り時間は1分30秒あまり。コース上ではまだ熾烈なタイムアタック合戦が続いていた。23号車はアウトラップに続いて3周のウォームアップを挟んで1分45秒564、3号車はウォームアップ2周から1分45秒681、24号車はウォームアップ3周から1分45秒740といずれも好タイムを記録するが、16号車にはいま一歩及ばない。

 Q1トップの12号車もが1分45秒762、No.64 Modulo CIVIC TYPE R-GT(大草りき)は1分45秒985とここまでが1分45秒台を記録する。

 しかし16号車には及ばず。これによりNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)が今季初のポールポジションを獲得した。これは同チームにとっての今季初というだけでなく、TOYOTA GR Supra GT500以外のクルマによる今季初のポール獲得、さらに佐藤蓮にとってもSUPER GTにおける自身初のポールポジションだ。

 予選2位はNo.23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)、予選3位はNo.3 Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)と、さらには5位までをNissan Z NISMO GT500が占めた。またTOYOTA GR Supra GT500勢の最上位はNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)の7位だった。

 一方、Q2で19号車(国本雄資)は1分45秒987、100号車は1分46秒620を記録したものの、いずれも走路外走行と判定されて該当タイムは無効となり、それぞれセカンドベストのタイムで予選9位、予選10位となった。

 

 

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