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2026 AUTOBACS SUPER GT第5戦『SUZUKA GT 300km RACE』の公式予選が8月22日、三重県の鈴鹿サーキット(1周5,807m)で行われた。8月も後半に入ったが、気温は34度まで上昇し、まさに暑い1日となった。予選は緊張感の高い中での戦いとなり、両クラスともに新たなポールポジション獲得者が誕生した。GT500クラスではQ2でNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)のGT500ルーキー野村が快走を披露して、自身初のポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスでは予選1位を複数回獲得している強豪を抑え、No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMW(冨林勇佑/藤原優汰)の冨林が、自身とチームに初のポールポジションをもたらした。この2チームは、明日8月23日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。
□公式予選 天候:Q1/Q2:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 GT500 Q1開始時:33℃/43℃、Q1終了時:33℃/44℃、Q2開始時:33℃/42℃、Q2終了時:33℃/43℃。
第5戦の予選日を迎えた鈴鹿サーキット。午前中の公式練習は空に薄い雲がかかって日差しも柔らかかったが、午後には強い日差しが照りつけ、GT300クラスの予選Q1開始時点では気温34℃、路温46℃と上昇して、真夏の戦いとなった。
GT500クラスの予選Q1は午後4時3分にスタートし、10分間の走行で争われた。コースオープンからタイヤを入念に温め、最終ラップでアタックしたNo.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)のフラガが、ベストタイムとなる1分45秒254を叩きだし、他を寄せ付けずトップ通過。他のHRC PRELUDE-GT勢もNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)の塚越、No.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)の野尻が上位に付けるが、そこに割って入ったのは、No.24 リアライズコーポレーションZ(名取鉄平/三宅淳詞)とNo.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)で、2、3番手につけた。また、TOYOTA GR Supra GT500勢ではNo.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が6番手でQ2へ進出した。
対して、公式練習でエンジントラブルに見舞われ、わずか3周しか走れず、十分に走り込むことなく走行を終えたNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)は、公式予選が始まるまでの時間を使ってエンジン交換を行いQ1に臨んだ。だが本調子を発揮できず、最下位でQ1を終えた。また、ランキングトップながらサクセスウェイト(SW)が96kgのNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)は坪井が奮闘するも11番手。サクセスウェイトが参加車中2番目に多い56kgだったNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)もタイムが伸びず12番手で予選を終えることになった。




16時41分に始まった予選Q2。まずトップに立ったのはNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)の小林だ。この38号車も公式練習でGT300車両のアクシデントに遭遇してウォールにヒットしてしまい、予選Q1開始直前まで車両を修復していた。小林にとっても、これがこの日の初走行。まさにぶっつけ本番でQ2に臨んだ。
これを上回ったのは64号車の大草で、1分45秒206を出してトップに浮上。しかし直後にそのタイムをNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)の野村が0秒077上回る1分45秒129を叩き出して、最速の座を奪いとった。
それに挑んだのは、No.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)の佐藤で、17号車を上回るペースで周回していたが、勢い余ってスプーンカーブでオーバーラン。それでも1分45秒389で64号車に続くタイムだったが、オーバーランによる4輪脱輪でタイム抹消となった。即座に2度目のタイムアタックを敢行するが、タイムは1分45秒519にとどまり、1分45秒504を記録したNo.8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)の太田に続く4番手となった。
これで、ポールポジションはNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GTの野村が獲得。野村自身にとってGT500参戦5戦目にして初のポールポジションで、チームにとっては2024年第2戦富士以来、PRELUDE-GTにとっては2戦連続の予選1位となった。予選2、3位はNo.64 Modulo HRC PRELUDE-GT、No.8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTで、さらに同4位もNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTと、HRC PRELUDE-GTが予選1~4位を独占した。
NISSAN Z NISMO GT500勢の最上位は予選5位にNo.12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が入り、同6位にNo.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が入り、これがTOYOTA GR Supra GT500勢の最上位。明日、23日の決勝レースではHRC PRELUDE-GT勢のトップ争いになるのか、12号車Zや19号車GR Supraが決勝でどこまで迫るのかにも注目したい。
