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No.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
野尻 智紀
「非常にクルマにパフォーマンスがあった」
同じチーム(ARTA)のなかですけど、今年から16号車に移って、チームメイトも佐藤 蓮選手に変わって、自分としても昨年優勝できていなかったですし、佐藤選手も初優勝がまだだったので、そこをターゲットにしっかりやっていきたいなと思っていました。今日、優勝というかたちでそれを叶えられて、本当に良かったなと思います。
非常にクルマにパフォーマンスもありましたし、こんなに暑かったんですけど、タイヤもまったく不安なくいけそうだったんで、思いっ切りプッシュしまくりました。1周目に64号車(Modulo HRC PRELUDE-GT)をかわせたところも良かったですし、8号車(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)のこともいい感じに早めに抜けたので、その後しっかり17号車(Astemo HRC PRELUDE-GT)についていくことができました。(17号車の)野村(勇斗)選手も速くて、なかなか抜くには至らなかったんですけど、そこでしっかり展開は作れたかなと。佐藤選手も最後まで本当にがんばってくれたし、最高のチームになってきたんじゃないかなと思います。
次のSUGOはサクセスウェイト的にかなり重い側にいくと思うんですけど、そうは言ってもSUGOは前にさえ出てしまえば重いとか関係なくいけると思っているので、SUGOもしっかりと上位を狙っていきたいと思っています。自分たちのなかでチャレンジを止めなければ、いいかたちで最終戦を迎えられると思いますし、どちらかというとここからが本当の勝負じゃないかなと思っています。
佐藤 蓮
「正直、今はまだ(優勝の)実感がない」
(セーフティカー先導のなかチェッカーとなったが)優勝のうれしさもありましたが、安心のほうが大きかったです。残り5周くらいSC(セーフティカー)が入ったんですけど、それまでも集中してプッシュしているだけでした。いつ再開するのか、ちゃんとトラブルなくチェッカーまで行けるのか、不安ばかりでした。なんとか無事に走り切ることができて、トップでチェッカーを受けられたので本当にうれしいです。
野尻(智紀)選手から交代後は、もうもうガンガン行くしかないなという思いがありました。(コース復帰時は)あわよくば(先にピット作業を終えていた)17号車(Astemo HRC PRELUDE-GT)の前で押さえ切れたら良かったなと思うんですけど、逆にこういう展開のなか、17号車を抜いて勝てたというのも、内容としてはより良いものだったかなと思いますね。
今回、予選では自分がミスをしたので非常に悔しかったですけど、決勝は本当にいいレースになったなと思います。長いあいだトップカテゴリーで勝てなかったので、本当にひと安心です。正直、今はまだ(優勝の)実感がないですけどね(笑)。

No.9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMW
冨林 勇佑
「ドライバーそしてチーム全員がミスなく力を出し切れた結果」
今日の勝因はミスがなかったことだと思います。2024年からこのチームに所属させてもらってるんですけど、それまでのチームの最高位が2位でした。そういう状況のなかでこのチームに来て、在籍するからにはチームがやっていないことを自分が何か成し遂げられたら……という思いがずっとありました。このチームで初めてレースをした時から(いつか)勝てるとは思っていたんです。いろいろな意味で“噛み合わない”部分も多かったのですが、ミスなくタイミングの良い時にしっかりとやり切れば勝てると思っていました。今回、何か特別なことをしたわけじゃありません。しっかりクルマのセットアップをしたし、タイヤも調子が良かった。ドライバー、そしてチーム全員がミスなく力を出し切れた結果の優勝だと思います。
(第1スティントを担当した)藤原(優汰)選手のペースがすごく良かったですね。予選日の朝はロングランの確認ができなかったので正直不安もかなりありましたが、序盤からすごくいいペースでリードを築いてくれました。一方、周りはペースがすごくあるのかなと思っていたんです。僕らのチームは(中日本自動車短期大学の)学生たちも作業をするのですが、みんな心臓がバクバクだったと思います。そのなかで本当に完璧なピット作業をしてくれました。
コースインしてからは、僕自身もペース良くどんどんリードを築くことができたし、安心できました。正直、これまでSUPER GTでは悔しい思いをすることの方が多く、ほかのカテゴリーではともに優勝争いするドライバーたちがSUPER GTで勝っているのを悔しい思いで見てきました。自分も負けていないことを証明するため、また“チームが用意してくれるクルマが今一番速いんだ!”ということを証明するため、プッシュすることだけを考えていましたね。
最後にセーフティカーが出ましたが、僕らとしてはタイヤが冷えると難しい部分があったので(どうなるのか)気になりましたね。幸い、後ろにバックマーカーが2台挟まっていたので大丈夫かなと思いつつ、“終わるなら終わってくれ”という気持ちもありました。とはいえ、比較的冷静にいられたかなと思います。本当はリードを活かして、ぶっちぎってチェッカーを受けたかったんですけど、次また勝って、そこで達成できればいいかなと思います。
藤原 優汰
「クルマもタイヤもパフォーマンスが変わることなく、安心して走り切れた」
レースを振り返っていくと、スタートから淡々と自分たちのペースを守っていくことができましたし、後半、冨林(勇佑)選手に代わってから、さらにマージンを広げるという、かなりすごい走りをしてくれたのでポール・トゥ・ウインで勝つことができました。
昨日の(公式練習では)ロングの感触が見えていなかったので、自分のスティントは探りつついったんですけど、後半までパフォーマンスが変わることなく、すごい安心して走り切ることができました。やっぱりすごくいいタイヤだし、すごくいいマシンだなという感じでした。
スティントを均等割りにした理由としては、やっぱりロングが見えていなかったからです。それでいくのが一番“アンパイ”かなと。タイヤは4本交換でした。ミシュランタイヤはウォーム(温まり)がすごく速いので、4本交換しても全然ロスがないので、そこはフルに活かしました。
(ピット作業も速かったですね?)僕たちのチームは中日本自動車短期大学(NAC)の学生さんも参加していて、プロのメカニックさんが半分、学生さんが半分という感じなんですね。そのNACの学生さんのなかでもインターンシップの子が今回の鈴鹿が最後になるんですけど、その子たちも含めて、メカニックの作業スピードがレースを重ねるごとに速くなっていて……もちろん、給油リストリクターも若干関係していると思うんですけど、その彼らの努力が実って、すごく速いピット作業だったんだと思います。
次のSUGOはミシュランタイヤが結構得意だと思うので、今回の流れで“いいとこ”を狙っていきたいです。
