SUPER GT 2026 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第5戦 鈴鹿:決勝日】GTAの坂東代表が熊本地震に伴う被災地支援活動を報告。被災地への支援物資等を関係各社と連携して実施

 

 8月23日(日)、AUTOBACS SUPER GT Round 5「SUZUKA GT 300km RACE」の決勝を前に行なわれたGTアソシエイション(GTA)の定例記者会見の冒頭で、「令和8年熊本地震」の被災地への支援活動について、GTAの坂東正明代表が報告を行なった。これに併せ、株式会社オートポリス 金子 隆代表取締役社長、熊本県出身の吉田広樹選手(No.52 Green Brave GR Supra GT)も登壇。

 

 

 

 冒頭、坂東代表は、GTAがプロモートし、SUPER GTシリーズを開催している株式会社オートポリス(大分県日田市、以下「オートポリス」)の近隣に位置する熊本県熊本地方で地震が発生したことから、「GTAとして被災地への緊急支援を決定した」とし、オートポリスおよびSUPER GTに参戦するエントラント他SUPER GT関係各社(詳細は下記)の協力のもとで行なった被災地での支援活動の詳細を語った。

 現地活動を前に、まず8月4日(火)から11日(火)にかけて、被災地への緊急支援として参戦エントラント他SUPER GT関係各社が保有する支援物資をオートポリスへ発送。現地入りしたあと、坂東代表は熊本駅や熊本市内を視察。オートポリスでのレース開催時に利用するエリアでの宿泊施設等が通常営業していることを確認。「オートポリスでレースをやること自体、なんら問題ない」と強調した。

 

支援物資の搬入について語る坂東代表

 

 12日(水)には、オートポリスに集まった支援物資を、現地の受け入れ体制および要請に基づき、八代郡氷川町、下益城郡美里町、宇城市松橋町へと搬送したが、これらの支援物資(詳細は下記)は、GT300クラスに参戦するNo.360 RUNUP×SOL GT-Rのチームオーナー兼ドライバーでもある田中篤選手(株式会社田和通商 代表取締役)が被災地近隣に保有する大型10トントラックへと積載され、オートポリスの社員をはじめ田中選手や吉田選手、また土屋武士GTエントラント協会副会長(No.25 HOPPY team TSUCHIYA監督兼代表)らとともに坂東代表も作業を行ない、現地に送り届けたことを報告した。

「(支援物資として)水もたくさん集まり、その重さや物量から10トントラックを用意しないといけなくなった」とのことで、佐賀県で運送会社を営む田中選手に協力を仰ぎ、当日は田中選手に加えて会社の従業員の方が早朝に佐賀を出発。オートポリスでの作業を済ませ、各地に搬送した。また、吉田選手は「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」の参戦で活動をともにする「GR Garage」の協力を得て、ハイエースによる搬送も行なったという。

 現地での支援活動について坂東代表は、「物資を運んだ場所では、役場の方々が被災された方をフォローされていたと思う。今回、(SUPER GTの)みんながまとまりこのような活動ができたが、あらためて被災された方々や亡くなった方々にお悔やみを申し上げます。我々としては、できることを、思ったことをきちっと行動に移すことだが、今回それができたのではないかと思う。お手伝いできたことをうれしく思っている」と活動を振り返った。

 

現地の状況を説明する金子社長と吉田選手

 

 なお、地震発生時、オートポリスは定休日であり、社内や施設内にほとんど人がいなかったということだが、オートポリスの金子社長が、あらためてコースへの影響はなく、「復興支援大会」としてのレース開催に向けて鋭意準備中であることを報告。今回の物資搬送にあたっては、空きのあったサーキット内のサービスガレージを活用する一方、支援を希望する3カ所の受け入れ先を決めたとした。また、地震後は熊本に限らず、九州地方への観光に影響が出ていることにも触れ、「いろいろ九州の旅館とかホテルとかキャンセルが相次ぐということで、実際に17万件ぐらいのそういったキャンセルが入っていると聞いている。熊本では地域的には甚大な被害を被っているところもあるが、それ以外のところでは被害もなく通常どおり生活ができ、営業している。ぜひ九州に行くご予定のある方は、現地の状況をご確認いただいて、九州にお越しいただければと思う。それがまた被災地での間接的な支援、ということになるんじゃないかなと考えている」と広範囲での支援を要望した。

「参戦しているチームはもちろん、このイベントに関わる企業の皆様が協力してくださって、こうして支援物資を送ってくださることが実現し、自分も熊本県の人間としてすごくうれしく思う」と感謝を口にした熊本出身の吉田選手。「GTAさんが実際に行動を起こしてくれて、一歩踏み出してくれたことが大きかった」と今回の活動を振り返る一方、「震災後、(被災者は)身体への負担というより気持ちの面での影響が意外に大きいようだ」と地元の現状を語るとともに、「10月、オートポリスでの復興支援大会では気分転換してもらうのも大事だと思う。夏の高校野球では普段あまり野球を見ない自分でも応援したい気持ちになったので、レースもそういう場になれば」と復興への思いを述べた。

 

左からオートポリス金子社長、坂東代表、吉田選手(熊本出身)

 

◎今回ご協力いただいたSUPER GT関係者および支援物資の詳細は以下のとおり。

 

【SUPER GT関係各社】(敬称略・五十音順)
 ・株式会社エー・ピー・アール(apr)
 ・株式会社m’s
 ・株式会社岡山国際サーキット(VELOREX)
 ・岡山トヨペット株式会社(K-tunes Racing)
 ・株式会社オートポリス
 ・株式会社KARZ
 ・有限会社ケーツー・アールアンドデー(K2 R&D LEON RACING)
 ・埼玉トヨペット株式会社(埼玉Green Brave)
 ・株式会社サード(TGR TEAM SARD)
 ・株式会社田和通商(RUNUP GROUP)
 ・つちやエンジニアリング合同会社(HOPPY team TSUCHIYA)
 ・株式会社東名スポーツ(TOMEI SPORTS)
 ・株式会社トヨタガズーレーシングディベロップメント
 ・東レ・カーボンマジック株式会社
 ・有限会社中嶋企画(Modulo Nakajima Racing)
 ・株式会社HELM(HELM MOTORSPORTS)
 ・ユナイテッド トヨタ熊本株式会社
 ・株式会社リアル(Astemo REAL RACING)
 ・株式会社ルーキーレーシング(TGR TEAM ENEOS ROOKIE・TEAM ENEOS ROOKIE)
 ・株式会社レーシングプロジェクトバンドウ(TGR TEAM WedsSport BANDOH)
 ・ワールド通商株式会社

【主な支援物資】
 ・水(ペットボトル)等飲料
 ・Tシャツ、ハット等衣類
 ・マスク、作業用手袋、ビニール手袋、ブルーシート
 ・除菌シート(タオルおよびウエットティッシュ等)、消毒用エタノール
 ・タオル類、ボディシート、ドライシャンプー
 ・パックご飯・レトルトカレー・カップ麺・缶詰等食品および箸、フォーク、スプーン類 その他

 

 GTAでは、前回の第4戦富士大会より、一般社団法人自動車会議所が中心となって実施する「熊本復興支援募金」を主催サーキットと協力して実施。今回の鈴鹿大会はじめ、今後開催予定のサーキットにおいても引き続き支援募金活動を実施する。集まった募金は、オートポリスを通じて熊本県へ寄付するとともに、10月17日(土)、18日(日)に開催される第7戦オートポリス大会を「熊本地震復興支援大会」と位置づけ、大会開催中もさまざまな支援活動を実施できるようにオートポリスと協議、検討を継続中。詳細は決定次第、追って報告を行なうとしている。

 

◎GTAとSUPER GT関係各社の支援物資搬入の模様

オートポリス

 

氷川町文化センター

 

美里町役場中央庁舎

 

松橋町倉庫

 

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