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□公式練習 天候:晴れ| コース:ドライ | 気温/路面温度:開始時21℃/23℃(10:25)、中盤21℃/25℃(10:55)、混走終盤23℃/28℃(11:30)、GT500専有時23℃/28℃(12:00)、終了23℃/28℃(12:10)。
第6戦SUGOの公式予選日を迎えた9月19日の朝、NISMOはNo.23 MOTUL Niterra Zの千代勝正の欠場を発表した。前夜に右足の指を骨折したためで、代役としてリザーブドライバーの佐々木大樹が高星明誠とともに23号車をドライブすることになった。

第7戦の公式予選日を迎えたオートポリスは、秋空が広がる快晴。観客用メインゲートが開門となる午前7時の時点では肌寒さを感じたものの、公式練習が始まる午前10時30分には気温が20度を超え、過ごしやすいコンディションとなった。今回もGT500、GT300両クラスの混走が60分間行われ、15分間のフルコースイエロー(FCY)テストを挟んだ後、各クラス10分間の専有走行が予定された。
開始から10分が経過したところで、GT300車両の1台が12コーナーアウト側のランオフエリアにストップしたため赤旗が提示され、走行は中断。この時点でトップタイムを記録していたのはNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)で、大湯が自身4周目に1分34秒441をマークしていた。
車両回収後、走行は午前10時57分に再開。各車はピットインとピットアウトを繰り返しながら周回を重ねたが、38号車のタイムを上回るチームは現れない。その間にNo.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)が1分34秒478で2番手、No.24 リアライズコーポレーション Z(名取鉄平/三宅淳詞)が3番手へ浮上した。
混走セッションは予定どおり11時30分に終了。直前にはNo.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が第3コーナーでコースオフするアクシデントもあったが、バリアには接触せずコースに復帰。そのまま15分間のFCYテストへ移行し、2度のFCYが提示されてドライバーの習熟と表示装置の確認が行われた。
GT500クラスの専有走行は午前11時55分にスタート。残り時間が7分30秒を切った頃から各車が続々とピットを離れ、入念にタイヤへ熱を入れていく。混走トップの38号車は小林、2番手の64号車は大草、3番手の24号車は名取がアタックを担当した。
まずはNo.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)の阪口が、アウトラップに続く2周のウォームアップを経て1分34秒168を記録しトップに浮上。この時点で残り時間は1分30秒を切っており、他のドライバーたちも区間ベストを更新しながらアタックを続けていた。
ところがNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)が第2ヘアピンでコースアウト。アタックを担当していた佐藤は、この時点でセクター2の全体ベストタイムを更新していたが、アタックはここで終了した。結局、このアクシデントによって2回目の赤旗が提示され、GT500クラスの専有走行はそのまま終了となった。
この結果、公式練習は唯一タイムアタックを完遂できたNo.19 WedsSport BANDOH GR Supraがトップタイムを記録。混走でトップだった38号車が2番手、64号車が3番手、24号車が4番手となり、2番手以下の各車は混走時のタイムを更新できないまま走行を終えた。


第7戦オートポリスの決勝は3時間レースで、GT300クラスでは第3ドライバーを登録しているチームもある。この公式練習では走行機会の少ないドライバーや初参加のドライバーも習熟を進める必要があり、各陣営にとって慌ただしいセッションとなった。
序盤にトップタイムを記録したのはNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟/黒澤治樹)の蒲生。まず1分46秒575、続いて1分45秒112と着実にタイムを縮めていく。
その直後、No.62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平木湧也/平木玲次)がコースアウト。マシントラブルが発生した模様で、自らコース外へマシンを止めた。この62号車の回収のため赤旗が提示され、走行は約10分間中断となった。
セッション再開後は、No.18 UPGARAGE AMG GT3(小林崇志/新原光太郎)の小林が1分45秒043を記録してトップに浮上。しかし65号車も1分44秒613をマークし、再び首位の座を奪い返す。その後、混走時間の折り返しとなる11時過ぎから各車のタイムアップが続いた。
まずはNo.7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清/伊東黎明)のオサリバンが1分44秒577でトップに立つと、No.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)の堤が1分44秒485でこれを上回る。さらにNo.87 OPEN HOUSE Lamborghini GT3(元嶋佑弥/松浦孝亮/川合孝汰)、No.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)らも上位へ進出してきた。
ここから約10分間は上位勢のタイム更新がなかったが、それまでピットインとピットアウトを繰り返しながらセットアップを進めていたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の山内が、11時16分に1分44秒178を記録。2号車に0.307秒差をつけ、一気にトップへ躍り出た。
その後はGT300クラス専有走行も含めてトップ10勢による大きなタイム更新はなく、公式練習トップタイムはNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTの1分44秒178となった。2番手は2号車のGR86 GT、3番手は7号車のFerrari 296 GT3 EVO、そして4番手に65号車のAMGが続く結果となった。


阪口晴南(No.19 WedsSport BANDOH GR Supra)
「誰が速いかまだわからないが、タイヤはまずまず手応えがある」
(GT500専有走行が赤旗終了で)周りがアタックしていないので何とも言えません。オートポリスは路面状況が(時間経過で)すごく変わるし、誰が速いかはまだわかりませんね。ただ、僕らはたまたまアタックのタイミングが良くて、周りより1回多くアタックできたので良かったと思います。19号車としてのタイヤの手応えもまずまずといったところだと思うので、予選、決勝ではうまく組み立てて、がんばりたいと思います。
オートポリスに向けて、前回のSUGOでの反省を踏まえ、同じような失敗をしないようにやってきたつもりです。当然、僕らは挑戦している立場なので、“置きに行く”ようなタイヤ選択はしていません。タイヤの性能を引き出して、チャレンジングな選択をして勝てるようにと考えてきているので、そのあたりはレース中のパフォーマンスを期待したいと思います。タイヤ選択ももう決まったので、あとはクルマ(の調整)ですね。Q1は僕が行くと思います。
(先週のスーパーフォーミュラでは目の負傷で欠場したが)目は思いのほか大丈夫でした。しっかり走ることもできましたし、(オートポリスには)日常の運転でなにも問題ない状態を確認した上で来ているんですが、(レーシングカーは時速)300キロ近い車で走るわけですから、そのときの目の反応がどうなるか不安はありました。一方、たくさんの人に支えてもらい、ケアしていただいて、ここまで戻すことができましたという気持ちもあります。昨日より今日、今日より明日とどんどん良くなると思うので、大事にしていきたいです。
山内英輝(No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT)
「前回からの流れを持続させて『1番』を獲りたい」
クルマのバランスは良かったんですが、ロング(ラン)の感触がちょっと好ましくない雰囲気があって、それをどういうふうにしていくべきなのか……そこをちょっと心配しています。ただ前回のSUGOで3位になりましたし、公式練習でもトップを獲れたので、それを持続させて、午後の予選もやっぱり1番を獲りたいですね。
そして、決勝でもいい流れをしっかり持続させて、ファンのみなさんの期待に応えられるように優勝して、井口(卓人)選手の地元で、みんなで喜べるようにがんばります。ポールポジションを獲れる自信は……そこを狙っていきたいと思っています。