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No.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT
山本 尚貴
「自分の経験をフルに生かしてレースができた」
決勝のレース展開としては僕らの思いどおりというか、まずセーフティカー(SC)が(23周に)入りましたが、ウィンドウがオープンになった(ピットインできる)タイミングでSCが入ったので、最初のスティントを短くして入ったクルマもいました。僕たちは、そこをカバーする(同じようにピットに入る)べきなのか、(タイミングを)引っ張るべきなのか、悩みどころではありました。
ただ、チームでも作戦を考えてくれたことと、自分のペースもそんなに悪くなさそうだったので、(走行を)1時間以上引っ張って後半の燃料の給油時間を短くしようという選択をしました。そういう意味では、比較的去年僕たちが(予選12位からの逆転で)勝ったような戦略を採ることができました。確かに燃費走行はしていたんですが、プッシュもしつつバランスをちゃんと取りながら走っていました。ペースも上げないといけないし燃費よく走ることが必要でしたが、もうそこは自分の経験をフルに生かしてレースができたと思います。
後半の牧野(任祐)選手のスティントでは、(激しい攻防戦となり)要所要所で結構際どいところがありましたけど、彼がしっかりと抑えてくれました。最後は、後続との差が少し詰まったものの、終盤まで10秒ぐらいの差をキープしながらゴールしてくれたので、素晴らしい、チームクニミツらしいレースができたと思います。
(タイトル争いのなか、もてぎ大会を迎えるが)やはり予選が大事になるので、まずは予選でしっかりと前に行けるクルマを作りたいですね。いいレースをしたいなと思います。
牧野 任祐
「作戦に対するチームの適応がすごく良かった」
1回目にSCが入ったタイミングは、僕らには全然いい方向に働かなかったんです。でも、そのあとの作戦が良かった。対応がすごくいいものだったと思います。僕たちは(ピットインのタイミングを)引っ張れるところまで引っ張って、セカンドスティント(2度目の走行)でなんとか前に追いついて、2回目のピットで逆転しようという作戦を立てていました。まぁ、(49周目に)2回目のセーフティカーが入ったからこの結果(優勝)があるんですけど、そこに至るまでの作戦に対するチームの適応がすごく良かったと思います。
2回目のピットでは、36号車(au TOM’S GR Supra)が入ったのを見て、僕らも入ったほうがいいという判断がしっかりとできたのが良かったと思います。そのあとは(後方車両との激しい攻防戦が続いたが)……覚えてないです。去年の最後のスティントは楽でしたが、今年は最後まで展開がいろいろあってずっとキツかったんで疲れました。
もてぎではシンプルに勝ちに行くだけだと思っています。ランキングポイントも(トップの36号車と3点差に)詰まったのは事実ですけど、何よりももう1回勝たないとダメだと思うんで、勝てるようにがんばります。

No.96 K-tunes RC F GT3
新田 守男
「まさか優勝するとは思わなかった」
予選では思ったよりもう少し前にいけるかなと思っていたんですけど、公式練習の時に路面温度の関係で、“今回はちょっとヤバイな”という感じがあったんです。予選はぶっつけ本番のタイヤだったのでパフォーマンスを十分に引き出せませんでした。その一方で、高木(真一)選手はいいタイムで走ってくれていたけど、もう少しいいタイムで走れたかもしれないですね。一方で決勝が長時間レースだったので、それを見据えていいかたちで準備できたと思いました。決勝に向けては、ミスしなければ表彰台の可能性はあるかもしれないと、ずっとみんなと話しながらやっていたんですけど、まさか優勝するとは思いませんでした。
ターニングポイントになったのは、僕のスティント(40周終わりでピットイン)が終わった段階ですね。タイヤの持ちが明確に分かったことです。高木選手にバトンタッチするまでいいペースで走って、最善のタイミングでピットインできるところまでなんとかタイヤをもたせることができました。それができれば、高木選手のスティントでチャンスがやってくるかもしれないという戦略がうまくハマってくれました。クルマもタイヤもパフォーマンスが良かったです。
気持ち的には大変でしたが、(2022年に)また高木選手と組んでからなかなか優勝するようなパフォーマンスのところにいけなかったから、(今回の優勝は)特別な思いがありました。今回いろいろなことがあって込み上げてくるものもあったので涙がガマンできなかったですね。今も夢じゃないかなと思うので、誰かにぶん殴ってもらいたいなと思っています(笑)。
高木 真一
「優勝を確信したのは最終ラップかな」
今年からブリヂストンタイヤになって簡単に上位争いができると思ったんですけど、マレーシア大会が延期になったり、テストがなくなったりして、いつも“ぶっつけ本番のタイヤ”というかたちだったので、そういう意味でも今日はどうなるかまったく読めなかったんですよ。ただ、クルマをうまく作り上げてくれたみんなのおかげで、完璧なクルマだったし、タイヤを守りながら速さもあるという状態ですっごく良かったです。
久しぶりの優勝はもちろん嬉しいですよ。でも、新田選手と組んでから(優勝するまで)時間がかかっちゃいましたね。2年前にここ(オートポリス)で優勝できそうだったんだけど、セーフティカーが入ってすべてパァになったりして。でも、今回の優勝はいろいろあって……だから特別な1勝です。
666号車(seven x seven PORSCHE GT3R EVO)が去年ここで優勝していて、そのポルシェが追い上げてきて、単純計算で向こうが1周1秒速ければ追いつかれる状況で、ずっとそのマージンを聞きながら走っていたので、(優勝を確信したのは)最終ラップかな。レースは最後まで何が起きるか分からないですからね。
昔、僕たちが(違うチームで)チャンピオン争いをしていた時、もてぎでRC F(GT3)がものすごく速くて、すごく後ろの方から追い上げてきて抜かれた記憶があるですよ。そういう意味では最終大会のもてぎでも(優勝を)狙えるんじゃないかなと思っています。それぐらい相性の良いサーキットなので、サクセスウェイトも下りるから厳しいかもしれないけど、しっかりがんばって優勝したいなと思っています。
