SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第7戦 オートポリス:決勝日】決勝速報:STANLEY CIVIC TYPE R-GTが大逆転で優勝!CIVIC勢が初の表彰台独占。GT300も終盤の逆転劇でseven × seven PORSCHE GT3Rがチーム初勝利!!

 

第7戦 オートポリス : 決勝速報

 2025 AUTOBACS SUPER GT第7戦『AUTOPOLIS GT 3Hours RACE』の決勝レースが、10月19日(日)に大分県のオートポリス(1周4,674m×3時間レース)で行われた。3時間の長距離戦は両クラス共に後半に上位チームが変動する激戦となった。GT500クラスでは予選12位から3時間をフルに使って追い上げたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)が、今季初優勝。GT300クラスは、今季初参戦チームのNo.666 seven × seven PORSCHE GT3R(ハリー・キング/藤波清斗/近藤翼)がチームにとっての初優勝を手にした。

<GT500>
 今季2回目の3時間レースとなる第7戦は、逆転に次ぐ逆転、コースの至る所で激しいバトルが繰り広げられ、FCY(フルコースイエロー)が2回とセーフティカーも導入されるなど、3時間を通じて目まぐるしく順位の変動する終始目の離せない展開となった。
 GT500クラスは予選1位のNo.3 Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)が序盤トップを快走するも、セーフティカーの導入後から激しい追い上げを見せた予選6位のNo.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が首位に躍り出る。しかし2回のピット作業を終えて終盤にトップに立ったのは、なんと予選12位からスタートしたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)だった。
 100号車の山本は他チームよりも長い40周目に最初のピット作業を行う。そのマシンを牧野が引き継ぎ猛追劇を開始し、59周目までに2番手に浮上。37号車が61周目に2度目のピット作業を行なったことでトップに立つと、次のピットインでも実質トップのままコースに復帰。その後も後続とのリードをさらに広げて、3時間(102周)のフィニッシュを迎えると2位のNo.64 Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)に約26秒もの差をつけて、今季初優勝を飾った。3位にもNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)が続き、今季ここまで未勝利だったHonda CIVIC TYPE R-GT勢が7戦目にして表彰台独占の快挙を成し遂げた。
 4位はNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)。Nissan Z NISMO GT500勢の最上位はNo.23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)の6位だった。No.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)は、車両トラブルでリタイアしたが、これまでの貯金によってドライバーランキングのトップキープ。1号車以下ランキング上位6チームが、最終戦もてぎ(11/1、2)でタイトルを決することになった。

<GT300>
 GT300クラスの序盤は予選1位のNo.7 CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)と同2位のNo.0 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が、中盤までトップを争った。だが、共に黄旗による追い越し禁止区間での違反があり、ペナルティを課せられる。それでも十分なリードがあった7号車はトップのまま復帰して勝利かと思われた。だが7号車はラスト10分でガス欠の恐れから緊急ピットイン。これにより予選5位で、今季が初参戦のNo.666 seven × seven PORSCHE GT3R(ハリー・キング/藤波清斗/近藤翼)がうれしい初優勝となった。2、3位は7号車と0号車となった。

※観客動員 10月19日(決勝日/雨のち曇り)16,000人/18日(予選日/晴れのち雨):10,000人。

 

 

優勝選手コメント

GT500クラス

No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT
山本尚貴
「以前大怪我もして、それから初めての優勝で、それ以上にCIVIC TYPE R-GTの最終年のラスト2戦となるレースで、自分たちの手で優勝を勝ち取りたいと思って臨みました。それだけにここで勝ててうれしいです。僕は最初の1時間以上を走ることで、後を引き継ぐ牧野選手のためにと走りましたが、今日は彼のレースでしたね。あとはチームの皆さんと、Honda勢が苦しい中でエンジン開発をがんばってくれた(HRCの)皆さんに感謝です」

牧野任祐
「ありがとうございます! 今シーズンは苦戦する中、やっと僕たちの“らしいレース”ができました。本当にうれしいです。良かったです」

GT300クラス

No.666 seven × seven PORSCHE GT3R
ハリー・キング
「アリガトウ! 結果にはとても満足しています。優勝できるとまでは思ってなく、サクセスウェイトやBoPもあったので。でもチームスタッフが素晴らしいクルマに仕上げてくれて、この結果を出せてすごくうれしいです。そして、藤波さん、近藤さんとがんばれたこともとても良かったです」

藤波清斗
「やりました!皆さんありがとうございます。前回優勝は2022年ですか。そこからいろんな事がありましたが、応援を続けてくれた皆さんに感謝です。今年から新規チームでSUPER GTに戻って来られて、チームスタッフやオーナーさん、タイヤメーカーさんと一緒に勝つためにやって来たので、恩返しができてよかったです…。特にハリー(キング)はホント速いですし、(近藤)翼選手も今回は僕が出るので第3ドライバーになってますが、前戦では3位を獲ってくれました。みんな役割を果たしてくれて(勝てて)良かったです」

近藤翼
「レースを見ていても、ふたりが速かったですね。でも、今年初めての(参戦の)チームで優勝できるなんて、凄いことだと思います。僕もこのチームに携わらせてもらい、とても良かったです」※近藤は決勝走らず。

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