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2026 AUTOBACS SUPER GT第7戦『AUTOPOLIS GT 3Hours RACE』の決勝レースが、10月18日(日)に大分県のオートポリス(1周4,674m×3時間レース)で行われた。秋の好天に恵まれたオートポリスでは3時間にわたる激戦が繰り広げられた。その中で、GT500クラスはNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が、第4戦富士に続く今季2勝目を挙げた。また100号車コンビはドライバーランキングでも2位に復帰し、最終大会もてぎで3連覇中のチャンピオンNo.36 au TOM’S GR Supraとの決着に臨むこととなった。GT300クラスでは、No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)が予選7位から巧みなレース展開で優勝し、新田は自身が持つ最多勝記録を23勝と更新した。
□天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 スタート前(13:00)25℃/33℃、序盤(13:35)26℃/34℃、中盤(14:30)27℃/35℃、終盤(15:30)25℃/33℃、ゴール(16:20)23℃/31℃。

前日の公式予選に続き、決勝レースは爽やかな秋空が広がるなか、気温25度/路面温度33度というコンディションのもと、午後1時10分に大分県警の白バイ5台、パトカー4台の先導でパレードラップが始まり、レースは午後1時16分にスタートした。
GT300クラスでは、ポールポジションのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がトップを守って1コーナーを通過。2番手にはNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)、3番手には予選Q1での走行妨害により2グリッド降格ペナルティが課されたNo.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)が浮上してきた。序盤はこの3台による接近戦が展開され、途中からは追い付いてきたGT500クラスの隊列に巻き込まれながらも、激しいバトルを繰り広げる。この中で、まずは2号車GR86が13周目に52号車GR Supraをオーバーテイクして2番手に浮上。2号車はさらに勢いに乗り、17周目の第2ヘアピンで61号車BRZをオーバーテイクしトップに立つ。一方61号車は翌周、52号車にも抜かれて3番手に後退した。
だが第7戦は3時間のレース。2回のピットストップが義務づけられており、各チームがそれぞれの作戦を駆使してくる。後方集団では序盤7、8周目にNo.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(塩津佑介/荒尾創大)やNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)が早めにピットインし、給油のみを行う作戦を採っていた。
序盤が終わろうとしていた22周目、予選13位から追い上げていたNo.31 apr LC500h GT(小高一斗/小山美姫/チャーリー・ブルツ)の小山がさよりんブリッジ先のコーナーで右フロントタイヤが外れてコースアウトするアクシデントが発生。これでセーフティカー(SC)導入となる。SCが28周目に退去するとGT300チームは続々とピットイン。34周目には序盤4番手の60号車LC500が、36周目にはトップの2号車GR86もピットへ向かう。さらに41周目には52号車GR Supraが1回目のピットインを行い、ここではタイヤ無交換作戦を採った。
レース中盤は、1回目のピットインを引っ張るNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/木村偉織)に続き、序盤にピットインしたNo.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)、5号車MC86、No.32 ENEOS X PRIME AMG GT3(石浦宏明/鈴木斗輝哉)の順となった。この背後に52号車GR Supraがつけ、さらに2号車GR86が接近し、ふたたびバトルとなる。2台は数周にわたってサイド・バイ・サイドを繰り広げるが、47周目のGT500車両を交えてのバトルで、52号車はコーナーの汚れた縁石に乗って、姿勢を乱してコースアウト。この時、ウォールに車体右側面を接触させ、車両を破損。これでこの日2回目のSCランとなった。


GT500クラスが56周に入ったところでレースはリスタート。この前後でのピット作業のタイミング、給油量でさらに順位が目まぐるしく動いていった。レース後半、トップに立ったのは、2回目のSCラン直前までピットインを遅らせ、SC解除直後に2回目のピット作業を行ったNo.360 RUNUP SOL GT-R(荒川麟/金丸ユウ/田中篤)となった。
だが、ほぼ同じ作戦で順位を上げてきたのは、予選7位からスタートしたNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)だった。まずは新田が引っ張って燃費と順位を上げて40周目のピットイン。ここでは高木に代わってタイヤ交換も行い一度トップに立つ。そして短い周回をこなして64周目に2度目のピットへ。ここはタイヤ無交換で素早くこなして、これで360号車の後ろ実質2番手につけることに成功した。この時の96号車RC Fの高木のペースは非常に良く、360号車に3周で追いついてパス。これで実質のトップに返り咲いた。
このまま後続を振り切ったNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)は、今季初優勝。チームと新田は2019年の第3戦鈴鹿以来の優勝で、新田は自身が持つクラス通算最多勝記録を23勝へと伸ばした。高木も通算22勝目(第2位)でこちらも2019年第7戦SUGO以来の優勝である。
2番手でゴールしたのはNo.666 seven x seven PORSCHE GT3R EVO(スヴェン・ミューラー/渡会太一)だったが、「義務ピットインの不足」で競技タイムに100秒加算となり11位に。これでNo.360 RUNUP × SOL GT-R(荒川麟/金丸ユウ/田中篤)が2位となった。また4番手ゴールのNo.88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/ダニール・クビアト/坂口夏月)も「SC中のピットインに伴うドライバー交代」により100秒加算で12位となり、3位にはNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟/黒澤治樹)が入った。
チャンピオンシップでは、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/木村偉織)が14位となって2ポイントを加え、ドライバーランキングの首位をキープ。また今大会で7位だったNo.7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清/伊東黎明)のオサリバンがランキング2位に上がり、65号車の蒲生/菅波組が56号車コンビと18ポイント差まで近づき、最終大会もてぎに臨むことになる。


