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ユウタ&ダイキの“ダブル藤原”に注目!
今大会、第3ドライバーに優汰&大暉のふたりの“藤原選手”が登録されています。優汰選手(No.9 ACIFIC アイドルマスター NAC AMG)は大阪府堺市出身、2006年2月15日生まれの19歳。2019年からドリフトを始め、22~23年FIA-F4に参戦、24年第2戦富士でSUPER GT/GT300デビュー。一方の大暉選手は東京都八王子市出身、1999年5月21日生まれの26歳。2018年からスーパー耐久に参戦、20~21年FIA-F4に参戦、SUPER GT/GT300に今季第2戦でデビュー。ふたりともSUPER GTのレギュラードライバーを目指す若手で、今後の成長が楽しみな選手たち。まだまだ知られていない彼らの素顔に迫りました。
No.9 PACIFIC アイドルマスター NAC AMG
藤原優汰選手
“憧れ”の舞台に立てて、めちゃくちゃ嬉しい
No.48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
藤原大暉選手
シリーズで表彰されるぐらいのドライバーになりたい
── まず、SUPER GTに参戦していることをどのように思っているかを聞かせてください。
藤原優汰(以下、優汰):率直に言えば“憧れ”の舞台に立てて、めちゃくちゃ嬉しいです。カテゴリーの中で一番速いクルマに乗りたかったので、GT3で一番速いSUPER GTはまさに“夢の舞台”という感じです。
藤原大暉(以下、大暉):自分は趣味の延長で自動車レースを始めて、特にSUPER GTを夢に見ていたというわけではないんですが、ステップアップできてSUPER GTに乗れている環境なので、支えてくださった方たちのおかげでここまで来れたと思っています。
── 優汰選手は昨年の第2戦富士、大暉選手は今年の第2戦富士でSUPER GTのGT300クラスにデビューしました。その時の感想は?
優汰:前年まで出場していたFIA-F4は全車同じタイヤだったので、(タイヤの)いいところも悪いところも全車同じだったのが、GT300はクルマもタイヤも(その組み合わせも)違うから全車特徴が違くて、さらに戦略も違うから難しいなと思っています。初めて乗った時はバックミラーに見えていたはずのGT500が「もう(横に)おんの!?」「はやっ!!」って思いました(笑)。
大暉:いろいろなレースに出て、いろいろなクルマに乗ってきましたが、自分のなかでGT3は特別なクルマだなと思っていました。48号車に最初に乗った時はとまどった部分もあったんですけど、全然別格なクルマで、乗ってみたら、やっぱり速いなと。ただ、スーパー耐久とかSROジャパンカップに出ていたので、レース感覚みたいなものは大きく変わらないです。そこは今までいろいろなレースに出ていて良かったなと思いました。
── 決勝レースではおふたりともドライブすると聞きました。決勝レースに向けての目標を聞かせてください。
優汰:オートポリスはタイヤを摩耗させるコースというイメージがあって、公式練習での印象もそんな感じだったんですが、「平均ラップを上げていく」「レースペースを一定に保つこと」が一番の“キモ”かなと思っているので、そこを意識して走りたいと思っています。
大暉:ここ(オートポリス)は富士よりテクニカルなコースになりますし、富士に比べると走行経験も少ないので、あせらず淡々と走って、ポイントを獲れるように頑張りたいと思います。
── 第3ドライバーは練習時間も少ないでしょうし、そのなかでレギュラードライバーと同等のパフォーマンスを求められるんだろうなと想像しているのですが、どのように取り組まれていますか?
優汰:チームのご厚意で(自分が乗る)時間を割いてもらっているんですけど、やっぱりレースで乗る時間は少なくなってしまいますね。でも、その分、外で冷静にレースを見ることができて、レースに出ていたら視界が狭くて見えないところまで見えているのかなと。第3ドライバーこその視線でレースを見られるので、いろいろ研究できるかなと思っています。
大暉:自分は第3ドライバーとして登録されている大会以外もチームに帯同させてもらって、ドライバーのサポートをしつつコメントを聞かせてもらったりしています。それは、いざ自分が乗るとなると走る方に専念してしまうので、ほかのドライバーさんのコメントをしっかり吸収して、自分の走らせ方で直すべきところは直すようにしたいからです。ただ聞くだけではなく、「クルマをもっとこうしたい」と意見もさせてもらえますし、井田選手や柴田選手からもいろいろとアドバイスしてもらえるので、すごく居心地もいいですし、やりやすい環境です。
── 今後の目標は?
優汰:まずはやっぱりSUPER GTのレギュラードライバーになることですね。そこを一番狙っていきたいですし、あとは表彰台、できれば優勝を目指していきたいです。
大暉:SUPER GTで優勝したいですね。ゆくゆくはシリーズで表彰されるぐらいのドライバーになりたいです。そのために僕もまずはレギュラードライバーを目指したいと思っています。
── 最後に、SUPER GTファンのみなさんへのアピールをお願いします。
優汰:グリップだけでなくドリフトも……ヨコ滑りタテ滑り、なんでもできますし、マニュアルでもオートマでも、ターボでもNAでも、旧車でも現行車でも、どうにかしてでも乗るので(笑)、シルビアでドリフトしているところも見てほしいですね。(ドリフトがSUPER GTに役立つことはある?)ドリフトは忙しいなかで繊細な操作をしなければならないんですけど、SUPER GTもGT500が来たり忙しいのでつながるところはあるのかなと思っています。タイヤの使い方も「こうやればもっとタイヤがつぶれるよな」とか「もっとタイヤに仕事をさせられるよな」というのはどっちにも通じることだと思っています。
大暉:今年はスーパー耐久やVITAに乗っているので、そちらにも注目していただいて、成長していくところを見ていただけたらと思います。今日もピットウォークに参加しますので、ウチのピットにも来ていただけると嬉しいです。