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1号車と37号車のバトル、そしてリタイア。いったい何が?
山田 淳 TOM’Sチーム総監督
「まずリタイアしたのは、2台ともエアクリーナーの詰まりが原因です。走り続けることはできたのですが、エンジンにダメージがあると最終戦に向けてまた(作業が)大変なことになるので、あえてリタイアを選ぶしかなかったということです。今回、2台(No.1 au TOM’S GR Supra、No.37 Deloitte TOM’S GR Supra)とも調子が良くて速かったので、どちらが優勝してもおかしくなかったレベルだったと思います。予選はあまり良くなかったですが、決勝は3時間の長丁場なので、挽回するチャンスは充分にありましたね。
一方、レース中の2台の接触は、本来同じチーム内ではあってはならないことです。毎回、レース前のチームミーティングでは耳にタコができるほど伝えているのですが、やはりドライバーは”スイッチ”が入るとね…(苦笑)。どちらが悪いとか悪くないとか、もうそれは横において、『ぶつかってもぶつけられてもいいことはなにもないし、ありえないことなのでやっちゃダメだ』という話はしました。ただ、この接触がリタイアの原因になったとは思っていません。
37号車はピットアウト時に1コーナーで飛び出して、相当砂利を拾ったのが一番の原因じゃないかと思います。1号車もわりとコースからはみ出すシーンもあったようですしね。とはいえ、多少なりとも2台でぶつかっているので、それによる空力の損失はお互いあったとは思います。総じて悔いの残るレースでした。
まだ1号車はランキングトップでもてぎに行けるので、タイトルも充分に狙っていけます。がんばってしっかりと最後まで走り切ってもらいたいですね。37号車もポイントを計上しているので、こちらも上位に食い込んでいい戦いをしてくれたらいいと思います」