SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【GTE もてぎテスト:2日目】GTエントラント協会の合同テスト最終日が行われる。シリーズ終盤に向け各チームが精力的に走行を重ねる。

 

 

10月7日(火)、栃木県のモビリティリゾートもてぎでGTエントラント協会(GTE)主催の合同テストの2日目の走行が行われた。この日はGT500クラスの参加は1台となり、GT300クラスは午前、午後とも22台(計23台)が走行。曇り空のもと、各チームがこの日も精力的にメニューをこなした。

・走行時間:
08:30〜09:00 GT300 09:00〜11:00 GT300/GT500 11:00〜12:00 GT500
13:00〜13:30 GT300 13:30〜15:30 GT300/GT500 15:30〜16:30 GT500

・天候/路面:午前:曇り/ドライ 午後:曇り/ドライ

・気温/路面温度:午前開始時(8:30)20℃/23℃ 午前中盤(10:00)20℃/22℃ 午前終盤(11:00)22℃/25℃ 午後開始時(13:00)24℃/30℃ 午後中盤(14:00)25℃/32℃ 午後終盤(15:00)23℃/27℃

 

■2日目もドライコンディションで両クラスの車両が精力的に周回。GT300レギュラー車両では65号車AMGがトップタイムを記録。

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 今季最終戦の舞台であるモビリティリゾートもてぎで、10月6日(月)から行われているGTE主催の合同テスト。初日に参加していたGT500クラス5台のうち4台がプログラムを終えサーキットを後にしており、この日はNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南/小高一斗)のみの参加となった。一方GT300クラスは、前日同様の23台が顔を揃えた。

 

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 また、この日は初日同様のタイムスケジュールが予定されていたが、急遽スケジュールが変更され、全体の走行時間は変わらないものの、GT300クラス、GT500クラスそれぞれの走行時間が変更され、混走の時間帯が増えることとなった。

 

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 午前8時30分から午前の走行がスタートしたが、曇天模様で気温20度、路面温度23度と前日よりもやや低いコンディション。午前のGT300クラスではテスト車両1台がコースインしなかったが、その他の22台が開始直後からピットアウト・インを繰り返しながら周回をこなしていった。なお、初日午前にエンジントラブルに見舞われたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝/奥本隼士)もしっかりと周回を重ねた。

 

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 開始から30分が過ぎ、午前9時からはGT500クラスの19号車GR Supraもコースイン。2時間混走が続き、午前11時にはGT300クラスの走行が終了。午後0時までの1時間は、19号車がピットアウト・インを繰り返しながらメニューをこなし、最終的に1分37秒719というベストタイムを残した。

 

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 GT300クラスのレギュラー車両では、初日最速だったNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)が1分47秒393でトップ※となった。1日目にミッショントラブルがあったNo.45 PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/篠原拓朗)が1分47秒460で続いた。
※GT300クラス全車ではテスト車両がトップタイム。

 

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■午後のGT300クラスは第6戦で優勝の60号車が最速。2、3番手には18号車AMG、45号車296と続く

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 前日同様にインターバルの間にはピットビューイングも行われ、この日も非常に多くのSUPER GTファンが訪れた。その間にモビリティリゾートもてぎには少しずつ晴れ間も広がりはじめ、午後1時からスタートしたセッションは気温24度、路面温度30度というコンディションで始まった。

 

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 このセッションもGT300クラスの走行からスタートした。No.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢)は午前の時点でメニューを完了ということで、午後の走行をキャンセル。午後も22台が周回を重ねることになった。

 

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 時折日射しが強くなるなか、赤旗中断もなくセッションは推移していき、30分を過ぎたところでNo.19 WedsSport ADVAN GR Supraがコースイン。コース上は23台が走行を重ねることとなった。

 

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 午後3時30分にGT300クラスはセッションを終えたが、直後No.666 seven × seven PORSCHE GT3R(藤波清斗/ハリー・キング)がストップしたことで、この日唯一の赤旗が提示される。再開後は19号車GR Supraがピットアウト・インを繰り返しながら周回を重ね、午後4時30分にすべての走行が締めくくられた。

 

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 午後のセッションを終え、GT500クラスの19号車は1分37秒241を記録。GT300クラスでは、第6戦SUGOを優勝したNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑/伊藤黎明)が吉本大樹のドライブで1分47秒578を記録してトップタイム。2番手には野村勇斗が1分47秒713を記録したNo.18 UPGARAGE AMG GT3(小林崇志/野村勇斗)が、3番手にはコッツォリーノが1分47秒872を記録した45号車296がつけた。

 

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■コメント

No.60 Syntium LMcorsa LC500 GT
吉本大樹
「この2日間は基本的にタイヤテストがメインのメニューでした。ただ今日午後にタイムを出したタイヤは、最終戦のコンディションでは条件が合わないものでしたね。とはいえテスト自体は2日間ともドライで走ることができましたし、ロングランもできたので内容は良かったと思います。今季も残り2戦になりましたが、僕たちはチャンピオン争いでは関係なくなってしまったので、来季に向けてしっかりとデータが獲れるようにチャレンジしていこうと思っています」

No.45 PONOS FERRARI 296
ケイ・コッツォリーノ
「2日間はタイヤテストがメインで、通常のタイヤに加え少しスペシャルなタイヤをダンロップさんが持ってきてくださって、第8戦もてぎに向けてのタイヤ選定、さらに我々が今まで試すことができなかったセットアップの領域をたくさん試すことができました。今年、僕たちはまだ表彰台に乗ることができていないので、まずは昨年の成績を上回るように残り2戦を戦っていきたいです。サクセスウェイトも軽くなりますからね。ダンロップさんをはじめ、サプライヤーの皆さんも全力を尽くしてくれています。あとは僕たちがうまくまとめられれば、というところですね」

No.18 UPGARAGE AMG GT3
野村勇斗
「チームにとってはメルセデスAMG GT3でもてぎを走るのが初めてでしたので、昨日からタイヤ選定やセットアップなどを取り組んでいました。僕たちはポイントランキングでは9位で、トップとは21.5ポイント差ですが、次戦ポイントを落としてしまうとタイトル争いに残れなくなってしまうので、まずは第7戦(オートポリス)で良い結果を残せるようにしたいですし、第8戦もてぎではサクセスウェイトもなくなるので、最終戦で優勝して終われるように戦っていきたいと思っています」

No.0 VENTENY Lamborghini GT3
元嶋佑弥
「今回はほぼタイヤテストがメインでした。午後はニュータイヤもユーズドタイヤも、ロングランもショートランもたくさん走ったので疲れましたね(笑)。このもてぎは過去2年間優勝を飾っていますが、ランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO2は吸気温度や気温に敏感なクルマなので、寒い時季は調子が良くなります。オートポリスともてぎでは勝負していきたいですね。今年はまだ表彰台に乗ることもできていないので、なんとか表彰台に乗って今季を終えたいですね」

 

 

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