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2026 AUTOBACS SUPER GTは岡山と富士の公式テストを終え、開幕戦岡山(4月11日、12日開催)まで、もう間もなくです。
そこで、今季の注目ドライバー、そしてルーキーや新加入のドライバーたちにお話しを聞きました。開幕が待ち遠しいSUPER GTファンの皆さんに、彼らのメッセージをお届けします。
第17回は、今季からGT300クラスにも参戦を開始したTEAM ENEOS ROOKIEで戦うことになった選手たちです。チームをけん引するのは昨年までGT500クラスのチームでエースを務めた石浦宏明選手が加入。コンビを組むのは昨年のFIA-F4選手権でチャンピオンに輝いたSUPER GTルーキーの鈴木斗輝哉選手です。このおふたりにお話を聞きました。
※公式テスト富士にて取材
鈴木「自分には足りないところを石浦さんから学んでいます。GT300で速く輝けるような、皆に応援してもらえる走りができたら良いなって思います」

石浦 宏明/鈴木 斗輝哉
No.32 ENEOS X PRIME AMG GT3(GT300クラス・移籍とルーキー)
——まずはGT300クラスに参戦することになった経緯から教えてください
石浦:昨年GT500を引退してから、(GT300に)チャンスがあれば乗りたいなとは思ってました。ROOKIE Racingには他のカテゴリーでお世話になってましたが、今までGT500クラスのみの活動だったのが、今年からGT300クラスにも参戦すると聞きました。それではと自分が今年ドライバーとして加わりました。こんないい体制でGT300に乗せてもらえるなんて、これ以上ない環境かなと思います。
鈴木:FIA-F4のチャンピオンを獲った次の週には、GT300参戦のお話をいただきました。でもTEAM ENEOS ROOKIEということは知りませんでしたし、GT500のトップドライバーだった石浦選手と一緒に組めると知り、すごく嬉しかったです。と、同時に多少のプレッシャーも感じています。トップドライバーになるために、いろんな先輩方、チームの方々から学んでいく場所になるのかなって思っています。
——チームとしてもGT300の経験は初めてで車両はメルセデスAMG GT3ですね。ここまでのテストの印象と手応えを教えてください。石浦選手がかつて乗られていたMR-Sとはずいぶん成り立ちの違うクルマだと思いますが?
石浦:MR-Sに乗ったのは(鈴木)斗輝哉がまだ0歳の頃ですからね(笑)、ずいぶん時間が経っています。今のGT300のラップタイムはあの頃のGT500のタイムと同等なので。想像してたよりもクルマとしてよくできてて、速いですし、乗ってる感覚もかなりGT500車両と近いところもあったので、そういう意味ではちょっと驚きました。
ROOKIE RacingではメルセデスAMG GT3でスーパー耐久のチャンピオンを獲っているんですよ。そのときのエンジニアが担当しているので経験値もあって、おかげでスムーズにスタートすることができ、テストでも最初から順調に走れています。今はSUPER GT用のタイヤやルールの中で、どう性能を出していくかを勉強しながらやっているところです。
鈴木:ハコ車に乗るのは初めてじゃありませんし、FIA GT3のクルマだからといって、フォーミュラと乗り方が違うとか、変化があるっていうわけではなく、結構共通点が多い良いクルマでした。トラクションコントロールやABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の性能がすごく高いし、チームの方々が良いクルマを用意してくれてたので、最初から攻めることができましたし、気持ちよく走れましたね。
その中でもタイヤのコンパウンドは種類がたくさんありますから、そこに合わせて乗り方は多少アレンジしなくちゃいけないと思ってます。まだまだ石浦さんに近づくには欠けているところがあるので、そこは時間をかけて補えていければいいのかなっていうふうには思います。
——では鈴木選手、大先輩の石浦選手の印象はどうですか?
鈴木:今の自分には足りないところ、例えばマシンを降りてからエンジニアやタイヤメーカーさんに対してのフィードバックが石浦さんは的確ですし、無線でのコメントがすごく分かりやすい点がとても参考になっています。さらにプロドライバーとしての生活習慣とか、行動とかだったりを教えてもらっていますので、非常に良い先輩とレースができていて、本当に感謝しています。
——逆に石浦選手から見て、ルーキー鈴木選手の印象は?
石浦:一緒にコンビを組むのは初めてですが、育成(TGR-DC※)では14歳の時から見てきていて、去年のFIA-F4でのチャンピオンはもちろん、走りに関してすごく光るところがありますね。変に小さくならずに、このままもっと上のカテゴリーに行けるようにしてもらいたいなと思います。走る方はもう完成されていると思いますが、運転だけじゃないところもこれからたくさん求められると思うので、そういうところで、自分が今まで経験したことをなるべく伝えていければいいかなというところです。
※TGR-DCはTOYOTA(TGR)のドライバー育成システムで、講師を石浦選手などトップ選手が行っている。
——今シーズンの抱負と、開幕戦に向けての意気込みを
石浦:今のGT300クラスはすごくレベルが高くて、強いドライバー、強いチームがたくさん集まっています。タイヤメーカーの争いもありますし、そんなに甘いものじゃないっていうのはよく分かっています。もちろん優勝を目指して頑張りますが、ハードな一年になることも覚悟しています。
その中で2人で目立つレース、熱いレースをお見せできればいいなと思います。GT500だけじゃなくて、GT300もとても人気が高いし、両クラスともおもしろいなとSUPER GTファンに思ってもらえ、楽しんでもらえることが一番いいことですから。
鈴木:SUPER GT初参戦になりますが、車種は違えどパフォーマンスが揃っているのがGT300クラスだと思っています。非常にレベルの高いドライバー、当然先輩ドライバーばかりが走っていますので、そこで自分も揉まれながらレースでたくさん吸収できればと思います。開幕の舞台となる岡山の公式テストではいい感触を持って終わることができました。GT300で速く輝けるような走り、ファンの方々が見ていて応援したくなるような走りやファンサービスができたら非常に良いなと思いますね。


次回は、No.48 TBN(NISSAN GT-R GT3)のジェームス・プル選手にお話しをお聞きします。お楽しみに。