SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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ドライバーインタビュー特集:第7回「TGRのGT500リザーブ 小高一斗選手」に訊く!

 

 

 2025 AUTOBACS SUPER GTのシーズン開幕まで、もう1ヶ月を切りました。
 先日、開幕戦(4月12、13日開催)が行われる岡山国際サーキットで、今年最初の公式テストが行われましたが、その際にGT500クラスで話題となっているドライバー、7人にお話しを聞きました。開幕が待ち遠しい皆さんに、彼らのメッセージをお届けします。

 第7回は、近年はGT300クラスで上位を走る活躍を見せ、今季はTOYOTA Gazoo RacingのGT500クラス・リザーブドライバーとして全戦に帯同することになった小高一斗選手をお送りします。

 

 


 

 

「GT500車両はGT300ともフォーミュラとも違う。今年はチームの戦力になれるように、毎戦しっかり準備していく」

 

 

小高 一斗
TOYOTA Gazoo Racing GT500リザーブドライバー

−−2025シーズンは新な役割を得て、公式テスト岡山を迎えましたがいかがでしょうか?
 結局、岡山テストは天候もあってドライブしていないです。元々テストの全部がドライ路面で、チーム(No.19 WedsSport ADVAN GR Supra)が順調にいって、それで本当に時間に余裕があれば乗る、くらいの予定でしたから。

 基本的には、今回のテストは(チームに)帯同するだけでした。今年からTGR(TOYOTA Gazoo Racing)全体でリザーブドライバーという役割ができて、実際にセパンのテストで少し乗せてもらったり、先日の富士(メーカーテスト)でも乗せてもらったりと、GT500のGR Supraにちょくちょく乗っているという感じですね。

−−TOYOTA GR Supra GT500の印象や手応えはいかがですか?
 僕はスーパーフォーミュラには乗ってるので、スピード的にはまったく問題なく、すぐ慣れることができました。でもやっぱり箱車(ツーリングカー)っていう感覚で乗ると速すぎますね。すごいダウンフォースだし、グリップもすごいですし。

 まあGT300のクルマからの延長線上とは、なんかちょっと違うなっという感じはあります。昨年乗ったLC500h(GT300クラス31号車)は車重がもう1400kg近く(※)あったので、車のシャープさや軽さ、ダウンフォースの感じはもうまったく違いました。LCはハイブリッドシステムを積んでいるので、GT300の中でも一番重い車でした。僕が(レギュラーで)デビューした時のMutaのMC86(2020年No.6 ADVICS muta MC86)が1100kgぐらいだったと思うんですけど、そのプラス200kg以上ですよ。その1400kgある車と、ダウンフォースも違い、車重やエンジンパワーも違います。もう本当に箱車ではないですね、GT500の車両は。フォーミュラカーとも違う感じです。
 ※GT300クラスのNo.31 apr LC500h GTで、ハイブリッド搭載の性能調整等により最終戦時の車両重量は1378kg。

−−それではTGRのリザーブドライバーとして、今シーズンに向けての意気込みをお願いします。
 今シーズンは、誰かが欠場した時の代わりのドライバーとして乗る機会ができたり、距離の長いレースで参戦の機会があったりするかもしれません。

 開幕戦もウェッズスポーツ(19号車)に帯同すると思います。ただし、乗る機会があるかどうかは現時点ではわかりません(※)。でも開幕戦もそれ以後いつでも、自分がレギュラードライバーに代わる、その存在になる機会があったとき、すぐチームの戦力になれるように、毎戦しっかり準備していきます。
 ※開幕戦はドライバー2名登録のため。

 

 

 


 

次回は、公式テスト富士を終えてから、GT300クラスの注目ドライバーたちのインタビューをお届けします。お楽しみに。

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