GT INSIDE REPORT
Network Edition
GTC 2000
Round1 MOTEGI GT CHAMPION RACE


No.6



4.2 sun. - Race


決勝スタート直前情報

■天候:晴れ/路面状況:ドライ/気温:17℃/路面温度:26℃ (13:50現在)
■入場者数:決勝日 4万2500人(予選日 1万3000人)

○No.11 アビリティ・マリオポルシェはエンジントラブルのため出走せず


決勝レース中のおもなできごと

No.32 cdmaOne セルモスープラ
3ラップ目にNo.8 ARTA NSXと接触、右後輪に破片が刺さってエア漏れ、緊急ピットイン。4輪交換してピットアウト。


No.36 カストロール・トムス・スープラ
12ラップ目にNo.911ダイヤモンドアドバンポルシェと接触しリタイア。
土屋武士「直前のポルシェがスピンして、すごい土煙が上がって前が全然見えなくなった。どうしようもなかったね」


No.911 ダイヤモンドアドバンポルシェ
石原将光「タイヤがタレてきて、急にお尻を振り出してしまった。土煙のなかでなにも見えなかったようで、No.36とぶつかってしまった」


No.12 カルソニックスカイライン
14ラップ目、バッテリーとカーボンが干渉してショート。ピットインしバッテリー交換するが、エンジンが始動せず再度バッテリー交換。左リアのロックナットも修理。


No.30 綜警 McLarenGTR
27ラップ目にピットインするがミッショントラブル(ギアのスプラインが舐めた)で再スタートできず、リタイア。


No.18 TAKATA童夢NSX
35ラップ目、ミッショントラブルからコース上でストップ。
永長 真・無限マネージャー「寿一のときは大丈夫だったんですが…。ギアがなくなっちゃったみたいですね」


No.100 RAYBRIG NSX
53ラップ目に入ったところでエンジンブロー。ピットロード出口付近にマシンを止め、リタイア。
服部尚貴「朝と比べてもちょっとエンジンが重たくて、ずっとおかしいと思ってた。『おかしい』って無線でしゃべっている最中にドカンときて、止まっちゃいました」


決勝レース終了後のコメント

No.16 Castrol無限NSX(決勝2位)
16 NSX
道上 龍「レース中もずっとミッションが入りづらかった。自分なりにいたわって走って、中子さんにはそれなりの状態で渡したけど、ずっと祈ってました。2位はとりあえず満足です。先週のフォーミュラ・ニッポンがダメだったし、今回はよかった」
中子 修「トラブルが出っぱなしだったので走りきれるか半信半疑だったけど、結果的に保っちゃったね。不安がなかったわけではないけど、ポジションキープと思っていたら走りきれた。メカニックも徹夜続きだったし、大事にいった結果がよくてうれしいよ」


No.64 Mobil 1 NSX(決勝3位)
64 NSX
伊藤大輔「レースできちっと生き残るのが目標でした。予選の後はどうなるかと思っていましたが、テストのときに『レースでいかに安定して走れるか』ということを考えてやっていたので、今日は予選ほどは苦労しないと思っていました。ドミニクが序盤に何台もパスしていってくれたし、クルマも問題なさそうで、案外リラックスしていましたよ。ピットインの前後で1回ユニシア・ザナヴィ(No.3)に前に出られてしまったんですが、向こうもタイヤが冷えていたみたいでまた抜き返せました。それからはセーフティーレース。抜いた後は離れていってしまったし、精神的には楽でしたね。いいクルマを仕上げてくれたチームスタッフとスポンサーに対して感謝でいっぱいです」


No.38 FK/マッシモセルモスープラ(決勝4位)
38 SUPRA
竹内浩典「ボクらのクルマは99年型ですから、そのなかでは上できじゃないですかね。4位なら次から新車になってもウェイトを積まなくていいですから、その意味で今回は4位ねらいみたいなところがあったんで、結果的にはねらいどおりとも言えます。99年型は特認車両なんで25kgウェイトを積んでいるんですが、25kgといえども微妙に効いてきます。とくにこのコースはブレーキにきびしいので、後半はちょっとつらくなってました。ボクはスタートだったんで、ブレーキをいたわってセーブしながらラップタイムを保つように走ってました」
立川祐路「ドライバー交替して出ていったらスカイラインが2台見えてきたんで、ちょっとむりして抜くことができました。その後はなかなか離れていかないんでプッシュして離したんですが、プッシュしたせいで最後はタイヤやブレーキがきびしくなってきてました。今週までの状況では、かなりきびしいレースになると思っていたので、4位というのはまあまあじゃないでしょうか。欲を言えばもちろんもうひとつ前にいきたかったですけどね。セルモは富士を得意としてまして、去年もポールを獲っていますから、次はがんばります。スカイラインもNSXも速いのできびしい戦いになるでしょうが、なんとか優勝したいです」


No.3 ユニシア・ザナヴィスカイライン(決勝5位)
3 SKYLINE
長谷見昌弘「中古だもん、ウチのクルマは。新しい00モデルは速いね。今回はスープラ勢がね…。そのへんは、場所によって変わるでしょうしね。まあポイント獲れてよかったよ。(スポンサーの)ザナヴィさんがいたんでリタイヤするわけにはいかなかった。田中がマージンを築いてくれて、ピットもよかったんだけど、オレがちょっと抜かれちゃったからね。ストレートでスリップ使われちゃうと、ちょっと抵抗できないよ。クルマはとくに問題はなかったんだけど、99のスカイラインはABSがなくなった影響が大きいよ。フロントヘビーだからブレーキングするとリアの荷重が抜けて、リアがロックしちゃうんだ。ABSでうまくそれをコントロールしてたんだけど、それがなくなったからね。新車は重量バランスが全然変わっているから、ABSなしでも問題ないんだけど」
田中哲也「表彰台に上がりたかったけど、しかたないですね」


No.2 カストロール・ニスモGT-R(決勝6位)
2 SKYLINE
ミハエル・クルム「金曜日にひどいアクシデントのあったあとで、ポイントを得ることができてよかった。メカニックが2日間に渡って夜を徹してハードワークをしてくれたおかげだ。序盤にトラフィックでスープラ勢の前に出るのに時間がかかってしまった。でもセーフティーカーが入ったのに助けられた。それに彼(井出有治選手)がほんとうにすばらしい仕事をしてくれた。ウォームアップしか走っていないのに、いいタイムで走ってパフォーマンスを示したからね」
井出有治「とりあえず右京さんの代役という重要な仕事を与えられて、それができたということが一番うれしいです。レース前に乗ったのは予選では計測1周だけで、今朝ウォームアップで計測4周くらいです。あとはクルム選手のロガーのデータを出してもらって自分のと比較してイメージしました。疲れ? いえ全然。プレッシャーですか? 去年のシルビアのときのほうがたいへんでした。あのときで鍛えられましたよ」


No.8 ARTA NSX(決勝7位)
8 NSX
土屋圭市「おもしろかったんじゃない? クルマはレース中に慣れたよ。ただ、ピット作業で2台抜かれちゃったのと、スカイラインを抜けなかったのがくやしいよね。あとばガソリンが入っているのにガス欠症状が出ちゃってもったいなかったよね。スカイラインはエンジンがデカいだけあって立ち上がりがすごく速い。スリップで並んでもブレーキングで並んでも、立ち上がりでおいてかれちゃう。でも公約どおりのいいレースをしたと思うよ。次の富士はストレートが長いからちょっときびしいかもね。でもスカイラインが重りを積めばおもしろくなるのかな。レース内容はよかったんじゃない?」


No.39 デンソーサードスープラGT(決勝10位)
39 SUPRA
影山正彦「予選17位から10位でしたけど、こんなにしんどいかとつくづく思いました。前からここは不得手なコースだからしようがないでしょう。去年よりさらにチームが一丸となって足りない部分を補って、苦しいながらも1点獲れました」


No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(決勝クラス2位)
7 RX-7
松本晴彦「序盤ちょっと前がつかえてしまって、1台でも抜きたかったんですけど押さえられる形になってしまいました。そのあいだにポルシェ2台がどんどん先にいってしまったんで、なんとか早く集団の前に出たかったんだけど、手遅れでしたね。まあ、2位はよかったんだと思います。次回がんばります」


No.19 ウェッズスポーツセリカ(決勝クラス3位)
19 CELICA
原 貴彦「ナインテンが下がってくれたおかげっていう、他力本願的な部分もありましたが、まあ、ドライバーとしてはミスはなかったし、開幕戦で3位っていうのはいい結果じゃないでしょうか。薫一も、初めてのレースなのにミスなく走りきって、よくやったと思います。このクルマに関してはボクのほうが経験があるのでボクのセットで走ったんですが、悪い部分をうまく消すことができなかったので、薫一にとっては乗りにくかったと思います。でも、このあいだのフォーミュラ・ニッポンでも5位に入っているくらい実力があって速いドライバーですからね」


No.910 ナインテンアドバンポルシェ(決勝クラス4位)
余郷 敦「ミスしたほうが負けということで…。インパクトレンチの2本のうち1本の調子がよくなかったようで、ピットストップが1分半ぐらいかかちゃったみたいです。これもレースですからね。デビューでベストラップが獲れたみたいですし、全体できっちりミスなくやれば、いい結果が出るんじゃないでしょうか」 和田 久「ペースが上がらなくて、最後にダイシンを抜いたけど、強引に入っちゃいましたね。最低、表彰台は獲りたかった。あっというまにレースが終わっちゃった感じです」


No.81 ダイシン シルビア(決勝クラス5位)
大八木信行「無事完走できて、まずまずよかった。新しい体制での新たな一歩なんで、次へ向けて一歩ずつ(前に進んで)いきたいですね」


No.31 スーパーオートバックスアペックスMR-S(決勝クラス6位)
新田守男「トラブルはなかったんだけど、テストと同じ問題点が残ったまま決勝を迎えて、決勝てもそれが出てしまった。右コーナーと左コーナーのバランスがちょっと違ってうまくタイヤを使いきれないんです。これではバトルするにもむりがある。それでもなんとかコーナーはいってるんだけど、ストレートスピードもかなり遅い。最終的な結果は満足していないけれど、シェイクダウンレースとしては完走できてよかったというべきなのかな。でも全然満足していない。もっといけるはずだったし、一時は4番手までは上がったから。もっとポジションを上げたかったな。いっぱい問題点もわかったし、あとはどれだけ解消できるかっていうことにかかってると思います」


No.10 アビリティ・マリオポルシェ(決勝クラス7位)
桧井保孝「ちょっとダサかった。最後(山岸大がNo.31に抜かれたのは)コースアウトしちゃたみたい。最初(のレース)だからしかたないでしょう。今までの最高位7位ですので、よしとしましょう」


No.36 カストロール・トムス・スープラ(11周リタイア)
土屋武士「3コーナーで、目の前でポルシェが回ったんだけど、なにも見えなかった。そもそもスピンすると思わなかったし。まぁしょうがない、あれは。それよりクルマが直らないと…。すぐテストもあるし」


No.18 TAKATA童夢NSX(39周リタイア)
脇阪寿一「オレが乗ってるときはなんともなかった。イケると思ったのに、突然やったね。でも、オレが後から乗っても同じことが起こってたと思う。16号車とはペースが違うから負荷のかかり方が違うんちゃうか。でも、テストでトラブってたことを思えば、レースでここまで保ったのは大したもん。次はイケる」






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