GT INSIDE REPORT
Network Edition
GTC 2000
Round4 JAPAN SPECIAL GT CUP


No.2



8.5 sat. - Qualify


予選2回目終了後のコメント

No.15 RGS-MIRAGE
玉本秀幸「今回はインジェクションにしてきたんで、前みたいにキャブの吹き返しから火が出ちゃうというようなトラブルはなくなりました。ミッションも、こないだは容量が足りなくてメインシャフトをねじ切っちゃったんですが、今回はヒューランドの容量の大きいのに載せ換えてきてます。今回も1回目はちょっとトラブルがあってまともに走れなかったんですが、2回目はなんとかタイムアタックというレベルにまでは来ました。スタッフがみんな、時間もないなかですごくがんばってますよ。ただ、パワーがぜんぜん出てなくて、ストレートでGT300くらいのスピードしか出ないんですよ。前回はストレートだけは速くて、280km/hくらい出てたんですけどね。それにしても今回、GT500の上位はすごい(僅差)ですね。これだけ上位がダンゴになってると、抜かれるGT300のほうもたいへんですよ。抜くほうはちょっとでもひっかかると前と離れちゃうから、当ててでも抜きにきますからね。ここのところ当てた、当てられたっていうトラブルが多いでしょ? 今回もいろいろありそうで、ちょっと心配です。こうなってくると、GT500とGT300を分けて1日2レースにするとか、なんか考えないといけないんじゃないかなあ」


No.28 イクリプスRDタイサンGT3R
柴原真介「クルマが速いんです。ボク自身は、フォーミュラとぜんぜん動きが違うんでまだむずかしいと感じてます。でも燃料を積むと速いんで、決勝はコンスタントに走りきれればいいところまでいけそうです。がんばります」
須賀宏明「柴原くんががんばってくれて、ずいぶん前のほうでスタートをきれます。楽しみですね。これまでGTではボクが足を引っ張っちゃって、4位、5位がいっぱいいっぱいだったんです。なんとか表彰台にいきたいですね。がんばります」


No.70 外車の外国屋アドバンポルシェ
石橋義三「今回は1号機(エンジン)の最終レース。鈴鹿1000kmではオーバーホールの終わった2号機に載せ換えます。今回、20馬力近くパワーアップしているし、昨日、一昨日で150周くらい走り込んでるので、集団にしっかりついていけそうです。それがトップ集団じゃないのがちょっと残念ですけどね。でも、2番手、3番手集団のなかには入って、最後まで走りきりたいです。いつも最後まで走りきっていますからね。1000kmにはパトリックと星野薫さんと三人で出ます」


No.71 シグマテック911
城内政樹「ウチが遅くなっているわけではないんですけど、まわりが速くなってますね。ダイシン(No.81)なんか、ストレートだけで50メートルくらい離されちゃいますもん。GT500なみの速さですね。まあ、ウチとしてはミスなく、ピット作業とかのロスもなく、GT500との接触なんかもしないように走りきって、『あそこ、速くないのになんであんな前におるん』というようなレースをするしかないですね」


No.25 エンドレスアドバンスープラ
木下みつひろ「暑さは気にならないし、対策もとくにやってないです。予選ではクールスーツは着ないし。(予選)1回目はパワステが効かなくて辞めちゃいました。クルマの仕様変更もとくにないです。99モデルもウチとNo.32とNo.37の3台だけになっちゃいましたね。00スープラは速いけど、データを見比べてもしょうがない。ドライバーの本音としては、同じ条件で戦いたい。やるほうも盛り上がるし観てるほうもそうでしょう。遅いからそういうんだろうって見られがちですけど、イコールにすることを考えたほうがいいという意見もあると思いますよ」


No.9 大黒屋ARCぽるしぇ
渡辺 明「サスセッティングできないまま予選を迎えたので不安はあった。フレッシュ(タイヤ)を履いてあのタイム(1分36秒851)が出たんで、とりあえずはいいのかな? 走り込みが足りないし練習する時間もなかったからね。98年の曲がらない止まらないFFマシン(No.60 TOYOTA CAVALIER)よりフィーリングはポルシェのほうがいいよね。ポルシェのGTは初めて。カップカーは乗ったけど964だったからね。こっちは993だからぜんぜんいいよ」


No.10 アビリティマリオポルシェ
桧井保孝「SUGOから変わったのは、他の500のクルマやGT3Rがやってるように、タイヤの脱落防止のピン止めをゆるみ止めのオートリリースに変えた点が大きいですね。ポルシェはセンターテンションボルトが細くてやりにくいんですが、小さくまとめました。タイヤ交換時のタイムアップがかなり期待できそうです。5秒ぐらい縮まるのでは? SUGOも予選はあんまり期待してなかったんで、なるようになるでしょう(笑)」


No.101 BOMEX・ポイントSカローラ
鈴木 守「クルマを壊したのはシフトミスです。クルマのなかがものすごく暑くて、(ボーっとなって)ヘアピンの立ち上がりで3速に入れるところを、シーケンシャルなのにHパターンのように前に入れてしまったんです。練習を積んでいればよかったんですが…。クルマもでき上がったばっかりだし、エンジンを積み換えてもまたトラブルがあるかもしれないということで、決勝はリタイヤすることにしました。できれば今年もう1戦ぐらい出たいですね(鈴鹿あたり?)。今回、ドタバタしたわりにはまあまあだったと思います」


No.360 ヒマラヤD-PROJET RSR
西澤誠剛「2回目にアタックしたら、ミッショントラブルが出てしまい最悪の結果になってしまいました。嘆願書でなんとかグリッドにつければと思います。このあとTI、鈴鹿に参戦の予定ですが、できればTIでクルマを変えたいんです。国産車も候補にはあがっています」


No.910 ナインテンウエディングアドバンポルシェ
余郷 敦「なんせ(ウェイトハンディが)重いっすね。決勝に向けては、ラップ自体はそんなに悪くないはずなんでコツコツいくしかない。暑さとかいろいろあるんで、敵じゃなくて自分(との戦い)ですよ。ダイシン(No.81)とセブン(No.7)がむちゃくちゃ速いですね。たぶん、ボクがスタートだと思います」


No.911 ダイヤモンドアドバンポルシェ
砂子智彦「(予選1回目は)昨日(No.28とヘアピンで)クラッシュして、まずは走れるかチェックをして、そのまま少しアタックしたけれど、引っかかっちゃった。クルマのほうもおかしなところはなく問題ないはず。決勝はけっこう自信あるんで、予選はこだわってないです」


No.18 TAKATA童夢NSX
金石勝智「1回タイムを出したあとにクールダウンして最後にもう1回いこうと思ったら、1コーナーで遅いクルマに引っかかって台無しになってしまった。クルマは午前中よりよかったし、ブレーキも1周目から止まっていていい感じだったから、26秒台に入るだろうと思ったのに…。レースではまず生き残るのが先決。最初はついていくような感じで後半がんばれば簡単に抜けるだろうし、ひとつでも前でゴールしたいですね」


No.88 ノマド ディアブロGT-1
高橋 毅「最後のアタックの周に帰って来いっていわれちゃいました。でも、もう1周いってても順位はそんなに変わらないから。クルマのセットアップはいい方向になってきてますよ。最後まで詰められてない部分はありますけど。まだまだこのマシンはポテンシャルがあると思うんですけど、それを引き出すための時間がないんです。最終戦には新車になると思うので、いまはそれを待ちたいですね。明日のレースはとりあえず完走目指してがんばります」


No.16 Castrol無限NSX
道上 龍「あと1ラップほしかったですね。最後の赤旗が残念です。タイヤがぜんぜん問題なかったので混走のときにもう一度アタックしたんですが、路面もよかったし1周だけクリアラップもとれてタイムは上がったんですけど、ポジションが上がらなくてちょっとダメでした。クルマはセットを変えたのでよくなりました。ブレーキのフィーリングもよくなったので、そのぶん突っ込めるようになりましたしね。それに、レースセッティングでのバランスがすごくいい。明日はセパンのときと同じようにボクが後に乗ると思いますが、タイヤの保ちもいいし、追い上げますよ」


No.12 カルソニックスカイライン
本山 哲「クルマは予選用もレース用もいいよ。星野さんもコンスタントに走ってるし。アタックのときは前後にクルマがいたけど、タイミングはよかったと思う。2回目の予選では、最初ブレーキに振動が出て、それを直していたら時間がなくなっちゃって、あせってしまった。細かく全体的にタイムもロスしていると思う。もうちょっと冷静にいけば6番手まではいけたね。明日はそれなりに走れば、表彰台は見えてる。GT-Rのなかでも調子はいいみたいだし、とにかく表彰台に乗りたい」


No.36 カストロール・トムス・スープラ
土屋武士「2回目はスリップも使ってタイヤのおいしいとこも使って、満足いくアタックができました。ベストタイムを出したときにブレーキでがんばりすぎて、そのあとはタイムが上がりませんでしたけど。(スリップを使わせてくれた)利男さん(No.37)のおかげです。1回目の予選ではバランスがちょっとズレていたのを修正できて、問題を全部解消できたので、そういう意味でもすごくよかった。4番というポジションは、ベストをつくした結果だから満足です」


No.77 クスコスバルインプレッサ
谷川達也「1回目はアタック中に300Rで右フロントタイヤがバーストしてしまったんです。コントロールに影響はなかったんですが、もう1セット使うのはもったいないのでそこでやめました。2回目はタイミングが悪すぎましたね。ボクたちのクルマはストレートが遅くて250km/hぐらいしか出ていないんですが、トップは270km/hぐらい出ていて、スリップが使えないんです。決勝でもスリップについても抜けないのでつらいでしょうね。みなさん、スリップ使わせてください(笑)。Aコーナーやヘアピンのブレーキングでがんばらないと、1コーナーではブレーキング競争できないと思います。確実にポイントをとることを目標にがんばります。欲張るといいことないので…」


No.86 BP・KRAFT・トレノ
田中 実「1回目の予選は“ハッスル”したんだけど、昨日までトラブっていたハブに合わせてセッティングしていたら、ハブが直った途端にグリップしすぎて“ビックリ仰天”。2回目は出ていこうとしたらピットロードでターボが壊れた。いまの気持ちを一言で表すと“ちかれたび〜”って感じ。でも、明日は“モーレツ”にがんばります」


No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
松本晴彦「午後のほうが路温が下がっていると思ったら、思ったほど下がっていなくて、あまりタイムアップできなかったですね。決勝セットはけっこういいんで、ほかとからまないように淡々と走っていけば結果はついてくると思います。不安な部分はありません。ミスしないようにします。ダイシン(No.81)のポールはあまり気にしていないし、勝つ自信はあります。できれば早い時期に抜きたいですね」


No.19 ウェッズスポーツセリカ
原 貴彦「2回目の予選では、スリップを使うタイミングがなくて8番手まで落ちてしまいました。ウチのクルマはストレートが遅いぶんスリップを使える相手も限られてくるし、そういう部分でタイミングがうまくとれませんでしたね、いいわけになりますけど。シルビア(No.81)に届くとは思いませんでしたが、2番手ぐらいにはいきたいという希望があったので残念です。でもレースでは、ストレートが遅いぶん2〜3番手にいてもすぐに抜かれていまのポジションまで落ちてくるだろうし、そうなるとダンゴの後ろについてコーナーの速さも生かせなくなるので、逆にこのポジションからスタートしたほうが前方集団の走りのリズムにつられず、接触のリスクもなく走れると思います。とにかくだいじなのはレースなので、うまくまとめて表彰台を目標にがんばります」


No.31 スーパーオートバックスアペックスMR-S
新田守男「午後になってよくなったね。ウィングもいろいろ試して、アライメントを含めた足回りもちょっと変えたのが成功しました。とくに高速コーナーが安定しました。くやしいのはベストラップのときに赤旗が出て計時されなかったこと。手計測では2番手にいけたんじゃないですか? でもウェイトを考えると4番手でよかったのかもしれない。予選1回目はスターターのトラブルでなかなか出られなかったけれど、よくなりました。もともと一発のポテンシャルはありましたけど、本番仕様もいまの状態でいけそうな感じになりました。ブレーキングのときの安定性がちょっと問題があるので、明日の朝試してみます。暑くなって路温が高くなったほうがいいてすね」
長谷川勇監督「この3日間でMR-Sはすごく進化しました。今回で決勝セットもみえた感じがします。明日のレースは高いレベルで周回させられると思いますし、優勝をねらいますよ。MR-Sの開発は、目標値を高いところにおいて、細かい積み重ねでそこまで何割たどりついているかという考えかたでデータを解析してきました。その結果マレーシアと今回で急激に進歩したと思います。タイヤも偏磨耗をいっさいしていないし、クルマのトータルバランスもよくなった。パーツも2.2リッターエンジンも全部アペックスオリジナルだよ。そこのところを強調したいよ。JGTCではタービンの供給率もいまやナンバーワンだし、この3年間カムやエンジンパーツの開発をずっと続けてきて、その実績が実を結んできています。今回は優勝をねらいたい。ドライバーのコメントもマレーシアまでの否定的な言葉からすごくレベルが高い次元に変わってきました」


No.20 ネッツアペックススピリットMR-S
松永雅博「走り始めはけっこういい。でも今日はパワステのトラブルが出て、ちゃんと動いている状態の挙動を解析するところまで手をつけられなかったというのがほんとうのところです。3〜4周はすごくいいんで、予選は初めてにしてはよかったですけど、ロングも満タンもまったく試していない状態。パワステが壊れると4〜5秒は遅くなっちゃうんで、まず壊れないことを祈Mりたい。そのうえで、成績よりも最後まで走りきってデータをしっかりとることが目標ですね」


No.8 ARTA NSX
鈴木亜久里「NSXはGT-Rと180°特性が違うからいままでの自分の感性で走ると遅い。これの走らせかたっていうのがだいぶわかってきたよ。最初はアキラ君(No.100 飯田章)の走りかたを圭ちゃんから聞いてそれをなぞっていたけど、もう慣れたね。新型になって、特性は(99モデルと)一緒だけど限界が高くなってる。レースになったら速いよ。いいレースができると思う」
土屋圭市「スープラは速いよ。めちゃくちゃ速い。でも決勝はわかんないよ。ガソリン積んだコンスタントラップはウチのほうが速い。BSとミシュランがどうタレが違うかが影響すると思う。アドバンは3〜40周でタレるんじゃないか。久しぶりに明日楽しみだね。ターゲットはセルモ(No.38)。セルモがくるね。スタートからターゲットを絞りこんで、ぜったいぶっちぎられないようにマークしていきたい」



No.38 FK/マッシモセルモスープラ
立川祐路「クルマがとてもよくなってきているので、ボクは自分の仕事をきちっとこなせてよかったというところです。諸先輩にもプレッシャーをかけられて緊張しましたけど(笑)、普通に走ることを心がけました。だから、このポールはクルマがよくなった結果を表しているのだと思います。決勝は竹内さんがトップで渡してくれるというのでそのへんはぜんぜん心配していません」
竹内浩典「第3戦から今回までインターバルがずいぶんあったので、トヨタ、TRD、セルモがかなりクルマを全体的にかなり改良しました。それでスープラ勢がよくなったと思います。とくにエンジンは体感的にもかなりパワーアップしていて、ストレートでNSXを抜き返せるスピードがあります。トヨタやTRDさんたちのおかげでポールが獲れたと思います。予定ではボクがスタートなのでトップで立川に渡して、今日がんばってくれた立川にラクをしてもらいたいですね。これからドライバー交代の練習をみっちりやろうと思います」


No.81 ダイシンADVANシルビア
青木孝行「今まではウェイトハンディを嫌って4番手ねらいを続けてたんですが、今回はいっていいという指令が出たんで、めいっぱいいかせてもらいました(笑)。チームがポールをねらえるクルマをつくってくれたんで、その結果が出せたと思います。決勝の目標は優勝です。クルマがひじょうにバランスよくしあがっているので、きっとねらっていけると思います」
大八木信行「1回目にシュミレーションどおりの33秒台が出たので満足していたんですけど、午後もドライで気温が下がったのでもう少しタイムを詰めてみようと、チームや青木選手が努力した結果ポールが獲れたと思います。これまでクルマはよかったんですが結果が出なかったので、後半戦に向けて流れを変える結果を出したいですね」



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