GT INSIDE REPORT
Network Edition
GTC 2000
Round4 JAPAN SPECIAL GT CUP


No.4



8.6 sun. - Race


決勝スタート直前情報(8.6 13時50分現在)

■天候:晴れ 路面状況:ドライ 気温:34℃ 路面温度:52℃
■入場者数:決勝日(6日)5万9200人(予選日 1万4700人)





リタイア(GTインサイドレポート班調べ)
No マシン 原因 周回数
21 ZEROマクラーレンGTR クラッシュ 8Laps
19 ウェッズスポーツセリカ クラッシュ 12Laps
20 ネッツアペックススピリットMR-S クラッシュ 12Laps
9 大黒屋ARCぽるしぇ ミッション 16Laps
38 FK/マッシモセルモスープラ エンジン 16Laps
71 シグマテック911 タービン 16Laps
10 アビリティマリオポルシェ クラッシュ→炎上 23Laps
32 cdma Oneセルモスープラ クラッシュによるダメージ 43Laps


決勝レース終了後のコメント

No.8 ARTA NSX(GT500優勝)
鈴木亜久里「レース全般的にきびしかったね。抜けないんだもん。ピット作業の早さは完璧だった。とにかく圭ちゃんも『ピットだけは絶対に勝とう』といってた。それに集中していたよ」
土屋圭市「左フロントがすごいアンダーだった。サード(No.39)との差が3秒をきってから、本気でいこうと気合いをいれた。涼しくなったら速くなるから、交代した直後の暑いうちにできるだけ引き離そうと思ったんだけど、サードはしつこいわ。無線で『3秒きりました』っていわれて、ミラーにでかく写ってきて、『来たよー!』って。運もツキもセーフティカーのタイミングも周回遅れの流れも、全部きた。カンペキ」


No.28 イクリプスRDタイサンGT3R(GT300優勝)
須賀宏明「ありがとうございます。昨日千葉監督にもらった“一番”というお守りをおいてきたのがよかったのかな(笑)。セーフティカーのコーションのあいだにピットインしたんですが、ほんとうにいつ入れるんだろうとハラハラしてたんですが、絶妙なタイミングで入れて、1位の位置につけてもらって…。まあ、ボクのラップタイムの不足を、チームがみごとにやってくれたおかげで、たいへんラクなかたちで優勝させてもらったと思っています」
柴原真介「GTは今年初めて参加させてもらって、しかもタイサンというトップチームでいいクルマに乗せいただいて、前回のレースからポルシェになったわけですが、2戦目で優勝なんて順調すぎますね。はじめのペースもRX7(No.7)に追いかけられたんですがなんとか抑えられて、2回目のスタートも同じチームの松田さんがいましたので(スリップを)使わせてもらって、そういう意味でもチームの優勝だと思います」




No.39 デンソーサードスープラGT(GT500 2位)
影山正彦「いや、力及ばずで…。もう少し盛り上げるレースをやりたかったんですけど、周回遅れが引っかかってきて、自分もスピンしかかったりして、周回遅れをパスするのもけっこうリスクを負っていってたから、あれがいっぱいいっぱいでした。久しぶりの表彰台で、これが今後につながっていけばいいですね。ラルフもかなり速かったし、ふたりのコンビネーションがいいんで、このまま後半もいきたいです」
ラルフ・ファーマン「セーフティカーが入ってからはリードを広げることに務めた。でも2度目にセーフティカーが入ったときにトップに出ていられれば、おそらくボクらが優勝できたでしょう。でもすごくいい結果で、チームのためにもよかった」


No.12 カルソニックスカイライン(GT500 3位)
本山 哲「クルマはまずまずだった。なんとか表彰台に上りたくって、2番手が見えていたから追いつくかと思ってがんばった。だけど、周回遅れが入るタイミングが悪くて、離れてしまった。とりあえず結果オーライ。荒れたレースのなかで生き残れてよかった。フォーミュラもGTもチーム全体で上向きになっている兆しがあるから、この調子でがんばっていきたい」
星野一義「長いレースで最初にからんだらダメだから、コマスが来ても避けたし、じっくりうしろからようすを見ていた。本山があとでいってくれるから、それまでは壊さないようにしていた。結果的には3位だったけれども、本山ががんばったからすごくいいレースだった。ピット作業はご愛敬(笑)。これでチームのムードがよくなってきた」


No.1 ロックタイト・ゼクセルGT-R(GT500 4位)
エリック・コマス「Bコーナーでアクシデントを起こしたポルシェを見たとき、これはセーフティーカーが入ると思った。それでセーフティカーがコースインしたときすぐにピットに入ったんだ。これでかなりかせげた。4位に入って、レース中のベストタイムでも4位。これで選手権ポイントで1位とわずか2ポイント差の2位に上がれたし、ウェイトハンディなし。このあとのレースは美祢、TI、鈴鹿とスカイラインが得意のコースで行われるから、ここで10ポイントを獲得したことはすごくよかった。富士ではあまり欲張ってはいけないから、いい結果だと思う」
影山正美「チームは喜んでるけど、自分は不満足。クルマはちょっとオーバーっぽかったけれど、エリックが速く走れるんだからオレの走り方(の問題)なのかも。ほんとうはもっといけるはず。スカイラインのなかでトップじゃないことがいちばんくやしい。アニキ(No.39)はよかったと思う。だからこそいっしょに表彰台に上がりたかった」


No.36 カストロール・トムス・スープラ(GT500 5位)
土屋武士「セーフティカーが入る瞬間にピットインしたけど、無線が混信していてとまどいがあった。後半、関谷さんが追い上げてくれて意味ある5位だけど、次ですね…」



No.81 ダイシンADVANシルビア(GT300 2位)
大八木信行「Bコーナーの失速は一瞬シフトが抜けた。すぐに入って、その後は大丈夫。前半は作戦どおりだったけれど、セーフティカーが入って狂ってしまった。今回はピットストップ、他車との差、全部シミュレーションどおりだった。交替したときは勝ったと思った。1周近い差ができちゃうとラップタイムではつめられないよね。TIはねらえると思う。後半戦は予選からねらっていきますよ。リストリクターとか重量とか、まだまだ変える余地があるから」
青木孝行「クルマの速さは十分あったんで、No.7だけに注意して走りました。でも、ピットタイミングがよくなくて、トップとは結果的に1周近く開いてしまいました。セーフティカーが出たとき60秒ほどの差があったのが25秒ほどに詰めたところでチェッカーになってしまいました。2位は手放しではよろこべないけど、次のTIでがんばります」


No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(GT300 3位)
松本晴彦「まあしょうがないですね。ピットのタイミングでしたね。No.28のうしろにいたんですけど、ピットのタイミングがずれちゃった。No.28はあんまり気にしてなくて、うしろばっかり気にしてましたが、思ったよりポルシェが速いんで…。ペースカーが入ったりしてリズムも乱れちゃいましたね。ほんとうは勝ちたかったんですけどね」


No.910 ナインテンウェディングアドバンポルシェ(GT300 4位)
余郷 敦「重いからしょうがないっていえばそうだけど、70kgはホントにつらい。シリーズ展開ではポイントで上にいればっていうのはあるから、4位で次は10kg下ろせるから、よしとしないとしかたないですかね」


No.77 クスコスバルインプレッサ(GT300 5位)
小林且雄「ストレートが伸びなくて、裏で詰まってた。No.7、No.81、No.910に抜かれちゃって、後半はポジションキープでいったけど、パワステにトラブルが出てハンドルは重いし、ドリンクタンクがとれちゃってなにも飲めないしでたいへんでしたよ。今日はガス式のクールスーツだったけど、タイマーのセットをこまめに変えてたらよく効いてました(笑)。ほかより1秒遅いベストタイムでこのポジションは上できでしょう。ウェイト下ろせるんだよね? 後半に向けてがんばります」



No.38 FK/マッシモセルモスープラ
竹内浩典「原因はわからないけど、再スタートして1周目にエンジンが吹けなくなってしまった。セーフティカーのあいだにGT300のクルマが挟まったんで、ちょっとわざを使わしてもらったんだけど…。残念ですが、次回がんばります。だけど、セーフティカーが(入っているのが)ちょっと長すぎるよね。あれじゃ、熱がこもってクルマが壊れちゃうよ」


No.19 ウェッズスポーツセリカ
原 貴彦「完全に自分のミスです。松永選手にはほんとうに悪いことをしました。メーターをチェックしていたんです。追いつくまでは前を見ていたんですが、ストレートで一定のスピードになったんでメーターを見ていました」


No.100 RAYBRIG NSX
飯田 章「(序盤は)No.8のペースが遅かった。同じチーム同士だからあまり無理せずに抜けるだろうと思っていたら、セーフティカーが入って…。いつでも抜ける感じだったけれどね。No.36とNo.8でスローペースのレースをしてた。予選であそこの前に並ばないと…。ピットもタイヤ交換がちょっと遅かった」


No.2 カストロール・ニスモGT-R
片山右京「大失敗しました。ブレーキのタッチのフィーリングがおかしくて、タイヤとブレーキ(のトラブル)と誤解していてペースを上げられなくて…。おまけに再スタートのときにミスしたりして、まあそれはもう一度セーフティカーが入って詰まったので結果的には帳消しになったんですけど、その前に自分のミスがひどすぎて、いい勉強しました。マイケルが追い上げてくれて、ポイントをとってくれたのでよかったです」


No.16 Castrol無限NSX
道上 龍「(ピット作業で時間がかかったのは)去年から多かったシートベルトのトラブル。肩のベルトだけバックルの爪が下がったままになってしまって、うまく入らなかったんです。もういい、そのままいくといったんだけど、インカムとかつけてるので聞こえなかったんですね。ドライバー交代が重要ということは意識してて、練習では20秒くらいでできてたんですけど、失敗してしまいました。(早めにピットインしたのは)中子さんがダートに飛び出したりして抜かれたので早めたんです。クルマは、ブレーキがつらかったですけど、ボクは無理しませんでした。レースセッティングでのバランスもあまりよくなかったんで、このあとのテストでもういっぺん見直します。なんとか1ポイントだけとれたからよかったけど、“たられば”でいうと、コースアウトもなくベルトのトラブルもなくいってたら6位以内にはいってたと思います。ほかのNSXがどんどん勝っているんで、早く勝ちたいですね。このままじゃかっこ悪いですから」


No.31 スーパーオートバックスアペックスMR-S
新田守男「トータル的なレースマネージメントができてないと思う。だからこういう結果なると思う。セッテイングも全部含めてこれがいまのウチの実力じゃないですか? 今回は新車のデータをとるという意味もあったので、それはできたんじゃないかな。」
伊藤宗治エンジニア「クールスーツはむずかしい。グリッド上で壊れたんで、手の打ちようがなかった。新田は脱水症状で口もきけない状態、真一は医務室で点滴打ってます。きっちり壊れたのならまだわかったけどね。クルマのほうは大きな問題はなかった」


No.64 Mobil 1 NSX
伊藤大輔「スピンは避けられないものだからしょうがないけど、前半のアレがなければもう少し上位でフィニッシュできたと思う。再スタートしてからは、GT300に引っかかるタイミングも悪かったし、最後はリアタイヤもきびしくて、オーバーになってた。悪いレースのなかで2ポイントだけでも獲れたのはよかったと思うけど、次からは20kg減るし、今回ほどウェイトを積んでいるNSX勢が崩れることはないと思うので、挽回できるようがんばります」


No.6 エッソウルトロンタイガースープラ
ワイン・ガードナー「(コースアウトしたのは)コーナーでバイパー(No.55)に押し出されたんだ。抜きかかって横に並んだときに。いいペースで走っていたから、あのままいけば2位か、あるいは優勝できたのに…」





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