SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

News

【第4戦 富士:Race2】優勝記者会見

 

第4戦 富士スピードウェイ:Race2優勝記者会見

GT500 Class

No.14 ENEOS X PRIME GR Supra

 

福住 仁嶺

「ガチンコレースで1号車に勝てたのは、チームの自信になったと思う」

 50分(の時間レース)ってほんとに長いと(GT300優勝者である)藤井(誠暢)さんも言ってましたが、スプリント(レース)っていう感じじゃないくらい体感としてはすごく長くて……。一番心配していた決勝スタート時の天気、そして路面温度もかなり下がってきている状態でした。チョイスしたタイヤが逆方向のものだったので、スタート直後は、柔らかいタイヤ(を装着した)人たちに抜かれるんじゃないかとすごく心配したんですが、フォーメーション(ラップ)でしっかりとタイヤが温まってくれましたし、その後のスタートも悪くなかったし、(後続車と)少しギャップを作れたことがすごく後半(の展開に)響いたかなと思います。今日(のレース)もそうでしたが、36号車(No.1 au TOM’S GR Supraの旧番号)が最後の最後に近づいてきたので、前(トップ)の2台がぶっちぎるレースになってつまらない展開だったかもしれないですが、トップを走っていて(後続車が)2秒くらいずっとうしろに付かれてしまうと、すごく精神的にキツいんです。それは、(Race2での)GT300クラスもGT500クラスも多分同じような状況だったんですが、最後まで抑えることができました。このスプリントレースというか、ガチンコレースで1号車に勝てたというのは、チームのみんなにとって自信になったかなと思います。

 (今回のスプリントレースを戦うなか)今日に関しては、スタート時間も遅かったし、路面温度も気温も下がってきている状態で、より空力が出る方向になったかなと思います。空力が出ると、後ろを走っているクルマの空力が乱れてなかなか抜けなかったりする展開になりやすいので、オーバーテイクするのが難しいのかなと思うんですが、これがもっと暑いとき__タイヤ(パフォーマンス)の落ちがもっと大きいときとか、そういう(傾向になりやすい)サーキットでスプリント(レースを)やれば、言い方は良くないかもしれませんが、ぐちゃぐちゃになって展開としては面白くなるんじゃないかなと思います。今日はちょっとGT300クラスもGT500クラスも比較的に安定していたかなっていうところであれ(変化が少ない展開)でしたが、もっと違う時期とか違うサーキットでやれば、おもしろい展開になったりするんじゃないかなと思いました。

 (第4戦の)スプリントレースではトータルで1号車のほうがポイントを獲ったので、さらに(ポイントが)離れた形ですが、今回、最後ギリギリでしたがこうやって優勝できたことがチームにとってすごく自信につながったと思います。こういう結果をひとつ残すと、後半戦に流れを持っていきやすいかなと思ってるので、また(サクセス)ウェイトが戻って、(14号車としては)ちょっと中途半端に重たい状態で苦しい展開になる可能性もあるかもしれませんが、次の鈴鹿は昨年も予選でかなり高いパフォーマンスが出ていましたし、今日のこの流れをしっかりと保ちながら、1号車ばっかりいい思いをさせないように14号車もがんばりたいなと思います。

 

 

 

GT300 Class

No.777 D’station Vantage GT3

 

藤井 誠暢

「スプリントレースはいろいろ大変でしたけど、意外と楽しみました」

 ポールポジション記者会見の時にも言いましたが、昔、JAFグランプリという年末に行なわれる特別戦があって、すごく楽しかったんですけど、(今回)シリーズ戦でこういったフォーマットのレースが初めてあって、ポイントももらえて、お客さんもたくさんいて……真夏でタイヤもキツかったですけど、優勝できて嬉しかったです。普段のSUPER GTと違って、本当に“ガチ”バトルみたいな感じで、ドライバーとしては50分間ずっとプレッシャーがかかっていました。僕はトップを走っていて後ろが気になったので、できれば最初の5分ぐらいで終わってほしかったですね(苦笑)。意外と50分が長かったです。

 GT300とGT500がいて、いつものSUPER GTのおもしろさとかオーバーテイクのチャンスが生まれるんですけど、このフォーマットだとラップタイムなりのレースになるので、50分ずっと気を抜けなくて、タイヤと相談しながら、あるものすべてを使い切って戦うレースになりました。終わってみたら優勝できてホッとしているという気持ちが一番です。

 SUPER GTはふたり(のドライバー)で戦うレースですが、ドライバーとしてはみんな、自分の好きなようにセットして戦いたいという人が多いと思うので、そういう意味でも、自分次第で勝負できるレースはあったらおもしろいかなという印象です。いろいろ大変でしたけど、意外と楽しみました。

 次の鈴鹿は2週間後ですけど、真夏の鈴鹿で路面温度が高くて、そもそもタイヤに厳しい鈴鹿で(の戦い)というところで、結構大変なレースになると思います。あとはまたサクセスウェイトが載るので結構重くなってしまいますし、GT300では50kg以上は給油リストリクターが課されるのでピット(燃料給油作業)もだいぶ“のんびり”になってしまうので、あまり楽しくないレースをやらなきゃいけないというのがあるんですけど、いま、ポイントがランキング2位で、トップとの差がだいぶ詰まったので、鈴鹿でも1点でも多くのポイントを獲りたいなと思っています。

 

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