SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【2025 SUPER GT規定改定】GT300クラスの年間ポイント合計は上位7戦分の有効ポイント制に。公式予選の使用タイヤはQ1とQ2各1セットに。

 

 

 2025 AUTOBACS SUPER GTの開幕を控え、GTアソシエイションはSUPER GTスポーティングレギュレーション(競技規則)を改定したので、その概要を紹介する。 

 なお、先の改定内容(予選方式、GT300クラスのシリーズポイント、タイヤの持ち込みセット数、GT300クラスのサクセスウェイト上限等)と合わせて(下記のリンク)、今季のSUPER GTの規則を確認して欲しい。

> 【2025 SUPER GT規定改定】予選はノックアウト方式としQ2進出台数が増加。GT300クラスのポイントは15位まで授与などを改定
> 【2025 SUPER GT規定改定】GT300のサクセスウェイト上限を変更し、50㎏超過分はサクセス給油リストリクターで対応

※競技規則抜粋の赤字は今回の変更点。
※掲載の写真は記事のイメージを表したもので、内容とは直接関係ありません。

 

GT300のシリーズポイント合計は高得点の上位7戦分に変更。GT500は従来通り全戦合計。

2025 SUPER GT Sporting Regulations
第7条 シリーズ得点
3.ドライバーおよびチームに対するシリーズ得点合計

改訂前
それぞれのタイトルにおいてドライバーおよびチームが得た得点は、本シリーズ競技会として認定されたすべての競技会における得点が合算される。

改訂後
それぞれのタイトルにおいてドライバーおよびチームが得た得点は、本シリーズ競技会として認定されたすべての競技会において、GT500クラスは全戦分、GT300クラスは高得点順に最大7戦分が合算される。

・シリーズタイトルを決めるポイントの集計方法を変更。
・GT500クラスでは、シリーズ全8戦で獲得した得点すべてを合計する。その最上位がタイトルを獲得する。これは昨シーズンから変更はない。
・GT300クラスはシリーズ各戦で獲得した得点の高得点順に最大7戦分を合計する。その最上位がタイトルを獲得する。

 

公式予選のQ1とQ2それぞれ1セットのタイヤが使用可。

2025 SUPER GT Sporting Regulations
第21条 タイヤ
3. プラクティスセッションにおいては、マーキングタイヤの使用セット数は以下のとおり制限される。
改訂前
2) 公式予選において使用できるマーキングタイヤは1 セットであり、このマーキングタイヤで決勝レースをスタートしなければならない。このため、公式予選開始前に公式予選で使用するマーキングタイヤに識別用のマーキングが行われ、公式予選開始から終了までの間はタイヤ交換が禁止される(ウェット宣言が出されている場合、識別用のマーキングが施されたタイヤとウェットタイヤの交換が許される)。
3) 決勝レースのスタート手順におけるウォームアップ走行で使用するドライタイヤについては、マーキングタイヤを自由に組み合わせて使用してよい。

改訂後
2) 公式予選Q1においては、使用できるマーキングタイヤは1 セットであり、Q2に進出できなかった車両は、このマーキングタイヤで決勝レースをスタートしなければならない。このため、Q1開始前にQ1 で使用するマーキングタイヤに識別用のマーキングが行われ、Q1開始から終了までの間はタイヤ交換が禁止される(ウェット宣言が出されている場合、識別用のマーキングが施されたタイヤとウェットタイヤの交換が許される)。
3) 公式予選Q2においては、使用できるマーキングタイヤは1 セットである。このため、Q2 中のタイヤ交換は禁止され、Q2終了後、Q2で使用したマーキングタイヤに識別用のマーキングが行われる(ウェット宣言が出されている場合、マーキングタイヤとウェットタイヤの交換が許される)。
Q2に進出した車両は、このマーキングタイヤもしくはQ1で使用したマーキングタイヤのいずれかで決勝レースをスタートしなければならない。Q2終了後、決勝レーススタートタイヤを決定するための抽選が競技会事務局により行われ、競技会審査委員会の承認をもって、公式通知にて公示される。
4)
決勝レースのスタート手順におけるウォームアップ走行で使用するドライタイヤについては、マーキングタイヤを自由に組み合わせて使用してよい。

・昨季の予選はタイム合算方式を採用しQ1とQ2を通して使用出来るタイヤを1セットに限定したが(第5戦以降は各1セットに変更)、今季はQ1とQ2で使用できるタイヤを各1セットと明確化。各セットはマーキングされ、各セッションでのみ使用が許される。これを混ぜて使用することはできない。
・決勝スタートに使用するドライ用タイヤ(4本1セット)は予選のQ1とQ2で使用したものに限定される。
・Q1のみで予選を終えた車両はQ1で使用したセットを決勝スタート用のタイヤとする。
・Q2に進出した車両は、Q1かQ2で使用したいずれかのセットで決勝スタートをする。その場合の使用セットはQ2終了後に、公正な抽選において決定する。
・なお、決勝スタート前にウェット宣言(路面が濡れていてウェットタイヤの使用が許可となる)が出された場合は、ウェットタイヤへ交換してのスタートは許される。

 

GT500クラスでシーズン中に未勝利のタイヤメーカーは持ち込みセットの追加が認められる。

2025 SUPER GT Sporting Regulations
第21条 タイヤ
改訂前
5. 公式予選日においては、マーキングタイヤ、ウェットタイヤおよび移動用タイヤ以外はピットエリアに持ち込まないこと。決勝日においては決勝レーススタートまでの間に、前年度優勝できなかったタイヤメーカーの供給先競技参加者のいずれもが当該シーズン中未勝利である場合、5セット目のドライタイヤをピットエリアに持ち込むことができる。公式予選時間帯中、マーキングされたすべてのドライタイヤは、競技車両に取り付けられた状態も含み、常にオフィシャルが確認できる状態でピット内に保持すること。

改訂後
5. 公式予選日においては、マーキングタイヤ、ウェットタイヤおよび移動用タイヤ以外はピットエリアに持ち込まないこと。決勝日においては決勝レーススタートまでの間に、タイヤメーカーの供給先競技参加者のいずれもが当該シーズン中未勝利である場合、第2戦以降GT500クラスにおいて5セット目のドライタイヤをピットエリアに持ち込むことができる。公式予選時間帯中、マーキングされたすべてのドライタイヤは、競技車両に取り付けられた状態も含み、常にオフィシャルが確認できる状態でピット内に保持すること。
※赤字は改定個所。

・各大会において持ち込めるタイヤは300kmレースの場合1台あたり4セットに制限されている。
・ただしGT500クラスにおいて当該シーズンで未勝利のタイヤメーカーにはタイヤの持ち込みセットの1セット追加(5セット)を認める。

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