2019年のAUTOBACS SUPER GTの開幕まであと1ヶ月ほど。すでにチームの体制発表やテストの模様が伝えられ、新しいシーズンへの期待も膨らんでいることでしょう。
中には「今年こそサーキットへ出掛けて、実際にSUPER GTを楽しみたい!」というGTルーキーや、「サーキットには何度か行ったけど、別のサーキットにも行ってみたい!楽しみたい!」というGTマニア候補もいらっしゃることでしょう。
そこで、間近に迫った開幕までSUPER GTの基本情報や楽しみ方を8回に渡ってご紹介します。
第1回は「サーキットってどんなところ?」と題して、2019年シーズンにレースが開催される7つのサーキットをご紹介します。
2019 AUTOBACS SUPER GT 開催スケジュール
ラウンド | 日程 | 開催サーキット | 県/国 |
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第1戦 | 4月13日・14日 | 岡山国際サーキット | 岡山県 |
第2戦 | 5月 3日・ 4日 | 富士スピードウェイ | 静岡県 |
第3戦 | 5月25日・26日 | 鈴鹿サーキット | 三重県 |
第4戦 | 6月29日・30日 | チャン・インターナショナル・サーキット | タイ |
第5戦 | 8月 3日・ 4日 | 富士スピードウェイ | 静岡県 |
第6戦 | 9月 7日・ 8日 | オートポリス | 大分県 |
第7戦 | 9月21日・22日 | スポーツランドSUGO | 宮城県 |
第8戦 | 11月 2日・ 3日 | ツインリンクもてぎ | 栃木県 |
それぞれに魅力ある7つのサーキット
今シーズンSUPER GTが開催されるサーキットは、北は宮城県から南は大分県までの国内が6カ所と、海外はタイの1カ所、合わせて7つのサーキット。静岡県の富士スピードウェイでは2回開催されます。それぞれのサーキットの特徴、お問い合わせ先をご紹介しましょう。
4/13-14 第1戦 OKAYAMA GT 300km RACE
魅力 |
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観客席とコースが近くて迫力あるシーンが見られる
岡山国際サーキットの魅力は、なんと言ってもコースと観戦エリアが非常に近いこと。GTマシンの迫力ある排気音やタイヤのスキール音までばっちり聞こえます。コースレイアウトは、いわゆる「テクニカルコース」でバトルを多く見ることができます。 全長 3,703m/コース幅:12〜15m/高低差:29m/最大直線長:700m(バックストレート) |
ロケーション |
岡山県内はもちろん近畿、西日本からも意外と近い
サーキット所在地は岡山県中央部で、山陽自動車道なら備前か和気インターチェンジから。中国自動車道なら美作インターチェンジが近く、それぞれ30分ほどです。 岡山国際サーキットでの観戦にあたって一つご注意。岡山国際サーキットの駐車場は場内・場外の複数に分散しているので、事前に場内駐車場の前売駐車券を購入することをお勧めします。競争率が高いので、もし場内駐車場の前売駐車券を入手できなかった場合は、早めの到着を心掛けましょう。 |
問い合わせ |
株式会社岡山国際サーキット
岡山県美作市滝宮1210 TEL.0868-74-3311 FAX.0868-74-2600 公式サイト http://www.okayama-international-circuit.jp/ |
5/3-4 第2戦 FUJI GT 500km RACE
8/3-4 第5戦 FUJI GT 500mile RACE
魅力 |
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迫力のロングストレート&TGRコーナー!充実した施設も魅力
約1.5kmの長い直線の後半では、GT500マシンは300km/h近い最高速で超高速バトルを見せてくれます。その最高速から激しいブレーキング&接近バトルとなるTGRコーナー(1コーナー)も大人気の観戦ポイントです。 コース後半は一転、山道のワインディングロードのようなテクニカルセクションと多彩なレイアウトです。また、施設やショップがきれい&豊富、パドックも広くて観戦環境の面でも優れています。 全長:4,563m/コース幅:15〜25m/高低差:36m/最大直線長:1475m |
ロケーション |
首都圏からも近く、富士山や周辺観光施設も充実
通常であれば都心からは東名高速道路の御殿場インターチェンジ経由で1時間30分ほどなので、首都圏はもちろん中京圏からのロケーションも抜群。中央自動車道から東富士五湖道路経由でも行くことができます。公共交通機関なら御殿場線/小田急線の御殿場駅からバスが運行される(レース開催時)。富士山や箱根も近く周囲の観光施設も充実しているので、それらも併せて楽しめます。 |
問い合わせ |
5/25-26 第3戦 SUZUKA GT 300km RACE
魅力 |
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観客もドライバーも納得の日本を代表する国際サーキット
日本初の本格国際サーキットとして1962年に誕生し、SUPER GTのみならず、F1世界選手権日本グランプリや鈴鹿10時間耐久レース、2輪の世界耐久選手権である“鈴鹿8耐”の舞台として知られています。 世界的にも珍しい8の字型のレイアウトは高速から低速まで多彩なコーナーがあり、多くのトップドライバーから「攻めがいがある」と評判です。観戦の面でも大型スタンドが複数あり、施設も充実しており満足度の高いサーキットです。 全長:5,807m/コース幅:10〜14m/高低差:52m/最大直線長:1200m(西ストレート) |
ロケーション |
市街地にあり、街ぐるみの盛り上がりが楽しい
サーキットは鈴鹿市街地の近郊にあり、電車&バスでの来訪がとても容易です。クルマなら東名阪道の鈴鹿か亀山インターチェンジから30分ほど。SUPER GTや大きなレース開催時は街を挙げての盛り上がりがあり、周辺に宿泊しての観戦も楽しい。また、鈴鹿サーキットには遊園地が併設されているので、レース観戦だけでない楽しみ方もあります。 |
問い合わせ |
鈴鹿サーキット(株式会社モビリティランド)
三重県鈴鹿市稲生町7992 TEL.059-378-1111(代) FAX.059-378-9181 公式サイト http://www.suzukacircuit.jp/ |
6/29-30 第4戦 Chang SUPER GT RACE
魅力 |
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メインスタンドからはコース全体が見渡せるテクニカルなコース
タイに2014年に完成した新しいサーキットです。フラットな土地に、複数のストレートと多彩なコーナーが巧みに配置されたテクニカルなコースです。 全長が約4.5kmもあるコースにもかかわらず、メインスタンドからほぼコース全体が見渡せるのが、魅力です。近年は2輪のロードレース世界選手権も開催され、タイを代表するサーキットとして世界的にも知られています。 全長:4,554m/コース幅:12〜18.5m/高低差:9.6m/最大直線長:950m |
ロケーション |
サッカースタジアムに併設された国際レーシングコース
タイ東部のブリーラム県にあり、首都のバンコクからはクルマで6~7時間。ブリーラム市街地からは15分ほどなので食事やショッピングには事欠きません。 サーキットに隣接して地元の人気サッカーチームの本拠地スタジアムがあり、ショッピングアーケードやフードコートも併設されレースや試合の開催時はとても賑やかになります。 |
問い合わせ |
Buriram United International Circuit
444 Moo15, I-Sarn, Muang, Buriram 31000, Thailand TEL.044 666 448 公式サイト http://www.bric.co.th/ |
9/7-8 第6戦 AUTOPOLIS GT 300km RACE
魅力 |
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迫力ある中高速コーナーが魅力のパワーと度胸のサーキット
九州の名峰である阿蘇山麓にあるサーキットです。山あいを切り開いた立地だけに、かなりアップダウンがあり、駆け上るパワーと駆け下りる度胸が必要です。しかもドライバーが"チャレンジング"と語る迫力ある中高速コーナーが多く、ハイスピードのレース展開を多く見ることができます。 また、観戦エリアとコースの距離が近く、マシンの迫力ある走りが楽しめます。メインストレートのアウト側(左側)にピットがある珍しいレイアウトのコースでもあります。 全長:4,674m/コース幅:12〜15m/高低差:52m/最大直線長:902m |
ロケーション |
大分県と熊本県の県境で阿蘇山周辺の観光も楽しめる
九州自動車道の菊水インターチェンジから70分、大分自動車道の日田インターチェンジからは60分ほどです。熊本市街からは1時間半、熊本空港からは1時間ほどです。 また、サーキットの周囲には阿蘇山を望む展望台や牧場がいくつもあり、著名な温泉地も多くあります。 |
問い合わせ |
9/21-22 第7戦 SUGO GT 300km RACE
魅力 |
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中高速コーナーが魅力でドラマチックなレースが多い
比較的シンプルなコースレイアウトですが、中高速のコーナーが多く、山間部のコースゆえにアップダウンも激しく、マシンにもドライバーにも厳しいコースです。それだけに接戦、混戦、そしてワンミスが響いての波乱とドラマチックなレース展開が繰り広げられることが多いサーキットです。 コースの周回路は緑のきれいな木々に覆われており、コースを巡るとハイキング気分も味わえます。 全長:3,704m/コース幅:10〜12.5m/高低差 69.83m/最大直線長:704.5m |
ロケーション |
仙台市街からも1時間程度、山間の緑豊かなコース
東北自動車道の村田インターから15分ほど。仙台市からも1時間程ほどでアクセスが良いサーキットです。 近隣には温泉で知られる町もあり、今年の開催時期の初秋なら、紅葉も楽しめるかもしれません。 |
問い合わせ |
11/2-3 第8戦 MOTEGI GT 250km RACE
魅力 |
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いろいろな観戦スタイルで楽しみたくなるサーキット
ロードコースとオーバル(楕円)コースをもつことから“ツインリンク(2つの輪)”という名を持ちます。加速力が問われる短めのストレートを中低速コーナーでつなぐレイアウトです。非常にテクニカルで、マシンにもドライバーにもシビアなコースです。 スタンドの指定席やVIPラウンジ以外にも、観戦しながらバーベキューが楽しめるグループ専用エリアなど、多彩な観戦スタイルが用意されているサーキットです。 全長:4,801.379m/コース幅:12〜15m/高低差:30.4m/最大直線長:762m |
ロケーション |
首都圏からも日帰り圏内。レース以外にも楽しめる施設がある
水戸や宇都宮から1時間少々。首都圏や東北からなら常磐自動車道の水戸、那珂インターチェンジから約40分、東北自動車道なら宇都宮インターチェンジからのアクセスが便利です。 サーキット内にはHondaの自動車博物館『Honda Collection Hall』や自然環境を活かしたキャンプ場やアトラクションなどもあり、レース観戦以外でも楽しめます。 |
問い合わせ |
ツインリンクもてぎ(株式会社モビリティランド)
栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1 TEL.0285-64-0001 FAX.0285-64-0009 公式サイト http://www.twinring.jp/ |
お近くのサーキットはもちろん、旅行もかねて見どころ満載のサーキットへ遠征するのも楽しいですよ。ぜひ、リアルな迫力と魅力を満喫するために各地のサーキットへSUPER GT観戦に行きましょう!
次回のSUPER GT 観戦ガイド 2019は、
第2回「SUPER GT観戦ノウハウ チケット購入と観戦の手引き」です。
お楽しみに!
第2回 SUPER GT観戦ノウハウ
第3回 レースの基本ルール
第4回 SUPER GTマシンの基本
第5回 チームとドライバー
第6回 ファンサービス&社会貢献
第7回 25年間の歴史
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |