東京オートサロン2020(千葉県・幕張メッセ)の初日、1月10日に日本初のレーシングカーのみがラインナップされるオークション“SUPER GT AUCTION-TAS”が株式会社BHオークションとGTアソシエイション(GTA)とのコラボレーションの下で行われ、10台のヒストリック・レーシングカーが次々と高額で競り落とされていった。
東京オートサロンでは、一昨年からBHオークションがコレクタブルカーなどのオークションを開催している。今年は、GTAとオフィシャルパートナーシップを結び、このレーシングカーのみのオークションを“SUPER GT AUCTION-TAS”と銘打って開催した。
オークションに先立ちBHオークションの武井真司CEOや各パートナー企業があいさつ。
引き続きSUPER GTのプロモーションムービーの後に、GTAの坂東正明代表が登壇。「株式会社BHオークション様と私たちGTアソシエイションは昨年5月にオフィシャルパートナーシップを締結し、11月の「SUPER GT×DTM 特別交流戦」では、今回のオークション出展車両の展示、ならびにプレビューランを実施いたしました。今年はSUPER GTのシリーズパートナーに加わっていただき、両社で協力したオークションの開催を計画しております。今後はSUPER GTに関わりのある車両が出品されることを期待しております。
海外ではクラッシックレーシングカーのイベントが行われていますが、残念ながら日本ではまだまだ発展途上です。私たちはオークションでレーシングマシンを購入された方がSUPER GT開催サーキットを走行するイベント“SUPER GTクラシックレース”も視野に入れ、このコラボレーションを通じて様々なイベントの開催も可能になると考えております」と、この“SUPER GT AUCTION-TAS”開催の経緯とコラボレーションの発展などを説明した。
そして、有名俳優であり、BHオークションの取締役会長を務める堺正章さんが軽快な口調で会場を笑わせながら開会を宣言して、オークションがスタート。
まずはチャリティーオークションとして、SUPER GTにも参戦するトムスが所有するラルトのF3カーが登場。堺さんに壇上に招かれたトムスの舘信秀会長は、落札金額は全額が寄付と宣言。0円からスタートして見る間に高額の競り合いに。最後は舘会長の落札合図のハンマーで落札が決まった。
その後オークションの本番へ。スーパーカーマニア垂涎のWRCで活躍したランチア・ストラトス ストラダーレやニッサン・スカイライン2000 GT-R(KPGC10)、グループCカーのLM07トヨタなどが続々と競り落とされていく。
10台の中には、2016年のSUPER GTにも参戦したポルシェ991 GT3 Rや、2014年のSUPER GT第6戦鈴鹿1000kmでGT300クラス優勝を飾ったBMW Z4 GT3(No.60 TWS LM corsa BMW Z4)が当時の優勝ドライバーである吉本大樹選手の運転で登場。「お金があれば僕が買いたいくらいに優勝の想い出がつまった優勝車です」と吉本選手。当時のカラーではないが、現在でもサーキット走行が可能ということで、高い落札価格となった。
SUPER GTにも参戦したポルシェ911 GT3R
2014年第6戦鈴鹿1000km優勝のBMW Z4と吉本大樹選手
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |