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2017.07.06
【SUPER GT基礎講座・第1回】サーキットに行こう! ~7つの開催サーキットを紹介~

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SUPER GT基礎講座 第1回

サーキットに行こう! ~7つの開催サーキットを紹介~

2017年も熱戦が続くAUTOBACS SUPER GTシリーズ。夏休みも間近ということで、「サーキットに観戦に行こう!」と観戦計画を練っている方もいらっしゃると思います。そこで“SUPER GT夏の3連戦 (※)”に向けて、SUPER GTの基礎中の基礎を改めてご紹介します。

第1回のテーマは「SUPER GTが開催されるサーキット」です。

※“夏の3連戦”は7月から8月に行われる、SUGO大会、富士大会、鈴鹿大会のこと。

 

◇ ◇ ◇

チャンピオンシップが行われる理由

 SUPER GTは1年間に渡るシリーズ戦で争われ、参戦しているチームはシリーズチャンピオンを目指します。SUPER GTの場合、シリーズチャンピオンにはドライバーが競うドライバーズチャンピオンと、チームが競うチームチャンピオンの2つが、GT500とGT300それぞれのクラスに懸けられています。

 

 

 その昔、自動車がまだ珍しかった時代から、クルマ自慢の人たちが集まってレースが個々に行われていました。ただ一発勝負のレースでは、その時のコースの状態や運不運もあって、“本当の最速”は分かりにくいものです。
 そこで、本当に速いクルマ、ドライバーを決めるため、いろんな条件のコースを、一定の期間で、複数回レースを行い、その総合順位で争うという仕組みが作り上げられました。これが「選手権」「チャンピオンシップ」と呼ばれる方法です。
 SUPER GTのシリーズも、このチャンピオンシップで行われています。

 

 

SUPER GTは年間8レース、7つのサーキットで開催

 SUPER GTの2017年シーズンは、4月の第1戦から11月の第8戦まで、全8戦のシリーズ戦が国内外の7つのサーキットで行われます。

 日本各地、そしてタイにあるそれぞれのサーキットは、いずれも個性豊かで、見どころの多いコースレイアウトをもっています。
 これらのサーキットの特徴から選んで、またはお休みの取れる時期に行われるレースで、最寄りの行きやすい場所で、いろいろな条件を考えて、観戦するレースを決めてみるのはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

2017 AUTOBACS SUPER GT開催スケジュール

開催日 ラウンド 大会名 サーキット 所在地
4/8,9 第1戦 OKAYAMA GT 300km RACE 岡山国際サーキット 岡山県
5/3,4 第2戦 FUJI GT 500km RACE 富士スピードウェイ 静岡県
5/20,21 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km オートポリス 大分県
7/22,23 第4戦 SUGO GT 300km RACE スポーツランドSUGO 宮城県
8/5,6 第5戦 FUJI GT 300km RACE 富士スピードウェイ 静岡県
8/26,27 第6戦 46th International SUZUKA 1000km 鈴鹿サーキット 三重県
10/7,8 第7戦 BURIRAM SUPER GT RACE チャン・インターナショナル・サーキット タイ・ブリーラム
11/11,12 第8戦 MOTEGI GT GRAND FINAL ツインリンクもてぎ 栃木県

 

 

 

 

 

7つのサーキットを紹介

SUPER GTが開催される7つのサーキットの特徴を簡単にご紹介しましょう。

 

岡山国際サーキット(第1戦)

全長は3,703mと短めで、比較的フラットなコースです。ドライバーの技量が問われる中低速のコーナーが多く、いわゆる「テクニカルコース」でバトルが多く見られます。また、観戦エリアとコースが近く、レースの迫力を楽しめるサーキットです。

 

 

〒701-2612 岡山県美作市滝宮1210

→ 岡山国際サーキット公式ウェブサイト(http://www.okayama-international-circuit.jp/)

 

富士スピードウェイ(第2戦/第5戦=8月5-6日に開催)

約1.5kmの長い直線をもち、中高速のコーナーが多いため、高速コースとして世界的に知られるサーキットです(4,563m)。長い直線に加え、コース前半は迫力ある中高速コーナー、後半はテクニカルなコーナーの連続と多彩な観戦を楽しめます。2005年のリニューアルで、施設が整備されて観戦環境がとても良く、首都圏からもクルマで1時間少々と出掛けやすいサーキットです。

 

 

〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694

→ 富士スピードウェイ公式ウェブサイト(http://www.fsw.tv/)

 

オートポリス(第3戦)

熊本県と大分県にまたがった阿蘇山麓にある自然に恵まれたサーキットです(4,674m)。アップダウンを活かしたコースレイアウトで、中高速コーナーが多く、参戦ドライバーからもチャレンジングと評判が高いコースです。

 

 

〒877-0312 大分県日田市上津江町上野田1112-8

→ オートポリス公式ウェブサイト(http://www.autopolis.jp/)

 

スポーツランドSUGO(第4戦 7月22-23日に開催)

東北自動車道の村田インターから15分ほど、仙台市からも1時間程度とアクセスが良く、緑に囲まれたサーキットです(3,704m)。コース図ではシンプルに見えますが、アップダウンがきつく、マシンにもドライバーにもハードなコースで、波乱のレース展開が多く「ドラマチックSUGO」の異名があります。

 

 

〒989-1301 宮城県柴田郡村田町菅生6-1

→ スポーツランドSUGO公式ウェブサイト(http://www.sportsland-sugo.co.jp/)

 

鈴鹿サーキット(第6戦 8月26-27日に開催)

1966年に日本初の本格国際サーキットとして開業し、F1日本グランプリの開催コースとして世界的に知られるサーキットです。鈴鹿市の郊外に位置し、公共交通機関でも、クルマでもアクセスは良好です。5,807mと長いコースは特徴的な8の字型で、多彩なコーナーがレイアウトされ、走る側にも見る側にも評判の良いコースです。

 

 

〒510-0295 三重県鈴鹿市稲生町7992

→ 鈴鹿サーキット公式ウェブサイト(http://www.suzukacircuit.jp/)

 

チャン・インターナショナル・サーキット(第7戦 10月7-8日に開催)

2014年にタイ東部のブリーラム県に誕生した国際サーキットです(4,554m)。地元の強豪サッカーチームの本拠地スタジアムも隣接しています。非常に平坦な場所にあり、グランドスタンドの上部からはコースがほぼ一望できる、中低速のテクニカルコースです。

 

 

444 Moo15, I-Sarn, Muang, Buriram 31000, Thailand

→ CHANG INTERNATIONAL CIRCUIT BURIRUM公式ウェブサイト(http://www.bric.co.th/)

 

ツインリンクもてぎ(11月11-12日に第8戦開催)

栃木県東部に、楕円形のオーバルコースと、テクニカルなロードコースの2つをもつことから“ツインリンク(2つの輪)”と名付けられた世界的にも珍しいサーキットです(4,801m)。短い直線と中低速コーナーを組み合わせた加速と減速の繰り返しが多く、ドライバーにもマシンにもシビアなコースです。

 

 

〒321-3597 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1

→ ツインリンクもてぎ公式ウェブサイト(http://www.twinring.jp/)

 

いかがでしょうか? 第4戦からの“夏の3連戦”はお休みの取りやすい夏休みシーズンの開催。
お近くのサーキットに、まだ行った事のないあのサーキットに、ぜひSUPER GT観戦に行ってみませんか!?

第2回 レースを観戦しよう! ~チケット購入とサーキットの歩き方~

第3回 SUPER GTマシンの基本を知ろう! ~2つのクラスと多彩な車種~

第4回 チームとドライバー ~ハイレベルなクルマのプロたち~

第5回 公正で安全なレースをするために ~SUPER GT独自の取り組み~ 

第6回 レース以外にもあるサーキットのお楽しみ ~SUPER GTの進化するファンサービス~

第7回 SUPER GT その24年間の歴史 ~時代に即したレースを提供~

第8回 マシン以外にも注目! 〜サプライヤーたちの戦い〜

第9回 SUPER GTの基本的な競技ルール 〜スポーティングレギュレーション〜

第10回 SUPER GT 最長のレース“鈴鹿1000km”を楽しむ

 

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